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OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER 日本語版
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【PR】初めての人でも大丈夫。「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」は,戦場のリアリティとプレイのしやすさを両立させたシリーズ最新作
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印刷2011/07/15 12:00

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【PR】初めての人でも大丈夫。「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」は,戦場のリアリティとプレイのしやすさを両立させたシリーズ最新作

画像集#023のサムネイル/【PR】初めての人でも大丈夫。「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」は,戦場のリアリティとプレイのしやすさを両立させたシリーズ最新作

 遠くから迫る敵戦車のキャタピラ音。至近距離でそれを迎撃しようと草原に伏せた味方の兵士達。高まりまくる緊張感。ちょっとだけ周囲の様子を見ようと頭を上げたとたん,ピシ! どこからともなく飛んできた銃弾が眉間を貫いて……何それ! という記憶をお持ちの方は,ベテランPCゲーマー/FPSプレイヤーかもしれない。何の話かといえばもちろん,オペフラこと「OPERATION FLASHPOINT」シリーズだ。

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 2001年にCodemastersから発売された「Operation Flashpoint: Cold War Crisis」は,リアルでシビアで,どう考えても不条理な戦場を徹底的に再現した現代戦ミリタリーFPSとして日本でも高い評価を得たゲームである。FPSといえば,マッチョな兵士が威力満点のハイテク武器を持ち,たった1人で無数の敵を次々になぎ倒していくといったタイプのゲームが主流だった当時,リアリティを追求したゲームシステムは新鮮かつ斬新だった。
 もっとも,それだけにハードルが高かったのも事実で,選ばれし伝説の者に許されたお楽しみという雰囲気もなきにしもあらずで,筆者はあまり選ばれし者じゃなかったかもしれない。

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 昨年(2010年),日本語版がリリースされた「OPERATION FLASHPOINT: DRAGON RISING」PlayStation 3/Xbox 360)はタイトルを見ればすぐに分かるようにオペフラの続編であり,初のマルチプラットフォーム展開が行われたタイトルだった。前作の,ちょっと古めのグラフィックスは,Codemastersが誇る汎用ゲームエンジン「EGO」によって完全にリファインされ,武器や兵器のディテールや,戦場となる架空の島「スキラ島」の大自然,そして兵士の動きなど,先端的な技術を強く感じさせるものになった。
 コンシューマ機のプレイヤー向けに,いろいろと親切なシステムが加わっているものの,銃弾1発で撃ち倒されるゲーム性は変わりなく,受け継がれているDNAは濃い。

迫力ある,本作のコンセプトアート
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 そして,その新生オペフラシリーズの第2弾といってもいいのが,「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」(以下,RED RIVER)だ。日本語PlayStation 3版およびXbox 360版は,2011年7月28日に発売される予定になっており,2011年3月31日に掲載した記事でもお伝えしたように,日本語音声による吹き替え版だ。戦場はいろいろと慌ただしいので,字幕を読むより直接耳で聞いたほうが話が早いだろう。さらに,字幕表示のオン/オフ切り替えも可能だ。

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「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」公式サイト



新たな戦場は,大国の利害が角逐する実在の土地


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 RED RIVERで戦いが繰り広げられるのは,中央アジアのタジキスタンで,前作までとは異なり実在の土地が舞台になる。
 2013年,隣国アフガニスタンでの戦争の影響を受けるなどして,政情不安定に陥ったタジキスタンの状況を重く見たアメリカは,地域の安定を図るため部隊の派遣を決定する。同時に,国境を接する中国も派兵を開始するが,こちらはタジキスタンの内乱が国内に飛び火するのを懸念したためで,タジキスタンを緩衝地帯にするという意図があったのだ。
 そのため,内乱の鎮圧という目的は一緒だが,思惑の異なる2大国の軍隊が危険なほど接近することになった……というのが,おおまかなバックストーリーだ。プレイヤーは,タジキスタン派遣のアメリカ海兵隊の兵士として,戦友達と共に戦っていくことになる。
 ほかのFPSではあまり見られない,広大な戦場を舞台にすることがシリーズの特徴の一つだが,今回の戦場もまた広く,実在する地域だけあって建物などの表現にも力が入っている印象。山がちで,起伏の多い土地や,まばらな木立ち,高地らしい日差しなどがいいムードだが,見晴らしの良すぎる戦場は,危険がいっぱいのような気もする。

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中央アジアに位置するタジキスタンが,今回の戦場。起伏の多い土地だ
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 ミッションは,タジキスタンを流れるバクシュ川沿いで展開されるものが多く,バクシュ川が英語名が「Red River」であることから,このタイトルが付けられたという。作戦のコードネームに土地の名前を付けることが多いアメリカ海兵隊らしい命名であり,また川が血で赤くなるほどの激戦や,中国軍のイメージカラーも連想させる。

