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[AOU2011]リズムアクション“BEMANI”シリーズの最新作がズラリ。KONAMIブース&ステージイベントレポート
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印刷2011/02/19 16:53

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[AOU2011]リズムアクション“BEMANI”シリーズの最新作がズラリ。KONAMIブース&ステージイベントレポート

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 2月18日と2月19日の2日間,幕張メッセにてAOU2011 アミューズメント・エキスポが開催された。本稿では,“BEMANI”ブランドの音楽ゲームやメダルゲームなど,多彩なタイトルがそろえられたKONAMIブースの状況と,ビジネスデーである18日に行われたステージイベントの模様をお伝えしよう。


業界関係者を対象に行われた「KONAMI プレゼンテーション」


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 アミューズメント業界関係者を対象に行われた「KONAMI プレゼンテーション」では,アミューズメント業界の“市場活性化”を促すという3つの発表が行われた。

 最初の発表は,種類の異なるメダルゲーム機を一つのネットワークに繋ぎ,機種を超えたランキングサービスなどを提供する「ミリオネット」(稼働中)に関して。
 今回,既存のメダルゲーム機に取り付けるだけで「ミリオネット」への接続を可能にする「ミリオンアダプター」が発表された。
 現在「ミリオネット」の対応機種はKONAMIのメダルゲーム機に限られているが,この「ミリオンアダプター」を使えば,他社製のメダルゲーム機もミリオネットに接続することが可能になるという。

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 次の発表は,KONAMIの提供するアミューズメント施設用の電子マネーサービス「PASELI」について。
 まずプリペイド式の「PASELIカード」の店頭販売が発表された。これにより,今後はクレジットカードを持っていない人でも気軽にPASELIへのチャージが行えるようになる。
 また,すでにクレジットカードを使ってPASELIを利用しているユーザー向けの機能として,自動的にPASELIがチャージされる「PASELIオートチャージ」も発表された。
 さらに,PASELI非対応の機器でもPASELIで遊べるようにする「PASELIリーダー(仮)」の構想も発表された。

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 3つめは,ゲーム大会「KONAMI ARCADE CHAMPIONSHIP」の開催だ。
 このチャンピオンシップは“SUMMER”と“WINTER”の年2回開催で,予選はオンライン上で進められ,決勝戦はKONAMIが用意する特設会場で行われる予定となっている。
 対象タイトルは「GuitarFreaksXG2 Groove to Live」「DrumMania XG2 Groove to Live」「beatmaniaIIDX18 ResortAnthem」「jubeat copious」「pop'n music 19 TUNE STREET」「BASEBALL HEROES 2010 WINNER」「クイズマジックアカデミー8」「麻雀格闘倶楽部 ultimate version」「ETERNAL KNIGHTS 4」となっている。

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メダルゲーム「アニマロッタ」ステージイベント


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 「アニマロッタ」は,2月16日に稼働を開始したばかりの新作メダルゲームだ。コナミブースのステージでは,このゲームの魅力を紹介するイベントが行われていた。

 「アニマロッタ」は,ルーレットとボールを使って数字をそろえていくボール抽選型ゲームだ。本作には二つのユニークな特長がある。
 一つはWi-Fi通信に対応したPSP,iPhone等の機器を使って,「アニマロッタ」をプレイできるという“Wi-Fiリンク”だ。この機能を使えば,「アニマロッタ」の筐体が満席になっているときや,ベンチでの休憩中,ほかのゲームの順番待ちをしているときなどに,手持ちのWi-Fiで「アニマロッタ」をプレイできる。
 もう一つは,通常は自動制御されているボールの投入を,設置店舗のスタッフが手動で操作で行える“ディーラーゲーム”の要素。ディーラーは,プレイヤーとやりとりをしながら,ボールの投入タイミングやルーレットスピードを調節できる。このため,ディーラーのテクニック次第で,ゲームはさらに盛り上がることになるというわけだ。

 今回のステージイベントでは,全国のアミューズメント施設スタッフの中から,アニマロッタの“トップディーラー”を選出する「トップディーラーコンテスト」の開催が発表された。プレイヤーを楽しませる技術に長けたトップディーラーの誕生する日が楽しみだ。

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BEMANIシリーズのステージイベント「まるごと! BEMANI大研究」


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 BEMANIシリーズのステージイベント「まるごと! BEMANI大研究」には,コナミデジタルエンタテインメント ビーマニプロダクション 神戸開発室の野崎満裕プロデューサー(「jubeat」シリーズ,「GuitarFreaks」,「DrumMania」シリーズ)と,東京開発室の蔭山忠生氏(「beatmaniaIIDX」シリーズ,「REFLEC BEAT」)が登壇。「音楽ゲーム」「Twitter」「40万」「連動」「お店自慢」「2011?」という6つのキーワードに沿ってトークを行った。

