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印刷2011/05/10 13:35

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Activision Blizzard,「Call of Duty: Black Ops」は最も売れたタイトルになったと発表。中国市場向けタイトルの存在も明らかに

 2011年5月9日(現地時間),Activision Blizzardは2011年第1四半期の業績報告会において,「Call of Duty: Black Ops」PC/PS3/Xbox 360)が北米とヨーロッパ市場の主要プラットフォーム(PC,PlayStation 3,Xbox 360)で,史上最も売れたタイトルになったことを明らかにした。

画像集#001のサムネイル/Activision Blizzard,「Call of Duty: Black Ops」は最も売れたタイトルになったと発表。中国市場向けタイトルの存在も明らかに

 Call of Duty: Black Opsは北米だけでもXbox 360版が1236万本,PlayStation 3版が996万本,PC版は111万本で,合計2343万本も売れている。これがたった1作,しかも発売から5か月という短い期間で達成されたのだから,Activision Blizzardが誇らしげに発表したのも頷けるだろう。加えて,2月にXbox Liveで先行公開されたマップパック第1弾「First Strike」も,ダウンロード販売開始から24時間で140万本を売ったという。

 さらに同社CEOのBobby Kotick(ボビー・コティック)氏は,「World of Warcraft」が中国市場で成功している点に触れ,「中国専用タイトルとして,基本プレイ無料(Free-to-Play)方式のCall of Dutyシリーズタイトルを現地で開発している」とコメント。同社の人材や知的財産を利用し,新市場開拓に乗り出しているという。
 なお,報告会の最後に行われたQ&Aで上記タイトルについて質問されたコティック氏は,「このタイトルは中国市場のみを念頭に開発しており,そのほかの地域での展開は考えていない」と明言していたので,我々が遊べる機会は訪れないかもしれない。

 ただし前回の業績報告会では,CoDシリーズ専用の開発チームとしてBeachhead Studiosの設立を発表しており,今回コティック氏は「Beachheadは,(CoDシリーズ向けの)デジタルコンテンツを専門に手掛けるのがミッションだ」と,その活動内容を紹介した。つまりBeachhead Studiosが加わったことにより,Call of Duty: Black Opsを手掛けたTreyarchのほか,Infinity WardとSledgehammer Gamesの4本柱がシリーズを支えていくことになるわけだ。今後もCall of Dutyがさまざまな形で展開していくのは間違いないだろう。

 ちなみに,CoDシリーズの本編最新作は「Call of Duty: Modern Warfare」の第3弾だという噂が多く,イギリスのゲームメディアEurogamerには「Call of Duty: Project Colossus」というModern Warfareシリーズの前日譚が,2011年11月8日にリリースされるという具体的な情報が掲載されている。こちらの真偽ははっきりしていないが,今回の報告会でコティック氏は「数週間後に新しい発表を行う」と語っていたので,ロサンゼルスで6月に開催されるE3で何らかの発表がありそうだ。
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