Qualcomm，ミドルクラス市場向けのLTE対応SoC「Snapdragon 678」を発表

　米国時間2020年12月15日，Qualcommは，ミドルクラス市場向けのLTE対応SoC（System-on-a-Chip）「Snapdragon 678 Mobile Platform」（以下，Snapdragon 678）を発表した。本製品は，Qualcommが2018年10月に発表したSoC「Snapdragon 675 Mobile Platform」（以下，Snapdragon 675）の動作クロック向上版という位置付けとなる。搭載するCPUコア「Kryo 460」の最大動作クロックが，2GHzから2.2GHzへ向上したのが主な違いとなる。また，統合型GPUコアである「Adreno 612」の性能がSnapdragon 675と比べて向上したということだが，例によって詳細は明らかになっていない。そのほかのスペックはSnapdragon 675と同様だ。
　Snapdragon 678の主なスペックは以下のとおり。
　

表　Snapdragon 678および675の主なスペック

	Snapdragon 678	Snapdragon 675
製造プロセス	11nm	11nm
CPUコア	Kryo 460	Kryo 460
CPU物理コア数	8	8
CPU最大動作クロック	2.2GHz	2GHz
メモリコントローラ	LPDDR4x 1866MHz，最大容量8GB	LPDDR4x 1866MHz，最大容量8GB
GPUコア	Adreno 612	Adreno 612
ISP	Spectra 250L	Spectra 250L
統合型DSP	Hexagon 685	Hexagon 685
APIサポート	Vulkan 1.1，DirectX 12，OpenGL ES 3.2，OpenCL 2.0 FP	Vulkan，DirectX 12，OpenGL ES 3.2，OpenCL 2.0
対応モデム	Snapdragon X12 LTE	Snapdragon X12 LTE
通信仕様	LTE 下り最大600Mbps	LTE 下り最大600Mbps

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