左だけでなく右ハンドル操作にも対応。Saitek製ステアリングコントローラ「R660GT」が3月31日発売

　Saitekの販売代理店であるMSYは，プレイヤーから向かって左右どちらにもシフトレバーを配置できるステアリングコントローラ，「R660GT Force Feedback Wheel」（以下，R660GT）を，2009年3月31日に1万3480円（税込）で発売すると発表した。

R660GT Force Feedback Wheel。ステアリングホイール部には，2本のシフトレバー，二つのパドルシフトと，4個のボタンを備える。フットペダルは2系統

　R660GTは，フォースフィードバック対応のステアリング部と，フットペダルからなる2ピース構成のステアリングコントローラだ。一般に，2ピース構成を採用するステアリングコントローラの場合，シフトレバーは本体向かって右に固定された“左ハンドル仕様”がほとんど。その点で，「gearstick」と呼ばれるシフトレバーの差し替えにより，“右ハンドル車”を実現できるというのは，日本と同じ左側通行の英国に拠点を置く，Saitekならではの仕様ともいえそうだ。
　なお，ステアリングの背面にはパドルシフトも用意されているので，シフトレバーを使わずにギアチェンジすることもできる。

　気になる固定方法だが，ステアリング部はテーブルにクランプで挟んで固定する，定番の仕様。フットペダル部は床に置いて使うことになるため，床の材質によっては，滑り止めの工夫が別途必要だろう。

　接続インタフェースはUSBで，対応OSはWindows XPおよび32/64bit版Windows Vista。ただし，Electronic ArtsのNeed for Speedシリーズには対応していないとのこと。この「対応していない」というのが，まったく動作しないことを意味しているのか，フォースフィードバックが効かないなど，機能的な制限が生じるのか，詳細は発表時点で明らかになっていないが，MSYによると，対応ゲームの情報は随時Saitekの日本語Webサイトで更新されるとのことなので，気になる人はマメにチェックしておくのがよさそうだ。

●R660GT Force Feedback Wheelの主なスペック

• 基本仕様：USB接続ワイヤードタイプ
• フォースフィードバック：対応
• 接続インタフェース：USB 2.0
• 対応OS：Windows XP，32/64bit版Windows Vista
• 価格：1万3480円（税込）
• 発売予定時期：2009年3月31日

《ステアリング部》

• 搭載ボタン・スイッチ：ステアリングホイール（＋4ボタン），シフトレバー，パドルシフト
• 固定方法：クランプ式
• 本体サイズ：未公開
• 重量：未公開
• ケーブル長：未公開

《ペダル部》

• 搭載ボタン・スイッチ：アクセルペダル，ブレーキペダル
• 固定方法：なし（床上に置く）
• 本体サイズ：未公開
• 重量：未公開
• ケーブル長：未公開