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  • 発売日:2024/12/12
  • 価格:600円(税込)
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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第817回「結局,生きてる人は一生懸命生きるしかない」
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印刷2024/12/19 11:00

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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第817回「結局,生きてる人は一生懸命生きるしかない」

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 やばいっス! そろそろマジでやばいっス! もちろん「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(HD-2D版)」PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch)の話っス! あと2週間でクリアできる気がしなくなってきたんですよ。
 簡単に経緯を説明すると,今年の頭に「2024年は10タイトルのゲイムをクリアする」って決めていて,今は9本でリーチかかってて,それで年内に「ドラクエIII」をクリアしたいなって話なんですけども。もう種マラ(○○のたねのいい結果が出るまでセーブ&ロードし続ける)はあきらめました。キリがなさすぎる。

 なので,ちょっとだけ先に進めて,今は下の世界なんだけれども。スライムの島を発見してしまったよね。はぐれメタル,いっぱい出てくるから狩っちゃうよね。結果,ストーリーが進まなくなっちゃったよね。はぐメタトラップ。
 レベルがガンガン上がるもんだから,ついつい主人公以外を転職させて,レベルがそこそこ上がるまで続けようとして,それがエンドレスになっちゃうよね。

 今週こそはストーリーを進める! 進めるぞ! ってなわけで,今週は「スノーマン・ストーリー」について。いや,違うんだ! 決して「ドラクエIII」を諦めたわけでは!
 私,Odencatの作品が大好きなんですよ! 「メグとばけもの」PC / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / Xbox One / Mac)を作った会社。その新作……ではないのだけれど,2020年にiOSAndroid向けにリリースされた作品がNintendo Switchでも発売されたんです。
 Odencatの作品の何がいいって,プレイ時間が短いってところ。数時間でクリアできる作品が多いんですね。それでいてストーリーは胸を締め付けられるようなものが多い。本当におススメできる作品を数多く出しているんです。

画像集 No.007のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第817回「結局,生きてる人は一生懸命生きるしかない」

 絵本のような世界観のゲイムが多いのに,ハッキリ言うと「死」について避けずに描く。これがOdencat作品の魅力です。「人の死を描いて感動させるのは三流」って映画界の偉い人が言ってました。言わんとすることは分かります。
 死は,誰にとっても避けては通れないから共感できる題材です。それを使うのは簡単だろ? って話なんだと思います。それ自体は正しい。ひょっとしたら,ちょっと前の私だったら同じことを思っていたかもしれない。

 ただ,今の私の考えは違います。私は今,ハクという柴犬を飼っているんですが,この子を迎え入れてから考え方が変わりました。今の私は,この子が死ぬのが怖いんです。でも順当に考えると,私よりも早くハクは死んでしまいます。
 ただ,ハクが死ぬ前に私が死ぬのはもっと怖い。だから私は長生きしたいんです。絶対に来る悲しい瞬間のために生き抜いてやろうと思っています。ハクを看取りたいんです。私のところに来てくれてありがとう,そう言いながらハクを見送りたいんです。今,その時のことを想像して泣きながら,この文章を書いています。
 つまり,今の私は死が怖いんですよ。死は避けて通れない。誰にとっても共感できるからこそ,描き方が問われてくるんじゃないでしょうか。

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 もちろん,「死」を描くことで感動を呼び込むのは簡単なのかもしれません。その考え方を否定するのではないです。「死」を使わず,難度が高いやり方で人を感動させるのも素晴らしいことです。
 実際,無理矢理に作中の人物を殺す必要はないとも思います。ですが,死は人生で避けて通れないものであることは事実なんです。その普遍的なテーマにフォーカスを当てる創作物はあっていいと思います。
 それを踏まえたうえで,Odencatは「死」というテーマへのアプローチがうまいと私は思っています。結局,生きてる人は一生懸命生きるしかないんですよ。そういうことなんです。

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 Odencatの作品をプレイすると,最終的に前向きな気持ちになります。「スノーマン・ストーリー」も雪だるまが主人公の作品です。春になると溶けてしまう。春から逃げるために,北にある「楽園」を目指すというストーリーだそうです。
 私はまだプレイしていません。ホームページを参照しました。これもまあ,言うなれば描いているのは「死」じゃないですか。人間も同じです。「いつか」は必ずやってきます。逃げられない。だからこそ,この作品が何を語るかが楽しみです。
 作品ではこんな説教じみたことは言いません。だけど,考えさせられてしまうんですよ。

 私は,「死」を描いた作品は好きです。厳密に言えば,ひとつの「生死観」が垣間見える作品が好き。だからプロレスも好きで職業にしてしまったわけなんだけれども,この因果関係は文字数が残ってないので割愛します。
 そんなわけで,今作をNintendo Switchでプレイできるのを楽しみにしています。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第817回「結局,生きてる人は一生懸命生きるしかない」

 というわけで,今週はまだプレイしてない「スノーマン・ストーリー」について語ってみました。でも,なんとなく「ドラクエIII」を終えてからプレイしないと,ズルしてる感じになるよね……そこが目下の悩み。いや,そもそも「ドラクエIII」に向き合う時間がないってのが,最大の悩みではあるんだけどね。
 てなわけで,また来週。次回は今年最後の回なので,1年の振り返り「男色ゲイムアワード2024」です! 「ドラクエIII」はクリアできるのか? 頑張れ,私!

今週のハマりゲイム
Nintendo Switch:「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(HD-2D版)
Nintendo Switch:「三國志8 REMAKE
iOS:「プロレスリング物語
iOS:「ロードモバイル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,12月22日(日)11:30より,東京・後楽園ホール大会「NEVER MIND 2024」を開催します。ディーノ選手は平田一喜選手とのタッグで,大鷲 透選手&アントーニオ本多選手と対戦予定。ディーノ選手によると「年内最後の後楽園でこのカードということは,平田さんと天下を獲れというメッセージなのかもしれない」そうです。

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