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小さくて静かで高性能! サイコムのゲームPC「G-Master Velox Mini B860」は,ゲームPC初心者にもピッタリの相棒だ【PR】
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Velox Mini B860は,コンパクトなMini-ITXタイプのゲームPCである。だが,ゲームPCであるからには,小ささだけでなく性能や使い勝手も重要だ。本製品にはどんな魅力があるのかを解き明かしていこう。
G-Master Veloxは,初めてのゲームPCに好適
まず初めに,サイコムのゲームPC「G-Master Velox」とは何かについて,簡単に触れておきたい。
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G-Master VeloxシリーズもBTO方式で販売されているが,初めてゲームPCを買う人や,PCパーツ選びを難しく感じる人でも買いやすいように,BTOメニューでパーツ構成を選択,変更しなくても,標準構成のままで十分なゲーム性能を実現しつつ,価格を抑えているのが大きなポイントだ。
要は,難しいことを考えなくても,ゲームを快適にプレイできるPCとして用意されているのがG-Master Veloxシリーズと理解していい。
コンパクトサイズにCore UltraプロセッサとGeForce RTX 5070を搭載
前置きはこれくらいにして,Velox Mini B860の主な仕様を確認しておこう。
Velox Mini B860は,DeepCool製のMini-ITX仕様PCケース「CH160」をベースとした小型のゲームPCだ。
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左側面は,内部が見えるガラスパネルであるが,それ以外の側面はエアフローを重視したメッシュパネルとなっているので,ガラスパネル以外のすべての面で吸気や排気をできるのが特徴である。
さらに,メッシュパネルのうち,天板と底板,筐体前面には,内側にホコリの侵入を防ぐフィルタも取り付けられていた。内部にホコリが溜まりにくいのはありがたい。
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天板部分にはハンドルが付いているので,ちょっと動かしたいときにも移動しやすい。
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サイコムでは,シリーズ最上位の「インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285K」をはじめとして,4種類のCPUを用意している。今回の試用機が搭載するのは,20コア仕様のCPU「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF」だ。
最も高性能というわけではないが,ゲーム用途でもそれ以外の用途でも,十分高い性能を有すると言っていい。
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ちなみに,Velox Mini B860では,液冷式CPUクーラーとして,SilverStone Technology製の240mmサイズ液冷CPUクーラーか,Asetek製の240mmサイズ液冷CPUクーラーにNoctua製のファンを2基組み合わせたサイコム独自の液冷システムを選べる。独自の液冷システムを用意するあたりは,冷却に対する同社のこだわりが見えるポイントだ。
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このグラフィックスカードは,最新GPUを搭載しつつ,カード長が約236mmというコンパクトさが特徴の製品だ。GeForce RTX 50シリーズ搭載カードの多くは,3連ファン搭載の大型カードがほとんどだが,本製品ならMini-ITXサイズのVelox Mini B860にマッチするわけだ。
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メインメモリには,BTO標準構成時でDDR5-5600対応メモリモジュールを16GB分(8GB×2)搭載する。評価機では,32GB(16GB×2)を装備していたが,最大では96GB(48GB×2)まで増やすことも可能だ。
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SSDには,Micron TechnologyのCrucialブランドから,PCI Express(以下,PCIe) 4.0 x4接続対応で容量1TBのM.2 SSD「Crucial P3 Plus」(CT1000P3PSSD8)を採用していた。ちなみに,マザーボードのB860I WiFiは,PCIe 5.0 x4対応のM.2スロットも備えているので,ユーザーが独自にPCIe 5.0対応SSDを購入して増設することも可能だ。
電源ユニットには,CWTこと,台湾の電源ユニット製造大手であるChannel Well Technology製の出力650Wモデル「CSN650M-G」を搭載している。この電源ユニット自体の製品情報は公開されていないのだが,電源ユニットの変換効率「80 PLUS GOLD」に準拠したものだ。GeForce RTX 5070搭載カードの消費電力にも十分耐えられるだろう。
電源ユニットは,筐体の前面,天板側に置かれるというちょっと変わった配置をしている。小さなPCケースで,熱を発する電源ユニットを冷やす工夫だろう。そのため,太い電源ケーブルが筐体の上側を通って背面に突き出しているのがご愛敬といったところか。
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Velox Mini B860の仕様を表でまとめておこう。
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF(20(8+12)C/20T,P-core 定格クロック3.9GHz,P-core 最大クロック5.5GHz,L3キャッシュ容量30MB) |
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CPUクーラー | Noctua NH-U12A(空冷) |
メインメモリ | DDR5-5600 |
マザーボード | ASRock B860I WiFi(Intel B860チップセット) |
グラフィックス | MSI GeForce |
ストレージ | Crucial P3 Plus |
無線LAN | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
有線LAN | 2.5GBASE-T(2500/1000/100/10Mbps)×1,1000BASE-T×1(2500/1000/100/10Mbps) |
前面 |
USB 3.2 Gen 2 Type-C×1, |
背面 |
USB 3.2 Gen 2x2 Type-C×1, |
電源ユニット | CWT CSN650M-G |
PCケース | DeepCool CH160 |
公称本体サイズ | 約336(W)×200(D) |
公称本体重量 | 未公開 |
