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ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
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印刷2008/07/05 12:00

連載

ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>


画像集#001のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
 この夏,ジャッキー・チェンが熱い!
 ということで今回は,数々の映画誌におけるシネマゲーム系のページや,自著「ゲームになった映画たち」でも満賀道雄と才野茂な関係で執筆を分担していたフリーライターの灸怜太氏との対談形式で,ジャッキーに縁のあるシネマゲームを紹介していこう。


「カンフー・パンダ」だってジャッキー映画だ!


「カンフー・パンダ」は7月26日(土)より,全国ロードショー。まだ観てないのでなんとも言えないが,日本語吹き替えとオリジナル英語音声とどちらを観るか迷ってしまうところ。本作が大ヒットしなかったらドリームワークスは角川書店との複数年契約から撤退の噂もあるので,みんなで劇場へ足を運ぼう
画像集#002のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
灸怜太(以下,灸):
 イキナリですけど,いよいよ“ジャッキーサマー”がやってきますよ!

ジャンクハンター吉田(以下,J):
 「バーチャファイター」の話? 開幕でシャコっ! ってブっ放されるとキツいんだよね……。

灸:
 違いますよ,我らがジャッキー・チェンの映画が,この夏にドンドンと公開されるって話ですよ,「カンフー・パンダ」に「ドラゴン・キングダム」に!

J:
 たまたま日本公開の時期が重なっただけで,ジャッキーサマーなんて騒いじゃって……。

灸:
 ま,僕にとっては毎年が“ジャッキーイヤー”ですけどね。常に臨戦態勢ですから!

J:
 はいはい,ただの熱狂的なファンね。……でも君は,日本で一番ジャッキーのゲームに詳しいと思うから,今回はジャッキーのゲームと新作映画についてたっぷり語ってもらうことにしようか。
 ところで,カンフー・パンダって,ジャッキー映画なの?

画像集#023のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
灸:
 パンダのポー役がジャック・ブラックで,師匠のシーフー老師の声はダスティン・ホフマンです。そして我らがジャッキーも,ボイスアクターで登場してるんですよ。

J:
 え,でも……ジャッキーが師匠役ってわけじゃないんだ? ということは敵のボスとか? 師匠の師匠役とか?

灸:
 ジャッキーはサルの役ですね。ほとんどセリフはありません。

J:
 それって単なるカメオ出演じゃ……。

灸:
 いや,十分に意味のある出演ですよ! これは要するに“象徴”というか……言い方を変えれば“保険”ですね。

J:
 ジャッキーの名前で少しでも客を呼ぼうという戦略?

灸:
 それもあると思いますけど,もっと現実的なことだと思いますね。カンフー・パンダは,予想以上にちゃんとしたカンフー映画なんですよ。基本的には荒唐無稽なアニメなんですけど,闘いのシーンなんかはしっかりしてるんです。

J:
 へー。実はカンフーってアニメだと表現しづらいんだよね。どうしても技や動きが軽くなっちゃう。

画像集#022のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
灸:
 そこがしっかり作り込んであるんですよ。CGアニメで,しかも動物キャラなのにちゃんと腰が入ってるという。

J:
 馬歩で鍛えたんだな,馬歩で!

灸:
 そしてカンフーの動きや闘いの展開,それにカメラワークには,かなりジャッキー映画っぽい部分があるんです。

J:
 まぁ,ジャッキーはカンフー映画であらゆることをやってきてるからね。どうしても似てくる部分はあるかもしれない。

灸:
 だから,あえてジャッキーを呼んで,メンツに入れておけば文句を言われることもないってわけですよ!

J:
 なるほど,そういう保険か。そういえば,ジャッキーが「酔拳2」で使った技を「バーチャファイター3」の舜帝が使っているのを見たとき,その場にいたセガの人に無言で手を差し出したなんて逸話があるぐらい,お金には大変シビアらしいからね。本人は,「あれは冗談だ」なんて言ってたけど。

灸:
 いや,そのぐらいは当然ですよ! セガはバーチャファイターの新作を出すたびにジャッキーへギャラを支払うべきです。もしくは自伝「愛してポーポー」を買いまくるとか。

J:
 そんな自伝本,もう売ってねぇし知っている人いねぇよ!


