連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第818回「男色ゲイム大賞2024」
年末年始,例えばお酒をいつもより飲んだり,冬休みにはしゃいで普段とは違う行動を取ったりすることも多くなりがちです。そんなときに事故はやってきますから。
てなわけで,年末です。この連載も,今回が2024年最後の記事となります。
今年は本業のプロレスを頑張りました。それを言ってしまえば毎年頑張ってるんですが,今年は成果を求めて働きました。結果,良い年になった気はしています。
そしてゲイムのほうはと言うと,今年は「10タイトルをクリアする」と決めてゲイムに向き合いました。今,リーチがかかった状態で「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(HD-2D版)」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch)に臨んでおりまして,昨日ようやくゾーマ城に辿りつきました。
さすがに今年中のクリアはできるでしょう。ゲイム方面も目標を達成できたので(暫定だけど),良い年だったと言えるんじゃないでしょうか。
で,今回は今年,私がプレイしたゲイムを振り返る「男色ゲイム大賞2024」ですね。恒例なので,今年はもうコンパクトに大賞だけに絞ります。
もちろん,ノミネート作品はいくつかあります。「龍が如く7外伝 名を消した男」「龍が如く8」はどちらも面白かったです。とくにストーリーが。
ゲイムとしても面白かったのですが,やはり桐生一馬というキャラクターの「今,この時代を生きている感」を描いているストーリーがすごかった。桐生一馬は人間離れした能力を持っていますが,年を取るし病魔にも襲われるわけです。
ここが良かった。人間として描かれてるんですよ。その桐生一馬が弱っていくさまを包み隠さず物語にした。
結果,「龍が如く」シリーズの持ち味である「リアルさ」が補強されたと思っています。桐生さんが最終的にどうなったかまでは描かれていませんが,まさかシリーズが始まったときには,桐生さんが人生をかけてプレイヤーに感動を与えてくれるとは思いませんでしたよ。
なので,私の中で堂々のノミネートです。
もう1つ,ノミネート作品を挙げるとすると「SAND LAND」でしょうか。今年も多くの著名人の訃報を聞くことになったのですが,中でも鳥山 明先生が亡くなったのはショックが大きかったです。私の中で,1つの時代が終わった感覚になりました。
私は手塚治虫先生の作品のど真ん中世代ではないですが,手塚先生が亡くなったときにど真ん中世代は同じことを思ったのでしょうか。喪失感が大きかった。
そんな追悼の意味でプレイした「SAND LAND」でしたが,そういった私の事情とは関係なく,ゲイムとして面白かったです。
ロボを作っていく楽しさ。パーツを探す楽しさ。育てていく楽しさ。RPGで面白いと感じる要素が,かなり多く散りばめられてます。鳥山先生どうこう関係なく面白い。
そのうえで,鳥山キャラや世界観が乗っかっている。おススメゲイムですよ。
てなわけで,お待たせしました。今年の「男色ゲイム大賞2024」は「ユニコーンオーバーロード」(PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4)です。これ,相当面白い作品でした。
何がいいって,シミュレーションRPGっていうジャンルですよ。普通,シミュレーションRPGって人を選ぶじゃないですか。でも,「ユニコーンオーバーロード」は難しい要素を極力排除して,遊びやすさを突き詰めてるんです。
結果,万人にススメられる作品に仕上がった。これ,簡単なことじゃないと思うんです。ジャンルで持たれるイメージを飛び越えたわけですから。いや,相当面白いですよ,コレ。
簡単だからと言って,奥が深くないわけでは決してない。むしろ,周回プレイしたくなるくらいの魅力があるわけです。私も「10タイトルをクリアする」という今年の目標がなければ,周回プレイしてたと思います。
ルーキータイトルってのもいいですね。続編も作ってほしいなと思いつつ,こういうエッセンスの別タイトルもプレイしてみたいなとも思いつつ。今年一番の衝撃を受けた作品だと,自信を持って言えますね。
まだプレイしてない人は,年末年始のお休みにぜひプレイしてみてください。ホント,シンプルに面白いです。
というわけで,今年もこの連載を読んでくれて本当にありがとうございました。ただのしがないおっさんプロレスラーがゲイムをプレイして,その感想を述べるっていう,こう文字に書いて説明してみるとけっこうやべえ記事なんですが,おかげさまで来年を迎えることができそうです。
これからも「読者に対して,誠実に,あまりウソはつかない」をモットーに頑張りたいと思います。
あと,先日も言われたんでもう一度,声を大にして宣言しておきます。私,現役のプロレスラーです。架空のバーチャルキャラではありません。
いやね,プロレス会場でのサイン会で「男色ディーノさんって,プロレスラーとして本当に存在したんですね」って言われたんです。はい,私,生きています。来年も頑張りますので,ぜひ連載を読んだうえでプロレス会場まで生存確認しに会いに来てくださいな。
そんなわけで,良いお年を。来年もよろしくお願いいたします。来年は48歳,年男です。
今週のハマりゲイム
Nintendo Switch:「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(HD-2D版)」
Nintendo Switch:「三國志8 REMAKE」
iOS:「プロレスリング物語」
iOS:「ロードモバイル」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」
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