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DHARMAPOINT,声帯の振動を拾うマイク「TACTICAL THROAT MICROPHONE」発表。環境音をシャットアウト
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印刷2009/09/02 13:04

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DHARMAPOINT,声帯の振動を拾うマイク「TACTICAL THROAT MICROPHONE」発表。環境音をシャットアウト

 シグマA・P・Oシステム販売の展開するゲーマー向け周辺機器ブランド,「DHARMAPOINT」は,声帯の振動を直接拾うことで,環境音をシャットアウトするというマイク「TACTICAL THROAT MICROPHONE(DRMC01P)」(以下,DRMC01P)を発表した。“首に巻いて使う”という,非常にユニークな新製品は,2009年10月2日に発売予定だ。予想実売価格は2980円前後。

DRMC01P。接続インタフェースはミニピン×1となる
画像集#002のサムネイル/DHARMAPOINT,声帯の振動を拾うマイク「TACTICAL THROAT MICROPHONE」発表。環境音をシャットアウト

 DRMC01Pは,圧電素子を用いて,振動を圧電効果として検出するピエゾピックアップを採用したマイクだ。エレアコ(エレクトリックアコースティックギター)と同じ原理を,“声帯用マイク”として転用したもの,と説明したほうが分かりやすいかもしれない。

ケーブルには,インラインのミュートスイッチを用意。「押している間だけミュートになる」仕様だ
画像集#003のサムネイル/DHARMAPOINT,声帯の振動を拾うマイク「TACTICAL THROAT MICROPHONE」発表。環境音をシャットアウト
 一般的なマイクのように,「空気の振動を電気信号に変える」のではなく,首に巻いて,声帯(≒喉)に密着させて「振動を直接拾う」ため,室内では,環境音の影響をほとんど受けなくなるほか,スピーカーと組み合わせたときには「スピーチの内容がそのままスピーカーから出力され,それがさらにマイク入力されることでノイズとなる」ような現象などからも開放されるというのが,DHARMAPOINTのアピールだ。また,オフラインのLANパーティやゲーム大会では,密閉型のヘッドフォンと組み合わせることで,実況や,ギャラリーの声援が,チーム内の意思伝達を妨げることを防げるという。
 ちなみに,ネックバンドは,首周り29〜39cmのフリーサイズ。言うまでもないが,人によって,最適なセッティングポイントは異なるので,慣れるまではあれこれと試行錯誤が必要かもしれない。

 主なスペックは下に示したとおりだが,DHARMAPOINTによるDRMC01P紹介ページに掲載された音声サンプルを聞く限り,仕様どおりというかなんというか,高い周波数の音はばっさりカットされている印象。地声をそのまま伝えるというより,とにかく,正しく,ノイズの少ない音情報を伝えるためのマイクを求めている人のための製品といえそうだ。

●DRMC01Pの製品仕様
  • 基本仕様:アナログ接続ワイヤードタイプ
  • 本体サイズ:未公開
  • ケーブル長:約1.9m
  • 接続インターフェイス:ミニピン
  • 搭載ボタン/スイッチ:インラインミュートスイッチ
  • 重量:約30g
  • 使用可能首まわり:約28cm〜39cm
  • 対応機種:給電(プラグインパワー)に対応したマイク入力コネクタを持つPC
《マイク部》
  • 形式:圧電型接触マイク
  • 圧電素子:ピエゾ
  • 周波数特性:200Hz〜10kHz
  • 感度:約-58dB
  • 入力インピーダンス:約4.7KΩ
《主な注意事項》
  • Apple製Macintoshシリーズ及びPowerBookシリーズ,iMacには非対応
  • Lenovo製ThinkPadシリーズには非対応
  • 単体サウンドカードと接続を前提に設計されているため,外部ノイズの乗りやすいオンボードサウンド機能との接続は非推奨
  • 自作PCの場合,電源のシールド処理が不完全だと,ノイズが乗る可能性あり
  • 直接,あるいは間接的に騒音の発生源に密着させた場合,ノイズが乗る可能性あり
  • 関連タイトル:

    DHARMAPOINT

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