初期ジャッキーゲーは死屍累々の様相


J:
 カンフー・パンダはシネマゲーム化もされていて,日本でも公開と同時期にPLAYSTATION 3とニンテンドーDS,Wiiでリリースされるんだよね。

灸:
 海外ではPC版も出たんですけどねぇ……。

J:
 PC版のデモ版は4Gamerにアップされていたから遊んでみたんだけど,キーボードじゃ指が忙しかったなぁ。ゲームパッドがないと操作がきつい印象。オレは日本語化もされているコンシューマ版を買って遊ぼうかな。

灸:
 でも,カンフーパンダのゲーム版は,なかなか出来の良いほうだと思いますよ。ジャッキー関連のゲームは微妙なモノが多いですからね。とくに初期は。

アーケード版「カンフーマスター」は,キャラクターのモーションも細かく,全体的な完成度も高い。これはのちに,セガサターンとプレイステーションの「アイレムアーケードクラシックス」に収録された
画像集#009のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
J:
 ファミコンやアーケードで大ヒットした「スパルタンX」は面白かったけど,あれはアイレムが作った「カンフーマスター」に,後付で版権を乗せたシネマゲームだからね。

灸:
 五重の塔を昇っていくっていう設定は,どちらかというとブルース・リーの「死亡遊戯」ですからね。

J:
 しかも,MSXに移植されたときには版権絡みのすったもんだで「聖拳アチョー」とタイトルが変わってたんだよな……。PC系のジャッキーゲームはとくにヒドかった印象があるよ。

灸:
 ポニーキャニオンからリリースされた一連の作品群ですね。最初は「キャノンボール2」。

J:
 パッケージにはジャッキーの写真が入ってるけど,中身はただのレースゲーム。あれはダマされた。

灸:
 そして「プロジェクトA」。これは最後のステージが洞窟でボスが海賊ですから,再現度はかなり高いほうかと。

画像集#015のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
MSXカセットテープ版「プロジェクトA」。なぜかローマ字でストーリー解説が始まる。そしてボートを漕いで上陸し,「カラテカ」のように後ろへ下がると見事に死亡遊戯!
画像集#016のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
マウントポジションを奪って攻撃したり,逆にやり返されたりと,ジャッキー映画ではあまり観られない光景

画像集#018のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
MSX版「ポリスストーリー」。常に警察帽を被っているジャッキーは,顔のデカさがさらに際立ってしまい,やたら不恰好なプロポーションに
画像集#019のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
MSX版「プロテクター」。ジャッキーの髪の毛が真っ青。ゲーム自体はマッピーにアクション要素が加わったような内容。決して面白いとは……
J:
 技は多かったんだけど,動きのモッサリ感が残念だったんだよね。クリアするまで何度も遊んではカセットテープをロード……っていう繰り返しで,3か月ぐらいかかったっけなぁ。でも,次の「スパルタンX」は,かなり良かったと思うよ。オレはファミコン版より好きだな。

灸:
 いきなりジャッキーがバイクと併走しながらダバダバ走るんですよね。

J:
 そう! 走っていくと,だんだんガウディの塔が見えてくる。それで,塔の中に入ってモンデール伯爵とフェンシング対決!

