男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ：第865回「そこにゲイムがあるから」

著者近影

　私，先月に虫垂炎，いわゆる盲腸で入院してまして，その経過が良くなかったことから11月はプロレスをお休みしておりましたが，30日に復帰戦を行うことになっています。
　ということは，それまでは試合がないわけで，そうすると先週末からの3連休は，私にとっても3連休になってしまったわけです。プロレスって，みんながお休みの日に行われるのが基本なんで。これまでは3連休のほとんどが試合で埋まっていたわけです。

　でも，今回はお休み。困ったよね。3連休の過ごし方なんて，義務教育で習ってこなかったので分からない。
　で，結局，「Ghost of Yōtei」やってました。けっこうプレイ時間は長いはずなのに，まだ蛇しか倒してないんですよ。羊蹄六人衆を倒す旅なのに，まだ1人。どんだけボリュームあるんだ？　いや，面白いからいいんですけどね。

　言っちゃえば同じような展開だったり，サブクエストだったりするんですけど，アクションの部分が面白いし，気持ちいいからプレイし続けるのが苦にならないんですよ。ここが今作の最大の特徴かなと私は思っています。
　あと，要素が多すぎるのに，情報としてはまとまっているのもポイントが高いです。自分が今，何をしてたのか，分からなくなる瞬間ももちろんあります。でも，すぐに思い出せるというか，その道に復帰できる仕様になってます。

　これがいい。だから，本編のストーリーが進んでないって側面もあります。いや，ホントに面白いです。
　今のところ，2025年のベストゲイムかなあ。これから年末にかけて大作がリリースされるでしょうから，まだ確定ではないですが。かなり面白い作品だと思います。
　私が療養中に出会えた作品で良かったです。試合で忙しいと，どうしても体力回復に時間を使っちゃいますから。ゲイムにじっくり向き合えるのは，私が休日の過ごし方を知らないからなのです。


　一方で「ドラゴンクエストI＆II」のドラクエIもクリア直前までやってきました。小さなメダルも全部集めてグリンガムのムチを手に入れたし，あとは溜めた種を使うフェーズに入っています。
　例えば「ちからのたね」を使う直前にセーブしておき，種を使った後の結果が3上がりでなければリセット＆ロード。その繰り返し。クリア直前までに蓄えた種の数が多いので，なかなか進まない忍耐の作業ではあるのですが，なぜか楽しいです。

　その作業に疲れたら味変として，はぐれメタル狩りでレベル上げ。今のレベルは54ですね。こちらも楽しいのですが，さすがにレベル99までは忍耐力が持つかどうか。
　なので，種マラソンが終わり次第，竜王に挑もうと思っております。たぶんですが，さすがにそこまで苦戦せずに勝てる気はしてます。問題は，ドラクエIIに手を出すかどうかなんですよね……。

　あと1週間でプロレスラーとして復帰してしまううえに，年末なので忙しいんですよ。その状態でゲイムに向き合う時間を，この療養の1か月と同じ程度確保できるかというと，難しいことが予想されます。
　それでもドラクエIIに手を出すのかどうか……。非常に難しいケツ断を迫られているところです。


　そんな中ですが，12月に発売される私の中での注目作を挙げていきます。そうすることで，ドラクエIIに手を出すかどうかの抑止力になるかもしれませんし。いや，手を出すのが悪いことでは決してないんですけどね。
　そもそも，「忙しいって言ってんのに別のゲイムやるんかい！」って自分でも思います。でも仕方がない。なぜゲイムをプレイするのか？　そこにゲイムがあるから。
　登山家風に言ってみました。あんまりカッコ良くないのはご愛敬です。

　まずは12月4日発売の「オクトパストラベラー0」（PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2 / PS4 / Nintendo Switch / PC）でしょうかね。私，オクトパストラベラーは好きだし，あえてのナンバリングで遡って0というのも気になります。たぶん面白いんでしょうね。


　あとは12月18日発売の「A列車で行こう はじまる観光計画 Nintendo Switch 2 Edition」ですかね。ここ最近の「A列車で行こう」シリーズはプレイしてないんですけど，Switch2エディションというところがちょっと気になっています。
　何がどうパワーアップしたんだろう。シミュレーションゲイム好きですからね，私。なので，久しぶりに遊んでみようかって思ってます。


　というわけで，プロレスラーとしての復帰を数日後に控え，現在の健やかな日々に別れを告げようとしている直前，この原稿を書いている次第です。
　果たしてプロレスラーに戻ったら，ゲイムに割ける時間はあるのか。どれくらい体力を消耗し，回復力はどれほどのものなのか。不安はいっぱいあります。
　でも，大丈夫。私の最終的な目標は「余生はゲイムだけし続けて過ごす」なので。無理はせず，「いのちをだいじに」で激しいプロレスの世界を渡り歩いてやろうとケツ意しておるところです。

　来週にはもう，私はプロレスラー復帰です。どういうゲイムライフになるのでしょうか。
　ではまた来週お会いしましょう。

今週のハマりゲイム
Nintedno Switch 2：「ドラゴンクエストI＆II」
PlayStation 5：「Ghost of Yōtei」
iOS：「ロードモバイル」
iOS：「ウイニングイレブン カードコレクション」

■■男色ディーノ（プロレスラー）■■ ディーノ選手が所属するDDTプロレスは，11月30日（日）に東京・後楽園ホール「BE AMBITIOUS 〜秋闘乱舞〜」を開催します。ディーノ選手は欠場からの復帰戦として，アントーニオ本多選手＆須見和馬選手とのタッグで，樋口和貞選手＆大鷲 透選手＆平田一喜選手と対戦予定です。ディーノ選手によると「今の私は研ぎ澄まされているから，触る者みな傷付けてしまうだろうし，対戦相手を欠場に追い込んでしまうかもしれない。翌週水曜日（12月3日）にも新宿FACE大会があり，復帰早々こんなにこき使われるのかと実感している」そうです。