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[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた
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印刷2010/06/16 17:28

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[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた

画像集#001のサムネイル/[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた
 今年のBethesda Softworksは,E3の会場であるロサンゼルスコンベンションセンターのウェストホールに,いわゆる大手のパブリッシャと比べても見劣りしない,大きなブースを設置していた。
 E3では,事前に予約がなければ見せてもらえない展示も少なくない。今回のBethesdaブースは完全な予約制になっており,入口以外の三方を壁で囲い,アポイントメントがないと中に入れないようになっていた。 本稿では,そこでプレイアブル展示されていた「Fallout: New Vegas」のレポートをお届けしよう。

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 Fallout: New Vegasは,2008年の大ヒット作「Fallout 3」の続編に当たる作品だ。ゲームの舞台となるのは前作から三年後のラスベガス周辺。前作はワシントンDC周辺だったので,今作では時間も場所も異なった舞台で,物語が綴られていくことになる。

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 本作を開発するのは,このところさまざまなパブリッシャと手を組んでの活躍が著しいObsidian Entertainmentだ。Obsidianには,オリジナルの「Fallout」や「Fallout 2」を手がけた開発スタッフが在籍しており,今回のNew Vegasの開発には彼らも関与しているという。

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 公開されているNew Vegasのスクリーンショットからは,前作「Fallout 3」とかなり似たタイトルであるような印象を受ける。あるいは拡張パック的な内容なのではないかと予想しているファンもいるかもしれない。だが本作は,見た目や基本システムこそ似てはいるが,3とはさまざまな部分で異なった作品として仕上がりつつあるようだ。

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 本作の舞台となるラスベガスは,Fallout 3の舞台と,近い場所と時間にありながらも,なんと“核や放射能の影響を受けていない”という。公開されている画面上で明るい青空が見えるのは,そのためだ。
 これは,ストーリーのテイストや,ゲーム全体の雰囲気にも影響を与えており,常に曇った空と汚染された大地に挟まれて,常に陰々滅々としていた前作に比べると,本作は少しカラッと乾いた感じになるようだ。

画像集#006のサムネイル/[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた
 今回のデモプレイでは,ラスベガスらしい「カジノ」の建物の内部を見られた。そこでは現実のラスベガスと同様に(行ったことないけど),ディーラーがいて,ブラックジャックなどのゲームが出来るようになっている。みんながとにかく生きることに必死,という感じだった3とは,やはりどこか違うようだ。

画像集#005のサムネイル/[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた
 New Vegasではストーリーにも,前作と比べて大きな違いが見られる。これまでのシリーズ作品はすべて,主人公がVault(地下シェルター)に生まれ,そこから出ることで本当の物語が始まるといった流れだったが,今作の主人公はVault出身ではなく,さらにプレイ開始時にすでに大人になっている。
 彼はラスベガス周辺で危険なブツを請け負う“運び屋”を営んでおり,あるとき彼は何者かに襲われ,頭を撃たれて動けなくなったまま,なんと地面に埋められてしまう。その後,採掘ロボットによって掘り出されて,……ここで前作にもあった,キャラクターカスタマイズが始まる。
 キャラクターメイキングまでのチュートリアル部分自体は、それほど時間がかからずに終わる。その後のストーリーには,なぜ自分が撃たれ,ひどい目に遭わされたのかなどの謎を解き明かす展開も含まれてくるらしい。
 埋められちゃって,でも生きていて,掘り出されて助かるなどという,ある意味コミカルな展開も,シリアスだった前作とは少し異なるかもしれない。

 V.A.T.S.(Vault-Teck Assisted Targeting System)を使用して戦闘した際の,カメラアングルやスローモーションのパターンは,改良が加えられパターン数が増しているということだ。確かに前作をやり込んだプレイヤーにとっては,既存のパターンに新鮮味はないので,新規追加は嬉しいところ。

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 また,今作で大きく手が入り,前面にも押し出しているフィーチャーとして,コンパニオン関連の改良が挙げられる。前作では,コンパニオンにそれほど多様な指示は出せなかったが,今作ではホイール上の専用インタフェースを使って,コンパニオンに対し行動を細かく指定できる。また,コンパニオン達がそれぞれ抱える事情や物語は,前作以上に凝ったものが用意されているという。

画像集#010のサムネイル/[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた
 他方,派閥(ファクション)関連の強化も重要な部分だ。ゲーム内には三つの大きな派閥が存在して,どのファクションに荷担していくかで,ゲームの展開が変わってくる。派閥選択は入手できるアイテムなどにも影響を与え,もちろん最終的にはエンディングも変化することになる。
 前作も最後の最後でエンディングが変化するようになっていたが,今作では,さらに大きく後半の展開が変わるようなこともあるかもしれない。

画像集#012のサムネイル/[E3 2010]なんとラスベガスは放射能に汚染されていなかった! 「Fallout: New Vegas」プレイアブル出展。ブースで実際に遊んできた

 V.A.T.S.を使った戦闘や,マップ上の移動,NPCとのインタラクションなどについては,実際に試遊してみた感じ,前作のプレイフィールがそのまま引き継がれているようだった。ただやはり,ゲームの雰囲気は異なったものになっていることを強く感じた。
 前作とはまったく違ったストーリーが用意されており,同じシステム,同じ舞台背景を使いながらも,受ける印象は異なった作品に仕上がりつつあるようだ。それゆえに本作は,「Followarsallout 3」の直接の続編ではなく,「Fallout」の“ニューベガス”なのだろう。残念ながら筆者は詳しくないので憶測に過ぎないが,あるいはこれは,かつての開発者が関わっていることから,Falloutの1作目や2作目に近いフィーリングになった,ということなのかもしれない。
 本作の日本語版の国内発売は,現在のところ,2010年秋が予定されている。
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