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PC&PS5用のeスポーツ向けワイヤレスゲームパッド「Razer Raiju V3 Pro」発売
PlayStation公式ライセンスを取得した製品で,直販サイトでは予約受付を開始しており,税込直販価格は3万2980円である。
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Raijuシリーズは,PlayStation向けゲームパッドのシリーズであったが,2018年に登場した「Razer Raiju Ultimate」「Razer Raiju TE」以来,長らく製品が登場しておらず,「Razer Wolverine」シリーズのゲームパッドが,PCとXbox,およびPlayStation向けとなっていた(関連記事)。
その意味では,実に7年ぶりの復活というわけだ。
Raiju V3 Proは,Razer独自の低遅延ワイヤレス技術「Razer HyperSpeed Wireless」(以下,HyperSpeed)と,USBによるワイヤード接続にも対応するゲームパッドである。
ハードウェア面では,既存の「Razer Wolverine V3 Pro 8K PC」と非常に近い製品だ。
たとえば,左右対称レイアウトのアナログスティックには,トンネル磁気抵抗効果(Tunnel Magneto Resistance effect,TMR)式のセンサーを採用しており高い精度とドリフト現象を起こしにくい耐久性を備えている点は,Wolverine V3 Pro 8K PCと同じである。
大きな違いはポーリングレート(USBレポートレート)で,HyperSpeed接続時は最大250Hz,PCとのUSB接続時には最大2000Hzだ。8000Hzほどではないが,ゲームパッドとしてはかなり高速な通信が可能である。
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また,[△/○/×/□]ボタンには,約300万回の打鍵に耐えるという「Razer Mecha-Tactile PBT Action Button」を採用しており,タクタイルボタンの感触を残しながら,最小0.65msという低遅延を実現しているそうだ。
これも基本的には,Wolverine V3 Pro 8K PCの[A/B/X/Y]ボタンに使われているスイッチと同じものと思われる。
バンパー部分には2つ,背面には4つの追加ボタンを備えており,とくに背面側のボタンは,ゲーマー向けマウスのボタン並みに低遅延で,着脱も可能な点が特徴であるという。
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追加ボタンへの機能割り当てや,D-Padの8方向入力と4方向入力の切り替え,アナログスティックのデッドゾーン設定,さらに[L2/R2]トリガーボタンのアクチュエーションポイントなどは,Razerの統合設定ソフトウェア「Razer Synapse 4」でカスタマイズできる。
機能的には全部入りと言えるだけあって,ゲームパッドとしてはかなり高価ではあるが,ゲームパッド派のeスポーツゲーマーなら,選択肢のひとつとなりそうだ。
RazerのRaiju V3 Pro製品情報ページ
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