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次に,大きく変わった合戦の野戦シーンだ。前作「信長の野望・嵐世記」(以下,嵐世記)でRTSのエッセンスを取り入れ,大きく様変わりしたのも記憶に新しいが,蒼天録ではまたまた大きく様変わりした。
出陣した軍勢同士が接触すると野戦となる。今回の合戦もリアルタイムで進行することには変わりないが,嵐世記のように広いマップをユニットが縦横に走り回るというエイジ
オブ エンパイアのようなものから,三つの部隊が前後に進退するだけというシンプルなタイプに変更された。基本的に前線に投入できる部隊は敵味方ともに三つまでとなっており,双方合わせて六つの部隊がマップ上を進退する。そのほかに予備軍として最大7部隊を用意することができ,戦局の変化によって随時入れ替えが可能となっている。
「なんだ,そんな合戦面白いのかよ?」と思う人も多いだろう。事実,筆者もそう考えていた一人だ。ところが,部隊に設定された士気の増減(士気が0になるといくら兵数が残っていても敗走してしまう),各武将が持っている特技の使い方(一喝,鼓舞などお馴染みのもの),兵種による得手・不得手(騎馬は足軽に強いが槍に弱いなどジャンケンのような相性),予備軍との入れ替え時期の見定めなど,やってみるとこれが意外と奥が深いようだ。合戦中はリアルタイムで進行しているので,これらのことを瞬時に判断して的確な指揮をしていく必要があり,とてもじゃないがボーッと見ていることなどできない。武将の質が高く,的確な指揮さえできれば,こちらに数倍する敵にさえ勝つ「寡兵よく敵を制する」ことも可能だ。
マップ自体も狭くなったので,嵐世記のときのように,いつの間にかはぐれて一人でぽつんとしている武将がいるなどということもなく,非常に濃密な合戦を楽しむことができるようになった。
合戦に関しては,シンプルになってはいるものの,より濃縮された戦闘を楽しむことができるようになったといえるのではないだろうか。
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以上,蒼天録をプレイして気が付いたところを簡単にまとめてみた。短時間のプレイではあったが,「やはり信長の野望は面白い」というのが感想だ。
なお,「Screenshots」コーナーの「ここ」には,撮り下ろし最新Screenshots多数も掲載したので,合わせてチェックしていただきたい。
*画面は全て開発中のものです*
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