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野崎満裕氏(左),蔭山忠生氏(右)
 最初のキーワード「音楽ゲームでは野崎氏と蔭山氏がそれぞれ携わっているシリーズについての近況を,続く「Twitter」では各タイトルの公式Twitterアカウントの紹介を行った。

 次のキーワードは「40万」。実はこの「40万」という数字は,e-AMUSEMENTでの「jubeat knit」の登録者数が今月で40万人を突破したところからきたものだそうだ。「jubeat」シリーズのプレイヤー数の増え方は,野崎氏も驚くほどの勢いだという。さらに,そのプレイヤー数の4割は,ほかのBEMANI機種をプレイしていない新規層であるとのこと。

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 次のキーワード「連動」にあわせて野崎氏が発表したのが,「jubeat」とBEMANI全機種が連動する企画「APPEND FESTIVAL」だ。
 こちらの記事でも触れられているが,これは3月登場予定の「jubeat knit」のAPPEND版において,ほかのBEMANI全機種(「GuitarFreaksXG2 Groove to Live」「DrumMania XG2 Groove to Live」「beatmaniaIIDX18 ResortAnthem」「pop'n music 19 TUNE STREET」「REFLEC BEAT」「DanceDanceRevolution X2」)と“連動”のコラボレーションが行われるという企画だ。
 具体的な“連動”の内容ついて野崎氏は,「jubeatの方で“とある曲”を遊んでいただいたあとに,同じe-AMUSEMENT PASSを使ってほかのBEMANI機種をプレイすると,“関連した楽曲”が遊べるようになります。そしてその“関連した楽曲”を遊んでまたjubeatに戻ると――また“幸せなこと”が起こります」と含みのある口ぶりで説明していた。

 jubeatに関しては,iPad版の「jubeat plus」が大好評で「plusをプレイしたことがきっかけになって,ゲームセンターでjubeatをプレイするようになりました」といった声が数多く届いているそうだ。「こういった形で今後も間口を広げていきたい」という野崎氏の話を受けて,蔭山氏からは,自身の話と絡めつつ「タッチパネル(の端末)がもっと広がってくれれば……」と意味深な発言が飛び出した。蔭山氏の関わっているタッチパネル関連のタイトルといえば「REFLEC BEAT」が真っ先に思い浮かぶが,これはもしや……!?

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 続いてのキーワード「お店自慢」では,全国各地のアミューズメント施設の中から,とくにBEMANIシリーズのプレイ環境に工夫を凝らしているという店舗をピックアップし,写真や動画を交えて紹介した。今回紹介したお店に対しては「店舗側のノウハウを明かしてくれたお礼」ということで野崎氏・蔭山氏から,開発チームのサインが入ったポスターが送られるそうだ。

 最後のキーワード「2011?」では,野崎氏が「ビーマニプロダクションでは,2011年にいろいろなことをやっていきます」と,今年はさまざまなイベントを企画していることを発表した。まずは上述の「KONAMI ARCADE CHAMPIONSHIP」の開催を予告。「GuitarFreaks」「DrumMania」シリーズについては「“ギタドラ”のイベントといえば……!?」と,やはり何かが企画されていることをほのめかせた。筆者が真っ先に思い浮かべたのは2007年に行われたライブイベント「ギタドライブ」だが,はたして?

 そして蔭山氏からは,「私の方では,今までは『beatmaniaIIDX』,2010年は『REFLEC BEAT』を作り――2011年,また違う切り口で“別のもの”を考えていきたいなあ,と思ってます」と新機種の開発を匂わせる言葉が飛び出した。

 まだ全貌の明かされていない企画も多いが,続報については各タイトルの公式サイトや公式Twitterアカウントで随時明かされていくそうだ。野崎氏は「公式サイトでの発表より先に,Twitterの方で“ポロリ”と言ってしまうと思う」と述べていた。公式Twitterアカウントはフォローしておいたほうがよさそうだ。

「beatmania IIDX 18 Resort Anthem」公式サイト



KONAMIブースレポート


GuitarFreaksXG2 Groove to Live」「DrumMania XG2 Groove to Live

 大型筐体で演奏の臨場感を楽しめる「XG」シリーズの第2弾。新曲が追加されているほか,新システム「グループ登録機能」を搭載。グループ登録機能によって,コミュニケーション機能「Community Log」を利用できるほか,「Cooperation Challenge」としてグループメンバーと協力して挑戦するイベントも用意されるようだ。

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HELLO! POP'N MUSIC

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 既存の「pop'n music」シリーズとは別ラインの新規タイトル。既存シリーズが9つのボタンを1人でプレイする形であるのに対し,本作では1P側・2P側にそれぞれ4つずつボタンが配置されており,1プレイヤー4ボタンでのプレイが基本となっている。
 曲目としては,既存のシリーズで人気のあるKONAMIオリジナル曲に加え,「崖の上のポニョ」などのポピュラーな版権曲も収録される。

