「Reign Of Assassins」は,ジョン・ウー氏制作の武侠映画をもとにしたMMORPGで,中国で流行りの「2.5D」の画面となっている。ここでいう2.5Dとは,基本的に処理は全部3Dなんだけど,上下の視点移動に制限をつけた仕様のことだ。個人的には,視野角の制限が大きいので,嫌いな部類の表示方式ではある。Far Clipを浅くできるので軽くなるとか,パンチラ防止になるとかのメリットも分からないではないのだが,致命的にカッコいい絵が撮れない仕様なのだ。
さて,ジョン・ウー監督の登壇した発表会では,映画に忠実な世界観だといっていたと思うのだが,火炎放射とか背中のオプション(これが傀儡子か)は武侠モノとしてアリなのだろうか。クエストテキストが中文なのが残念だったが,演出などは凝っている雰囲気はある。
考えてみれば,MMORPGを映画と並行して作って,映画公開に間に合わせるっていうのはちょっと凄いことのような気はする。
Warrior of Dragon
「Warrior of Dragon」の中国名は「龍覇九州」。ちなみに「九州」とは中国全土の意だが,今回のムービーでは,さほど中国ぽさは見えないかもしれない。
これも2.5Dのタイトルで,今回はかなり寄りのカメラ中心で撮っているわけだが,遠くが見えない仕様なので,まあ普通にプレイする場合は目いっぱい引いて遊ぶことになるだろう。エフェクトはそれなりに作り込んであるので引きの画面中心だともったいない感じではある。
英語版の出展だったのでテキストはほぼ飛ばしている。特徴的な部分はいま一つ分かりづらかったので,今後の情報に期待しよう。