灸:
 モンデール伯爵を演じたペペ・サンチョはアクションがイマイチだったんで,映画の中でサモ・ハンと戦ってるシーンはユン・ピョウがマスクを被って演じていたらしいですよ。

J:
 もの凄く細かい豆知識だね(笑)。ゲームのほうは,それから「ポリスストーリー 香港国際警察」「プロテクター」と,映画公開のたびにリリースされてさ。とりあえず出たら買っちゃうんだけど,全部ヒドかったな……。

灸:
 グッズみたいな感覚ですよね。下敷きと缶ペンみたいな。ポニーキャニオン系で最後に出た「プロジェクトA2」は,プラットフォームがMSX2になったんで表現力は増したんですけど,長いマップをウロウロするだけでゲーム性はぜんぜん改善されてなかったですね。

MSX2版「プロジェクトA2」。エドモンド本田よりも大柄なスモウレスラーや,ガタイがイイくせに身軽に宙を飛ぶカンフー使いなど,映画と違ってゲームはカオスそのもの!
画像集#017のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>

J:
 この辺のゲームには,あんまりいい思い出はないよね。ジャッキーゲーム=ハズレみたいなイメージ。

灸:
 たぶん,ジャッキー本人もそのあたりは快く思ってなかったんじゃないですかね。だから,ジャッキーゲームの第2期は,映画をゲーム化するんじゃなくて,ジャッキー自身をゲーム化したものになっていくんですよね……。


 というわけで前編はここまで。
 次回は驚愕の“ジャッキーご当人ゲーム”の数々を紹介しつつ,奇跡のジャッキー×ジェット共演作「ドラゴン・キングダム」や,ジャッキーとジェットの似てるようでかなり違ったゲーム観にも迫る予定。お楽しみに!


アイレム版よりも映画の内容に沿ったスタイルでシルビアを救出するMSXカセットテープ版「スパルタンX」のジャッキー。単色で展開されるゲームであったが雰囲気は最高! だが,カセットテープからのロード時間の長さが致命的。
画像集#003のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
画像集#004のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
怪鳥ベニー・ユキーデと思しき敵キャラは,なんとネックハンギングツリーや中西 学もびっくりなアルゼンチンバックブリーカーを使ってくる
画像集#005のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
緑色の不気味なカラーリングを施されたキャラがジャッキーが,ダウンしたベニー・ユキーデと思われる敵キャラの股間へ容赦なくパウンドを落とす
アーケード,ファミコン,MSXのタイトル画面を並べてみた。やはり右端の素晴らしいタイトルにかなうものはない
画像集#006のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
ファミコン版「スパルタンX」。背景がないのは寂しいが,アーケード版よりも簡単に遊べるようにチューニングされており,当時,夢中になった人も多いはず。4階の妖術使いが首チョンパされるシーンは,今ならZ指定モノ?
画像集#007のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
MSX版「聖拳アチョー」はファミコン版と同じくスペックの問題で背景なし。しかし,敵キャラクターが妙にアジアンな匂いを醸し出している
画像集#008のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
画像集#010のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
とても異色なAmstrad CPC版。掴み男がMr.マリックに見えて仕方がない
画像集#011のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
3階のボスである巨人男は,チェ・ホンマンに見えて仕方がない
Amstrad CPC版のトーマス(ジャッキー)だけは各階にいるボスを倒すと,エレベーターで階上へ行く。本物のジャッキーはテレビのリモコンすら使わない人なのに……
画像集#012のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
画像集#020のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
映画は作られなかったのにゲームは勝手に続編として作られたファミコン版「スパルタンX2」。いきなり電車の屋根上で戦闘が始まるのだが,空気抵抗を気にしないでサクサク進んでいくジャッキーの姿はまさにミラクル!
画像集#021のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
なぜか電車の屋根にある穴ぼこから車内に突入して進んでいくと,フレイミー・ジョーなるしょっぱそうなボスキャラが登場。画面端へ追い込んで金龍飛の如くチョムチョムを開始するとノーダメージでクリア。やっぱりルックスだけ強そうな雰囲気でしょっぱいぜ!