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 さて,ゲームには「キャンペーンモード」「マルチプレイヤーモード」,そして「FTEモード」の3種類が用意されている。キャンペーンモードは物語の展開に沿って10種類のミッションに挑戦していくもので,シングルプレイでもCo-op(協力プレイ)でも,どちらでもオッケーだ。
 マルチプレイヤーモードは,その10種類のミッションに対して,難度や兵種などを自由に決めて挑むことになる。そして,FTEモードでは,キャンペーンとは別に用意された4種類のシナリオで,最大4人までのCo-opを楽しめる。ほかのプレイヤーのゲームに飛び入り参加もできるし,戦場での働きによってブロンズ,シルバー,ゴールドの各メダルが得られたりするという。
 なお,FTEモードの戦場は,ゲーム内の特別地域に設けられた2種類のマップだ。


部隊を思いのままに育成できる「XPランキングシステム」


 今回のRED RIVERの大きなポイントになるのは,新たに導入された育成要素だ。これは,「コアスキル」「兵種」のアップグレードという二本立てで育成することになり,まとめて「XPランキングシステム」と呼ばれる。

  ■コアスキル
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 まず,コアスキルのアップグレードだが,これはミッション終了後に得られる「メダル」によって行うもので,ダッシュ力や耐久力など,6種類の基本スキルをアップできる。例えばダッシュ力が上がれば,危険なポイントを無事に駆け抜けられる確率が高くなり,生存率もグッとアップする。

  ■兵種
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 兵種のアップグレードは,戦闘中のアクションによって得られる経験値を使って行うことになり,武器の付属品を追加したり,B-Modと呼ばれる拡張パック(各兵種専用のスキルや訓練)を追加したりできる。
 また,兵種のアップグレードでは,プレイヤーキャラクターだけでなく射撃班の仲間の能力を高めることもできるので,自分の好みやプレイスタイルに合った部隊を作り上げられるのだ。鍛え上げた部下達が敵を鎧袖一触で撃退すると,まるで自分が偉くなったような気分になれるが,錯覚なので注意してほしい。

 ■ブラボー班の仲間達
左から順に,Balletto,Taylor,プレイヤーキャラクターのKirby,そしてSoto
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 こうしたランクアップシステムは最近のFPSの流行ともいえるが,これを部隊単位でできるのはRED RIVERならではだろう。どのアップグレードもかなり効果的なので,最初のうちはどれにしようか悩んでしまうはず。中には「ある能力を高めるが,別の能力が低下する」というアップグレードもあるので,さらに悩みは尽きない。まあ,最初のうちはある程度カンで選んでもいいと思うが。


「リアリティ」と「プレイしやすさ」の両方を求められる宿命のオペフラシリーズ


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 さて,RED RIVERもほかのFPSと同様,ゲームの基本は移動し,敵を見つけ,弾丸を当てることだ。簡単ですね。もっとも,ターゲットはかなり小ぶりだ。アメリカ兵が使うアサルトライフルの5.56mmNATO弾は,射程500m前後で,これだけ離れると目標はずいぶん小さい。もちろん,しょっちゅう射程ギリギリで撃ち合うわけではないので,通常はもうちょっと近いのだが,それでも,結構離れている印象を受ける。したがって,撃ち合いでアイアンサイトは必須だ。
 かくして,スコープの中心に小さく映し出された目標に向かい,3点バーストで弾丸を送り出すのだが,簡単には当たらないかもしれない。これは,空気抵抗を受けて弾丸が放物線を描くからで,距離が離れるほど落下の程度が大きくなる。そのため,距離に応じて目標のやや上を狙わなくてはならない。これを「偏流調整」と呼ぶのだが,そんな専門用語,知っている人のほうが少ないはず。自慢じゃないが,筆者は知らなかった。
 もちろん,立ったままでは銃身が安定しないので,膝撃ちか伏せ撃ちが望ましいのはリアル系FPSではおなじみだろう。

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 説明が前後したような気がするが,ゲームには「ライフル兵」「擲弾兵」「自動小銃兵」,そして「偵察兵」の4種類の兵種が登場し,プレイヤーはミッションごとにそこから1つを選択して戦場に臨むことになる。
 兵種の違いは,携行する武器の違いで,それによってこなすべき仕事が異なる。例えば,自動小銃兵の持つ分隊支援火器M249は,連射性に優れ携行弾数も多いので,制圧射撃に向いているといった感じだ。
 FPSビギナーはまず,好きな兵種を作って,その兵種が使う武器に慣れることをオススメしたい。そして,ある程度ゲーム慣れたら兵種を切り替えてミッションに再挑戦してみよう。役割が変われば,戦い方も変わる。同じ戦場を,また違った視点から見られるはずだ。

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 さて,あまり射撃に熱中していると,思いがけない方向から出現した敵の攻撃を受けることがある。当たり所が悪いとたちどころに即死だが,そうでなくても出血はするので,そのままにしておくとやがて戦闘不能に陥ってしまう。
 もちろん,本作の治療は「ヘルスパックの上を駆け抜ける」といった簡単なものではなく,包帯を巻いて止血処理を施すのだ。所定のボタンを押すと,まず包帯を巻き,さらにボタンを押し続けると止血処理を施す。時間の余裕があれば,止血しておくほうがいいが,ともかく撃たれたらすぐに治療することが大切だ。