OS | Windows 11 Home |
標準構成価格 | 33万4200円(税込,2025年3月★日現在) |
「ホントに動いてる?」と思うくらい静かなVelox Mini B860
ここからは,Velox Mini B860を実際に使って,性能を検証していこう。
Velox Mini B860を使っていて驚くのは,動作音が非常に静かであること。テストや撮影のため,編集部スタッフにセットアップを手伝ってもらっていたのだが,「本当に動いてます? と思うくらい静かですね」というくらい静かなのだ。空冷ファン仕様のPCとしては,驚くほど静かと言っていい。
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グラフィックスカードは,低負荷時にファンの回転が停止するので,ゲームをプレイしていないときに静かなのは分かる。だが,ゲーム実行中であっても,Velox Mini B860は静かなのだ。
今回,カプコンが「モンスターハンターワイルズ」(以下,モンハンワイルズ)の公式ベンチマークソフトとしてSteamで公開中の「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」(以下,モンハンワイルズ ベンチ)を使って簡単にベンチマークテストを行っている。
テスト中は,机の上に置いたVelox Mini B860でモンハンワイルズ ベンチを実行しながら,そのすぐ横で別の作業をしていたのだが,動作音が気になることはまったくなかった。高負荷なグラフィックス設定なので,相当にCPUやGPUを酷使していたはずだが,その状態でもこの静かさは大したものだ。
Velox Mini B860はサイズも小さく,机の上に置いても圧迫感がないので,静音性の高さも合わせて考えると,机上で使うのに適したゲームPCと言えよう。
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テスト解像度は,2560×1440ドットと1920×1080ドットの2種類を選んだ。NVIDIAは,搭載GPUのGeForce RTX 5070を「4K解像度に最適化された」とアピールしている。しかし,4Gamerでのレビューからすると,4K解像度のウルトラプリセットでモンハンワイルズを実行するのは,GeForce RTX 5070には荷が重いようだ(※設定を下げればもちろん大丈夫)。そのため,高画質でも快適にプレイできる現実的な解像度として,今回の2種類を選んだ。
グラフ1は,モンハンワイルズ ベンチの総合スコアをまとめたものだ。フレーム生成をオンで測定したものは,項目名に「フレーム生成」と記述している。モンハンワイルズ ベンチは,フレーム生成をオンにするとスコアが下がるので,フレーム生成オフ状態のほうがスコアが高いのは異常ではない。
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カプコンによるスコアに対する指標では,スコア2万以上で最高評価の「非常に快適にプレイできます」となる。見てのとおりVelox Mini B860は,ウルトラプリセットの2560×1440ドットでも,軽々と2万を超えてきた。
次に,同じ計測条件でのフレームレートをまとめたのが,グラフ2となる。
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最もフレームレートが低い2560×1440ドットのフレーム生成オフでも,80fpsを超えており,フレーム生成がオンだと120fpsをも超えている。ウルトラプリセットのレイトレーシング有効でも,これだけのフレームレートを記録するのだから,Velox Mini B860ならモンハンワイルズを快適にプレイできると太鼓判を押せるだろう。
サングラス型ディスプレイとの組み合わせもイケる
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ただし,Velox Mini B860とXREAL Oneを接続するには,別売りの機材が必要となる。XREAL Oneは,DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-CまたはThunderbolt 4/3でPCやゲーム機と接続する機器だ。しかし,残念ながらVelox Mini B860は,これらに対応するインタフェースを備えていない。
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なお,「USB Type-C to HDMI変換ケーブル」は数多く販売されているが,これらはUSB Type-C→HDMIへの変換しかできない。HDMI→USB Type-Cの変換が必要なサングラス型ディスプレイでは基本的に使えないのでご注意を。
Velox Mini B860と変換アダプタ,XREAL Oneをつなげた状態が以下の写真だ。
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接続の仕方にもコツがあるのだが,分かってしまえば,Velox Mini B860とXREAL Oneを組み合わせるのは簡単だ。PCとつないだXREAL Oneを顔にかけると,目の前に大画面でPCの映像が広がる。印象としては,50cmくらいの距離に27インチ程度の画面サイズという感覚だが,調光機能(※レンズの透過率変更機能)でレンズの向こうの背景を暗くすると,サイズ以上に映像への高い没入感が得られるのがサングラス型ディスプレイの魅力だ。
XREAL Oneの表示解像度は1920×1080ドットなので,モンハンワイルズも問題なく表示できるし,Windowsの小さな文字も読める。最大リフレッシュレートも120Hzなので,ゲーマー向けディスプレイ感覚で使えるのが嬉しいところ。
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3840×1080ドットの映像は,2560×1440ドットよりもやや解像度が高いものの,Velox Mini B860のパワーなら60fps以上のフレームレートで楽に表示できる。普通のディスプレイでは味わえない臨場感を楽しみたいという人には,サングラス型ディスプレイとのセットもお勧めだ。
小さくて静かで高性能。ゲーマーの新しい相棒にぴったりのVelox Mini B860
Velox Mini B860の特徴と見どころを一通り見てきたが,やはりもう一度強調したいのは,小さい筐体に2025年のゲームPCとして十分以上のスペックを備えながら,動作音がとても静かというところだ。
家族の視線を意識して,サイズの大きさや動作音のうるささが気になるゲームPCを,家庭に置くのはためらうという人は少なくないだろう。だが,Velox Mini B860なら,そういった心配は無用。テーブルの上の置いて使ってもうるさくないし,使わないときはハンドルを持ってすぐに片付けられるのだ。
もちろん肝心のゲーム性能も,モンハンワイルズ ベンチの結果を見ても分かるとおり,非常に充実したものだ。予算に余裕があるなら,CPUに,より高性能な上位モデルを選んだり,容量の大きなSSDを追加で入れたりもできる。
小さくて静かで高性能なVelox Mini B860は,新しいゲームPCを求める人にとって,最適な相棒となるだろう。
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