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対戦大会「SAKURA」や新作発表など,内容盛りだくさんの「アルテイル・リアルフェスタ」をレポート
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今回のリアルフェスタは,対戦大会「SAKURA」のほか,アルテイル初の公式ガイドブック「Alteil 〜神々の世界『ラヴァート』年代記 オフィシャルガイド」,トレーディングカードゲーム(以下,TCG)「アルテイル タクティクス・カードバトル」,そしてゲームポータルサイト「アルテイルネット」の新コンテンツ「ラヴァート・ヒーローズ」の発表が行われるなど,充実した内容のイベントとなり,大いに盛り上がりを見せていた。
それでは,今回のリアルフェスタを,順を追ってレポートしていこう。
■アルテイルの公式ガイドブックや
■トレーディングカードゲームの詳細が明らかに
イベントの冒頭,ウェットスーツ姿の立源寺氏をはじめとする,本作のGMや,「混沌の美女『アンナローゼ』」に扮した佐伯深雪さんが登場して参加者に挨拶。続いて,デックスの代表取締役社長を務める黒川文雄氏が「DJ OZMA」の曲に乗って登場し,会場を沸かせていた。
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次に,ゴマブックスから発売予定となっている,初めての公式ガイドブック「Alteil 〜神々の世界『ラヴァート』年代記 オフィシャルガイド」の詳細が説明された。
それによると,本書は「画集のような攻略本」を目指して制作されており,アルテイルのカードに描かれているキャラクターの相関図や,カードイラストを担当している寺田克也氏,米田仁士氏,玲衣氏,河崎淳氏へのインタビューなどが,メインのコンテンツになるという。
とはいえ,「20連勝できる! 超強力 バトル攻略情報」というコーナーも用意されており,GMの弓士氏やラザード・バウセス氏が,ファイルの構築術や戦術の解説を行っている。
ラヴァートの世界に関する理解を深めたい人や,ゲームの腕を磨きたい人にとって要注目のガイドブックとなりそうだ。なお,このガイドブックは,4月下旬に発売される予定となっている。
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続いて,アルテイルをベースとするトレーディングカードゲーム,「アルテイル タクティクス・カードバトル」の制作発表が行われた。このTCGの概要についてはすでに4Gamerでもお伝えしているが,今回の発表では,4月下旬に先行発売する「α版」に続き,製品版を6月に発売することが明らかにされた。
α版は,オフラインカード10種(うち1種はシークレット)と,アルテイルで使えるオンラインカード1種という構成になっており,一つのパック(630円/税込)には,オフラインカード5枚とオンラインカード1枚,そしてミニゲームシート1枚が含まれている。
それに対し製品版は,オフラインカード63種と,オンラインカード10種という構成で,一つのパック(525円/税込)につき,オフラインカード12枚と,オンラインカード1枚がセットになっている。また,12パックのセットも6300円(税込)で販売される予定だ。
発表会で上映されたスライドの一部を下に掲載するので,このTCGの特徴や,販売形態などの詳細を確認しておこう。
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■対戦大会「SAKURA」では,
■前回と同じく白熱した戦いが展開
SAKURAとは,2007年の最強イクサーを決する「グランドチャンピオンシップ」本選の出場権を懸けて競い合う,「ラヴァートクラシック」の春の大会だ。
その準決勝では,レーティングランキング1位の「240kazuα壱」選手と,プレイヤーによる人気投票で選ばれた「crux71」選手の試合,またレーティングランキング3位の「hitan」選手と,規定期間内で1位を獲得したギルドメンバーの一人「フジカ」選手の試合が行われた。
前者では,オンラインでの参加となった240kazuα壱選手が,後者ではフジカ選手が勝利を収め,それぞれ決勝に進出した。
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入場時に配布されたリアルカードくじを用いての抽選会では,オリジナルWebMoneyカードのほか,GMが提供したさまざまなグッズ(や私物?)などが参加者にプレゼントされた。その中でも,GMのラザード・バウセス氏が提供した,「まだ誰も見たことがないイラスト」は,参加者の関心を集めていたようだ。
GMバトルは,抽選で二人の参加者が選ばれ,それぞれ佐伯さんと,好きなGMとの対戦を行うというもの。対戦の結果,どちらも参加者が勝利を収め,好きなGMカード1枚を獲得した。