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 さらに深い傷を負った場合は,仲間を呼んで助けてもらうことになるのだが,こうなるとだんだん意識が遠くなって周囲が暗くなるという演出になっており,妙にリアルだ。「手の施しようがない」状態になるまで割と時間がかかるので,その間,自分のプレイヤーキャラクターが悶絶するところを見ていなくてはならない(早めにあきらめることも可能)。
 また,撃たれて転がっている味方に治療を施すことも可能だ。いずれにせよ,撃たれるとヤバイため,戦場の緊張感は非常に高い。当たり前といえば当たり前だ。戦場だし。

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適切なコマンドで,部下達の能力を最大限に引き出せ


 さて,どうです? 文章で読むと,なんだかいろいろ大変だという印象を受けるかもしれないが,ある程度それは事実。だが,そんな厳しい戦いの強い味方になってくれるのが頼もしい戦友達だ――なんか,いい流れで書けているような気がする。
 プレイヤーは射撃班のリーダーとして戦うことになるわけだが,リーダーは仲間に対して命令を下せる。クイックコマンドメニューには「機動」「戦略」など大きく4つのカテゴリに分かれた命令が用意されており,それぞれサブメニューで「ここに集合」とか「建物防御」などを選べるわけだ。

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 どこにどういう命令があるのか? あるいは,それをどういう場合に使うのか? などについては,練習を積んで理解する必要があるが,よく使うものはチュートリアルに相当する最初のミッションで説明されるので,それを覚えれば大丈夫だろう。
 基本的には,味方が「制圧射撃」を加えて敵の頭を下げさせている間に素早く移動し,側面から攻撃をかけるのがパターンが多い。もちろん,出会い頭の不期遭遇戦も発生するので,それなりのアクションを要求されることもある。

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 AIの出来は優秀なので,心強い味方になってくれるだろう。進行ルートを自分で判断したり,学習したりするという機能も持っているようで,よほどヘンなプレイをしなければ,ゲームが進むにつれて彼らはどんどん優秀になってくれるのかもしれない。したがって,FPSビギナーは彼らに任せてしまうのも手だ。難度やミッションの内容にもよるが,プレイヤーが適切なコマンドさえ出しておけば,あとは彼らがこなしてしまう。
 前作もそうだったように,自由度の高いオペフラシリーズは,1つの任務をいろいろな角度からリプレイしたくなる。今度は航空支援を要請してみようとか,戦車に乗って戦ってみようとか,いろいろあるのだが,そのためにはマップを熟知し,どこに何があるかを知っておく必要があるのだ。
 というわけで,戦友達が戦闘をこなしている間,いろいろな戦略を練ってみるのもいいだろう。まあ,あんまり戦場をうろうろしていると,うっかり眉間を撃ち抜かれていることもあるので,ほどほどに。いずれにしろ,コアなプレイヤーから戦場ビギナーまで,幅広く楽しめるという印象だ。

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過酷な現代戦を,仲間と共に生き抜こう


 RED RIVERは,いつものように武器や兵器へのこだわりも強く,アメリカ軍および中国軍の戦車,装甲車,戦闘ヘリコプター,そして戦闘機が次々に登場して,殺傷力の圧倒的に高まった,現代のドライな戦いの様子を見せてくれる。ディテールの細かさは言うまでもなく,マニアならこれらを見ているだけでもワクワクしてくることだろう。個人携行武器もピストルからアサルトライフル,対人地雷,狙撃銃,そして対戦車ロケットランチャーなど,種類は豊富で,それぞれの武器の特徴も正確に再現されている。

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 難度の高さが今でも語りぐさとなっている初代オペフラの評判を聞いて,「難しいゲームではないのか」と思うFPSビギナーもいるはずだ。もちろん,手軽に勝てるゲームデザインではないのは確かだが,現代戦をベースにしたミリタリーFPSに強く求められるリアリティを十分に実現しつつ,操作性の向上や,プレイのしやすさを両立させた作品として仕上がっていると思う。
 うかつなことをすればすぐに撃ち倒されてしまうが,それは戦場にあって当然のこと。戦闘シミュレータとして優れているため,チーム全体が正しい行動をしたときには,ちゃんと良い結果が得られる仕組みになっている。アクションスキルを鍛える以外にも工夫の余地は大きく,自由度は高い。
 AIも優秀だが,やはり友達と一緒ならもっと楽しめることだろう。したがって,仲間とプレイするオンラインCo-opは,シングルプレイをクリアしたあとも長く遊べるはずだ。

 さまざまな新作タイトルが次々に登場することで注目される2011年後半だが,その先陣を切って7月28日にコードマスターズからリリースされるOPERATION FLASHPOINT: RED RIVER。空気感まで再現された現代の戦場を感じたいなら,ぜひプレイしてみよう。

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「OPERATION FLASHPOINT: RED RIVER」公式サイト

※掲載したスクリーンショットは,開発中のものです
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