スターゲートMMORPG，「Stargate Worlds」の開発は順調

　映画「スターゲート」をベースとする，SFテレビドラマ「Stargate SG-1」。その世界を冒険する，SF MMORPG「Stargate Worlds」の開発が順調に進んでいるようだ。

　ゲームの開発元であるCheyenne MountainのJoe Ybarra氏によれば，開発はプリプロダクションの段階から一段進んだ“Full Production”のステージに入り，テレビドラマのプロデューサーを務めたBrad Wright氏やRobert Cooper氏と協力しての制作が行われているという。
　ゲームの世界設定はテレビドラマのシーズン3〜9が使われており，スピンオフである「Stargate Atlantis」は（ちょっと気の早い話だが），拡張パックという形で追加されることになりそうだ。舞台となるのは，惑星全土をまるまるカバーするほど広大な土地で，プレイヤーはそこを探索し，冒険する。どこかにあるという新たなスターゲートを見つければ，また別の世界へと旅立てるのだ。

　種族は大きくLightとDarkに分かれ，Lightには「Human」「Jaffa」に加え「Asgard」が，Darkには「Human」「Jaffa」と「Goa'uld」がそれぞれ用意されている。
　職業は種族によって違いがあるようで，Humanの場合はSoldier，Commando，Scientist，Archeologistとなり，Asgardは科学，Jaffaは近接戦闘に特化した職業が選択できる。
　冒険や戦闘は4人からなるチームで行われ，種族や職業がそれぞれバランスよく機能するように配慮されている。
　また，生産の要素も含まれており，Scientistを選択することでスペースラボを使用してのアイテム作成が可能となるが，生産にあたっては，ちょっとしたミニゲームが加わることとなりそうだ。
　もちろんPvPもフィーチャーされており，そのためキャラクターは比較的早くレベルキャップに到達できるようになっている。とはいえ，Cheyenne Mountainは「PvPを楽しむようなハードコアなファンはプレイヤーの一割ほどであろう」と見ており，冒険やクエストをメインにする，残りの九割のプレイヤーのための配慮は十分にするとしている。

　Stargate Worldのサービス開始は2008年内が予定されており，2007年末頃にはβテストが計画されているという。ゲームの公式サイトは「こちら」にオープンしており，そこでスクリーンショットやコンセプトアートなどを見ることができる。（朝倉哲也）