次に行われたアルテイル カルトクイズでは,○×クイズのほか,カードイラストの拡大画像を見て,どのカードかを当てるという問題が出題された。進行役を務めた立源寺氏でさえすぐには分からないという問題に正解する人もおり,参加者だけでなくスタッフからも,驚きの声が上がっていた。
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一時は,フジカ選手にとってやや厳しい状況となったものの,ラヴァート・カップ本選と同様,参加者の声援を受けたフジカ選手が流れを引き寄せ,形勢を一気に逆転。フジカ選手が勝利を収めると,会場は割れんばかりの歓声に包まれた。
優勝したフジカ選手は,「会場にいる皆さんの応援が届き,幸運が重なった結果です」と,声援を送った参加者にお礼を述べていた。
■幅広い層のプレイヤーが楽しめる
■「ラヴァート・ヒーローズ」
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その後に行われた質疑応答では,「このゲームは初心者向けと紹介されていたが,ベテランのイクサーが楽しめるものではないのですか?」との質問が寄せられた。
それに対しラザード・バウセス氏は,本作はあくまでもアルテイルとは異なるゲームであり,単にアルテイルを簡略化したものではないことを強調。アルテイルの初心者から上級者まで,幅広い層のプレイヤーが楽しめるものにしたいと答えていた。
ちなみに,本作は元々「アルテイル・ビギニング」という仮称で呼ばれていたが,イベント開催直前に正式名称がラヴァート・ヒーローズに決定したという。
ゲーム事業部 事業部長 兼 プロデューサーの宮本貴志氏に話を聞いたところ,名称に「ビギニング」が含まれていると,質疑応答での質問のように,アルテイルのベテランイクサーにとって物足りない内容だという誤解を受けかねないため,名称を変えることにしたとのことだ。
質疑応答ではこのほかに,15ターンで必ず決着がつく(引き分けはなし)ことや,従来のカードをラヴァート・ヒーローズで使えるようにすること(一部はサービス開始当初から使用可能),本作オリジナルのカードを用意する可能性があることなどが明らかにされた。
まだそれ以上の具体的な情報を公開できる段階ではないとのことで,ゲーム内容の全貌は依然として明らかでないものの,今回の発表でその方向性は見えてきた。アルテイルのファンは,続報を楽しみにしていよう。
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■リアルフェスタの今後の展開に期待
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またデックスでは現在,募金用カード「能登へ幸福を呼ぶ珍獣」の販売を行っており,その売り上げ金を3月25日に発生した能登半島沖地震の被災者に義援金として送る活動を行っている(関連記事)。黒川氏は閉会の挨拶の中で,3月31日の時点で20万円以上の募金が集まったことを明らかにした。
今回のイベントでは,対戦大会や公式ガイドブックなどの発表以外にも,オリジナルグッズの販売,アルテイル神経衰弱「ミラージュマスター」のタイムアタック大会など,さまざまな催しが行われた。
また,アルテイル タクティクス・カードバトルの体験ブースも用意されており,販売を担当するイマ・エンターテイメントの担当者に話を聞きつつ遊べるようになっていた。
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デックスの宮本氏によると,今回のリアルフェスタには,前回を上回る120名が参加したという。SAKURAでは,多くの参加者が一体感を覚えたことだろうし,普段は会う機会のないGM達や,ほかのプレイヤー達と同じ時間を共有できた,意義深いイベントだったといえるだろう。
宮本氏に,リアルフェスタ自体の今後の展開を聞いてみたところ,現時点では何も決まっていないが,東京以外の場所でも行ってみたいとの希望は持っているとのこと。実現するには難しい面もあるかもしれないが,今回のようなイベントが東京以外でも行われれば,各地のイクサーにとって喜ばしいことだろう。(Text by 山 / Photo by 市原達也)
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- 関連タイトル:
アルテイル 〜神々の世界『ラヴァート』年代記
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ミラージュマスター
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ラヴァートヒーローズ
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アルテイルネット
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