ストラテジーゲームに定評のあるParadox Interactiveが，貿易＆海戦シミュレーションの新作「Commander: Conquest of the Americas」を発表

　Paradox Intereactiveが，貿易＆海戦シミュレーションの新作「Commander: Conquest of the Americas」の制作を発表すると共に，その公式サイトを公開した。


　開発を手掛けるフィンランドのNitro Gamesは，2009年に同じParadox Interactiveからリリースされた，大航海時代を描く貿易＆海戦シム「East India Company」を手がけたデベロッパだ。タイトルロゴの書体が非常に似ていることや，大航海時代の直後の時期がゲームの舞台として選ばれていることなどから，新作Commander: Conquest of the Americasは，East India Companyの続編的な作品であると考えてよさそうだ。

　本作の舞台は，ハドソン湾からカリブ海にかけての北部＆中部アメリカ大陸となっている。プレイヤーはイギリス，スペイン，フランスといったヨーロッパ7か国の中から一つを選んで，新大陸に進出していくことになる。植民地を建設して，本国および原住民勢力との交易活動に励む一方で，海上においては船舶を操ってのRTS的な戦闘も楽しめる。船舶は30種類程度が用意される模様だ。


　公式サイトに掲載されている，Nitro Gamesのリード・デザイナー，キム・ソアレス（Kim Soarez）氏のコメントによれば，本作は，East India Companyのプレイヤーから得られたフィードバックを大いに参考にしつつ，開発が進められているという。
　例えば本作では，プレイヤーが自分で上陸地点を指定することが可能で，史実とは異なる場所にでも，植民地を建設できるようになっている。そしてそこから，隣接地域に第二第三の拠点を築いて強固なクラスターを作るか，あるいは南北に離れた場所に植民地を作って商業的なバラエティを確保するか，プレイヤーが自由に方針を決定できるようになっているとのことだ。


　本作の発売予定は2010年第3四半期となっている。ビジュアルに関しては，現在のところイメージアートが2点公開されているのみだ。しかしParadox Interactiveは，自分達が発表した発売予定日は，比較的守って出してくるメーカーなので，実際には，開発は相応に進んでいるものと思われる。

「Commander：Conquest of the Americas」公式サイト