初のクローズドβテストを好評のうちに終了した「ドラゴンボールオンライン」，安定したサービスで“ドラゴンボール世代”の支持を獲得

　9月23日に掲載したレポート記事でも紹介したように，国内外から高い関心を集めた「ドラゴンボールオンライン」のクローズドβテストが，好評のうちに終了した。

「ドラゴンボールオンライン」CBTプレイレポート

　9月18日から20日までの3日間にわたり，韓国にて第一次プレミアムテストという名称で行なわれたこのテストは，運営を手がけるCJインターネットの調査発表によると，90％以上の参加者から好評を得たという。

　その大きな理由の一つが，初のクローズドβテストにもかかわらず，ただの一度もサーバダウンが起こらず，非常に安定したサービスが行われたことだろう。また，ゲーム内のタイムマシンクエストを通して，赤ん坊の孫悟空を救出したり，牛魔王の娘に出会えるなど，原作中のストーリーを体験できるのは感動的という意見も多い。原作者である鳥山明氏の画風を巧みに表現し，原作の雰囲気を再現したカートゥーンレンダリングも，違和感なくゲームに没頭できる要素として一役買っているようだ。
　テストに参加したプレイヤーの感想は，「原作コミックとMMORPGの融合が巧みで，久しぶりに斬新なオンラインゲームに出会った気がする」「幼い頃の記憶を思い出せたので，非常に楽しかった」など。大部分が，原作をうまく生かした点を評価していた。

“ドラゴンボール世代”から支持を獲得

　今回のテストに見られる本作の大きな特徴は，これまでの新作タイトルのテストとは違い，さまざまな年齢層から参加者を得られたことだろう。その内訳は30代以上が約35％，また女性の参加者も約20％を占めており，いわゆる“ドラゴンボール世代”の原作ファンから熱狂的な支持を集めたようだ。このため老若男女の誰でもが，簡単に楽しめるMMORPGになるのではないかと，プレイヤーからも期待が寄せられている。

　同作では今後も公式サイトを通して，未公開コンテンツなどの情報を発表していくとのこと。またプレイヤー同士が原作への想いや，お気に入りのエピソードなどを語り合える場として公式の掲示板が用意される。
　次期テストのスケジュールについては，現在のところ明らかになっていないが，同社はテスターからの意見などを反映したうえで，次期テストへ向けた開発を継続するとしており，今後も目が離せないタイトルとなりそうだ。

クローズドβテストの様子