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「モンスターハンターワイルズ」に対応した「GeForce 572.60 Driver」登場
モンスターハンターワイルズに関しては,DLSS 2の超解像およびDLSS 3のフレーム生成に対応しており,レイトレーシングベースの反射を使用しているとNVIDIAはまとめているだけだ。注目のタイトルではあるが,とくに性能向上は明記していないので,NVIDIAとしては,あまりアピールするポイントがないように見える。
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NVIDIAによると,GeForce 572.60 DriverとGeForce RTX 5090のマルチフレーム生成により,4K解像度では540fps以上,eスポーツタイトルで多用される1920×1080ドットなら,実に930fps以上という,もはや意味があるのかよく分からないレベルの超高フレームレートが得られるそうだ。
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そのほかは,G-SYNC Compatible Displaysに29製品が追加された程度で,あまり規模の大きなアップデートとは言えないようだ。ただ,GeForce RTX 50シリーズの一部ユーザーが,NVIDIA公式フォーラムなどに報告していた「ブラックスクリーン問題」に対応したことは,注目に値する。ブラックスクリーン問題のすべてが,GeForce 572.60 Driverで解決しているかは不明だが,同問題に悩まされているGeForce RTX 50シリーズユーザーは,試してみるとよさそうだ。
GeForce Driverを入手したい人は,以下に示したリンクか,NVIDIA App(あるいはGeForce Experience)のアップデート機能を利用してほしい。
→Windows 11,64bit版Windows 10用GeForce 572.60 Driver(844.82 MB)
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/241223/
→ノートPC向けのWindows 11,64bit版Windows 10用GeForce 572.60 Driver(844.82 MB)
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/241255/
●GeForce 572.60 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 50シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜100シリーズ
●GeForce 572.60 Driverが統合するソフト
- HD Audio Driver:1.4.3.2
- PhysX System Software:9.23.1019
- CUDA:12.8
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.967.0
●GeForce 572.60 Driverの新要素
- モンスターハンターワイルズに対応
- NARAKA: BLADEPOINTのアップデートに対応
- G-SYNC Compatible Displaysに29機種を追加。G-SYNC Compatible Displaysの詳細は,公式Webサイトを参照のこと
●GeForce 572.60 Driverで解決した問題
- Release 570世代で,Adobe製3D写真測量ソフト「Substance 3D Sampler」が,起動時にクラッシュすることのあった問題
- Adobe製テクスチャ用3Dペイントソフト「Substance 3D Painter」で,GPUレイトレーシングを使用したベイク処理を行うと,テクスチャが壊れることのあった問題
- Blackwell世代のGPUにおいて,3Dレンダラ「V-Ray 6」の「CUDA Vpath Test」の結果が,本来より低いことのあった問題
- GeForce RTX 50シリーズでブラックスクリーンが生じるさまざまな問題
- DSC(Display Stream Compression)を有効にしたDisplayPort 1.4経由で,超高リフレッシュレートのディスプレイをGPUに接続すると発生していたオーディオに関する問題
- ピクセル化された2Dパターン(※ドット絵的な絵)をアプリケーションが表示すると,わずかに乱れることのあった問題
●GeForce 572.60 Driverにおける既知の不具合
- 通知エリアにあるGPUアクティビティアイコンの状態が,PCを再起動するまで変わらないことがある
- ゲームプレイ中にバグチェック「IRQL NOT LESS OR EQUAL 0xa」が発生することがある。これは,割り込み処理中に無効なアドレスにアクセスしたことを示すWindowsカーネルのバグチェックで,カーネルモードドライバのバグにより生じる
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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