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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第840回「完璧じゃない楽しみ方」
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印刷2025/06/05 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第840回「完璧じゃない楽しみ方」

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著者近影
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 人生の何が怖いって,負けることじゃないんですよ。一番怖いのは負けることに慣れて,いつしか勝ちを諦めてしまうことです。
 そして,勝ちを諦めることによって勝負しなくなること。勝負しなくなった人は,戦っている人に対して冷やかすようになります。一生懸命に戦ってることを恥ずかしいことのように言い出します。
 気づけば,戦って勝った人の尻馬に乗って負けた人を見下し始めます。自分は戦っていないのに,戦って負けた人を自分より下だと思い込むようになります。ね,怖いでしょ。

 戦うといっても,他人だけじゃないです。もちろん,順位がつくことも世の中にはあります。でも,世の中の戦いはそれだけじゃありません。
 自分に対しての勝負は,毎日行われています。例えば,朝思うように起きられたかどうか。例えば,他人に優しくできたか。例えば,挨拶できたか。何でもいいんです。自分との戦いの場は,いくらでも作ることができます。

 繰り返しますが,別に負けてもいいんですよ。負けに慣れるのが良くない。自分とも勝負しなくなるから。
 でも,私は諦めてしまいました。負けに慣れ始めています。少なくとも,この方面ではもう勝負しなくてもいいかな,と思い始めてもいます。まずいです。負けへの麻痺。
 ちょっと気を引き締めなければならないところまで来ています。何がって,Nintendo Switch 2の第3回抽選販売。外れても何も思わなくなりつつあるんです。人はこれを負け癖と呼ぶんでしょう。ただ,当たる気がしないんだよなあ……。

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 そんな私に喝を入れるべく,初心に戻ろうと思っています。これすなわち「人生で大切なことはゲイムが教えてくれる」ってやつです。Switch2が手に入らない,こんなときだからこそゲイムをいっぱいプレイするんです。とくに「Winning Post 10 2025」PC / PS5 / Nintendo Switch / PS4)を,さらにアホほどプレイしようと思っています。
 なぜなら「ウイポ」シリーズは,私に人生を教えてくれたタイトルの1つだから。

 私が小中学生の頃,競馬ゲイムといえば「ダービースタリオン」シリーズが主流でした。私も「ダビスタ」は好きでしたが,どちらかといえば「ウイポ」シリーズのほうが好きでした。
 理由はいくつかあります。大きな理由としては,光栄(現コーエーテクモゲームス)の作品が好きだったこと,難度が「ダビスタ」より易しかったこと,頑張れば報われる感が強かったこと。そのあたりでしょうか。
 でも,今にして思えば「ウイポ」シリーズは人間を描いていたからなんじゃないかと思います。馬ではなく,馬の世界を中心とした人間を描いていた。その感じが私に合ったんだと思っています。

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 で,先週から引き続き今作をプレイしているわけですが,私も大人になったのかな,プレイスタイルに変化が生まれてきました。例えば,ある馬がG1レースを控えていたとしましょう。今までだったら,最良の結果が出るまでトライ&エラー,具体的にいうとリセット&ロードを繰り返していました。
 ですが,今作はロード少なめでヤッています。三冠に挑むといった大きなレースの際には,結果によってロードを繰り返しますが,そうでないときはけっこう一発勝負の現実を受け入れるようになりました。この変化はなんでしょうね。

 今作は1971年の競馬シーンからゲイムを始められるんですが,年代を進めたいって気持ちがノーリセット(?)プレイを加速させている部分もあると思います。ですが,最近の私の人生観もプレイに影響している気がしてるんです。すなわち「完璧じゃなくていいじゃない,うまくいかない人生をどうするかを楽しもうよ」っていう。

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 昔はゲイムくらい思いどおりになってほしいって,思ったんですがね,今の私にはハクという飼い犬がいます。私はハクに対して,自分で言うのもアレですが,なかなか甘やかして育てています。
 いい子なんですよ。吠えないし,優しいし,人懐っこいし。可愛いんです。だから,しつけは行き届いていません。最低限のことしか仕込んでいません。当然,散歩では思いどおりに歩いてくれません。でも,それでいいんだって思っています。

 ゲイムとはいえ,馬に対しても似た感覚で臨んでいます。別にレースに勝たなくても,競争人生? 競争馬生? をまっとうしてくれればそれでいい。そう思うようになりました。
 それでも「ウイポ」は楽しいです。この完璧じゃない楽しみ方は,逆に今まで知らなかったなとさえ思います。

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 こうして私はまたしても,人生で大切なことをゲイムから学びました。それは自分の思っている楽しみ方だけじゃなく,もっといろいろな楽しみ方があるってこと。ゲイムって,本当にいいもんですね。
 48歳になった今でも,学べることはたくさんあります。そんなこんなで未知の楽しみ方がどんどん生まれてきているっていうお話でした。同時に「人生諦めが肝心」ということも思い知らされているところでもあります。
 いや,人生って楽しいなあ。ゲイムって楽しいなあ。そんな感じでまた来週。さようなら。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「Winning Post 10 2025
PlayStation 5:「ツーポイントミュージアム
iOS:「ロードモバイル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,6月7日(土)17:30より東京・品川プリンスホテル内クラブeX大会「僕からのラブレター2025」を,6月11日(水)17:30より東京・上野恩賜公園野外ステージ大会「行くぜ!ビアガーデンプロレス2025」を開催します。ディーノ選手は品川大会で秋山 準選手とタッグを組み,MAO選手&KANON選手 with KIMIHIROさん,上野勇希選手&To-y選手とスペシャル3WAYタッグマッチで対戦予定。ディーノ選手は「大一番が終わったので,これからしばらく目立たないようにおとなしくしてます」と語っていました。
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