ドブ漬けGAMEスープレックス(3)

Wii「ブーム ブロックス」(エレクトロニック・アーツ)

画像集#024のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
 Electronic Artsとスティーブン・スピルバーグ監督が,三つのオリジナルのゲームの開発について契約した中の第一弾が,この「ブーム ブロックス」。
 元々「プライベート・ライアン」で一緒に仕事をした軍事アドバイザーのデイル・ダイ氏と共に,「メダル・オブ・オナー」シリーズにもちょこっと参加していたスピルバーグ監督だったので,EAとのパートナーシップが発表されたときも大して驚きはなかった。1995年に「THE DIG」というSFアドベンチャーゲームの開発に携わったり,1996年に「スティーブン・スピルバーグのディレクターズ・チェア」で映画の作り方を学ばせようとしたりと,けっこうマジメにゲームへ取り組んでいた人なので,本格参戦への期待も膨らんでいた。

画像集#025のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
Windows版「THE DIG」。内容は,小惑星が地球に激突するのをスペースシャトルに乗って阻止しに行くというもの。マイケル・ベイ監督の「アルマゲドン」は,これを下敷きにしたのではないかと妄想。スピルバーグ監督は当初,ジョージ・ルーカス氏に映画化を熱望していたが,当時のCG技術ではVFXが追いつかなかったのと予算の都合により,ルーカス・アーツがゲーム化しただけで終わった。スピルバーグ監督の思い入れタップリに,一生懸命ディレクションしていたらしい
画像集#026のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>
Windows版「スティーブン・スピルバーグのディレクターズ・チェア」。完全な日本語吹き替えなので,スピルバーグ監督やジェニファー・アニストン氏,クエンティン・タランティーノ氏らのオリジナルボイスが堪能できなかったのが残念。だが,エデュケーションソフトとしての完成度は高く,映画の作り方がちゃんと学べる

 そして登場したのが,ブーム ブロックス。見た目はちびっ子向けのブロックスパズル。しかし遊んでみたところ……やっぱりちびっ子向けのブロックスパズル。でも,不思議と中毒性が出てくるのはなぜか? それは積木くずしだからだ。でも,穂積隆信とは関係ない。子供の頃,何人かの友達と積木や将棋の駒で作った山を崩して遊んだことのある人は多いはず。そんな記憶が甦って,ノスタルジックな気分にさせられるのだ。そういう意味でも,4人での対戦がオススメ。

 正直なところ,スピルバーグ監督の抱いていたゲームのアイデアはこんなものだったのか……と思ったりもしたが,以下のようなコメントを聞いて思わず納得。
 曰く,「私自身がゲーマーなので,子供達と一緒に遊べるゲームが欲しかったのです。『ブーム ブロックス』はチャレンジ性やさまざまなシナリオがあるので,お子様一人でも楽しんでいただけますが,友達や家族みんなで楽しんでもらえればと思って作りました。今回の作品は,私が初めてWiiで遊んだときにひらめいたものです。最初のコンセプトから,Wiiがもたらすゲームプレイの革新を軸に開発に臨んできました。『ブーム ブロックス』はブロックを組み立てたり,壊したりと年齢制限なく楽しく遊べるようになっています」とのことだ。
 そういえばいつぞやのE3では,スピルバーグ監督が娘さんと一緒にお忍びでゲームメーカーのブースを渡り歩いていたのを目撃したこともある。やはりWiiというハードの特性を考えて,ちびっ子向けの作品を作ったということなのだろう。

 だけどやっぱり次は,映画の「激突!」や「ジョーズ」のように,緊迫感が持続するゲーム,スピルバーグ監督ならではの毒のあるゲームを期待したい。パズルゲームは,ブーム ブロックスでお腹いっぱいなので。
画像集#027のサムネイル/ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第3回「夏だカンフーだジャッキーだ!」<前編>

「ブーム ブロックス」公式サイト



■■ジャンクハンター吉田(シネマゲーム研究家)■■
本日(7月5日)5:30PM〜6:00PMにフジテレビで放送される「FNNスーパーニュース」では,「映画とゲームのクロスオーバー」というテーマの短い特集が放送される予定。なんとここに,吉田氏もコメントをしているそう。ただ,この特集,当初は6月21日に放送予定だったものが,大きな事件などが発生してしまったため,延期されていたのだとか。今日こそ放送されるといいのですが……。




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