 画面の上から降ってくる“ポップ君”が判定ラインに重なった瞬間にポップ君と同じ色のボタンを押す,という基本ルールはお馴染みのものだが,本作ではさらに独自の要素として“レインボーポップ君”と“連打ポップ君”が登場。

 “レインボーポップ君”は4つのボタンのうち2つ以上を同時に押して消すというもので,消した時の演出の華やかさが見所だ。
 “連打ポップ君”は縦につらなったポップ君を連打で消すというもの。通常のポップ君よりもタイミングの判定が甘くなっており,規定の数より多く連打してしまってもミスとならないので,思う存分連打しよう。

 キャラクターには“ミミ”“ニャミ”などシリーズお馴染みの面々がそろい,デザインやアニメーションは本作用にしっかりリニューアルされている。e-AMUSEMENT PASSを使用してプレイすることにより,自分のキャラクターとの親密度がアップして,ご褒美が貰えるという要素もあるようだ。

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 本作は,これまでに「pop'n music」シリーズや音楽ゲーム自体を遊んだことのない初心者向けの,いわば“入門版”的な位置づけの作品。その一方で,従来の9ボタンシリーズをやり込んでいる腕利きの“ポッパー”でも楽しめる作りになっている。スコアの上限が,従来の“10000”から,ひと桁多い“100000”に増えているところがポイント。曲をクリアすること自体は簡単になっているそうだが,スコアアタックに関しては,従来シリーズに勝るとも劣らない,白熱したプレイが楽しめそうだ。また,1P側と2P側を1人で同時に遊ぶ,いわゆる“ダブルプレー”が用意されているかどうかも気になるところだ。

 なお,本作は2010年10月にロケテストが行われているが,開発スタッフによると,今回の出展バージョンは,ロケテスト版と比べ,ゲームバランスが全面的に調整し直されているとのことだ。とくに「むずかしい」モードについては,ロケテストでの「簡単すぎる」という意見を受けて,譜面レベルから大幅に手が加えられているとのことだった。

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クイズマジックアカデミー8

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 オンラインクイズゲームの草分けである「クイズマジックアカデミー」シリーズの第8弾。新たな出題形式として,「全国オンライントーナメント」には“早い者勝ちクイズ”,「協力プレー」には“協力スロットクイズ”がそれぞれ追加されている。また,前作「クイズマジックアカデミー7」には登場しなかった,シリーズの既存キャラクター9人が,今作では再登場している点もファンにとっては見逃せない部分だ。もちろん前作に登場したキャラクター12人も全員揃っており,今作のプレイヤーキャラクターは計21人となっている。

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「クイズマジックアカデミー8」公式サイト



ラブプラスアーケード カラフルClip」「ラブプラスMEDAL Happy Daily Life

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 昨年行われたロケテストや東京ゲームショウ2010などでもプレイ可能だったこの2作だが,ともに2月末の稼働開始を目前に控え,以前よりもバージョンアップした内容が楽しめるようになっていた。

 「ラブプラスアーケード カラフルClip」は,今回の出展で「シャッタープラス」の機能が初公開された。これは,ゲーム中のいつでも“カノジョ”の姿を撮影&プリントアウトできるというもの。

 開発スタッフによれば,「ラブプラスMEDAL Happy Daily Life」にもさまざまな部分に細かな調整が加えられているとのことだった。「ラブプラスMEDAL」は「ラブプラス」の名前を冠しつつも,その内容は一般的なすごろく形式のメダルゲームに近いものになっている。そのため開発側としては,普段メダルゲームを遊んでいる人が,「ラブプラスMEDAL」をきっかけとして,ニンテンドーDSの「ラブプラス」などをプレイしてくれるようになってくれることを期待しているそうだ。

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 さらに,ゲーム同士を連動させた驚きの仕掛けも用意されている。
 e-AMUSEMENT PASSを使って「ラブプラスMEDAL」を遊んでから,メダルゲーム「GRANDCROSS CHRONICLE」をプレイすると,画面にiPhoneアプリ「ラブプラスi」で読みとれるARマーカーが表示されて,“カノジョ”と一緒にメダルゲームを遊んでいる記念写真を撮影できるそうだ。さらに“カノジョ”が「ゲームのボタンを押させて?」などとお願いしてくることもあるらしい。ついに2次元の“カノジョ”が,3次元の世界へやってくるということなのだろうか……!

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「ラブプラスアーケード カラフルClip」公式サイト

「ラブプラスメダルHappy Daily Life」公式サイト



麻雀格闘倶楽部 ultimate version

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 昨年11月に稼働開始したシリーズ最新作。「麻雀格闘倶楽部」シリーズの魅力は,プロ雀士達とオンラインで対戦できるという点だ。会場の試遊台では,プロ雀士達がその場で対局に参加しており,本当に“直接対決”が楽しめるようになっていた。そのため,ビジネスデーである初日の時点で早くも“90分待ち”の行列ができていたのだ。

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「麻雀格闘倶楽部 ultimate version」公式サイト

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