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小さくて静かで高性能! サイコムのゲームPC「G-Master Velox Mini B860」は,ゲームPC初心者にもピッタリの相棒だ【PR】
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印刷2025/03/29 12:00

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小さくて静かで高性能! サイコムのゲームPC「G-Master Velox Mini B860」は,ゲームPC初心者にもピッタリの相棒だ【PR】

 新世代GPUやCPUが登場して,PC市場を賑わせている。それに合わせて,ゲームPCの購入を検討している人もいるだろう。だが,高性能なゲームPCの多くは,筐体サイズが大きめで設置場所に悩むこともある。そんな人にお勧めしたいのが,今回紹介するサイコムのゲームPC「G-Master Velox Mini B860 Intel Edition」(以下,Velox Mini B860)だ。

G-Master Velox Mini B860 Intel Edition
メーカー:サイコム
税込標準構成価格:33万4200円(※2025年3月29日現在)
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 Velox Mini B860は,コンパクトなMini-ITXタイプのゲームPCである。だが,ゲームPCであるからには,小ささだけでなく性能や使い勝手も重要だ。本製品にはどんな魅力があるのかを解き明かしていこう。


G-Master Veloxは,初めてのゲームPCに好適


 まず初めに,サイコムのゲームPC「G-Master Velox」とは何かについて,簡単に触れておきたい。

こちらはサイコムの別製品の販売ページだが,BTOメニューではカスタマイズできる項目が非常に多いので,自分に合った製品を選ぶには相応の知識が必要だ
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 ゲーマー向けPCの多くは,搭載するCPUやGPU,ストレージといったPCパーツを,豊富な選択肢の中から選ぶBTO(Build To Order)方式で販売されている。自分の用途や好み,予算に合わせたPCを構成できるのが,BTO方式の利点だ。しかし,どのPCパーツが自分の希望にあったものなのか,選ぶのにはある程度の知識が必要な点はハードルでもある。

 G-Master VeloxシリーズもBTO方式で販売されているが,初めてゲームPCを買う人や,PCパーツ選びを難しく感じる人でも買いやすいように,BTOメニューでパーツ構成を選択,変更しなくても,標準構成のままで十分なゲーム性能を実現しつつ,価格を抑えているのが大きなポイントだ。
 要は,難しいことを考えなくても,ゲームを快適にプレイできるPCとして用意されているのがG-Master Veloxシリーズと理解していい。


コンパクトサイズにCore UltraプロセッサとGeForce RTX 5070を搭載


 前置きはこれくらいにして,Velox Mini B860の主な仕様を確認しておこう。
 Velox Mini B860は,DeepCool製のMini-ITX仕様PCケース「CH160」をベースとした小型のゲームPCだ。

Velox Mini B860。前面右下にはサイコムのロゴが貼り付けられている
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 左側面は,内部が見えるガラスパネルであるが,それ以外の側面はエアフローを重視したメッシュパネルとなっているので,ガラスパネル以外のすべての面で吸気や排気をできるのが特徴である。
 さらに,メッシュパネルのうち,天板と底板,筐体前面には,内側にホコリの侵入を防ぐフィルタも取り付けられていた。内部にホコリが溜まりにくいのはありがたい。

前面はほぼ全体が,右側面も前側3分の1程度はメッシュパネルになっていて,空気の流れを確保している(上)。背面側(下)も,I/Oインタフェース部分やグラフィックスカード部分を除けば,ほぼすべてメッシュパネルだ
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ガラスパネル越しに左側面から見た状態。ぎっしり詰まっている印象だが,前面からCPUクーラーの間は,空気の流れを遮るものがほとんどない
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内側から天板(写真左側)と前面(写真右側)のパネルを見た様子。写真では分かりにくいが,ホコリ防止用のフィルタが取り付けられている
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 天板部分にはハンドルが付いているので,ちょっと動かしたいときにも移動しやすい。

天板中央にはハンドルがある。ちょっと動かすのにとても便利で,機材撮影やテストで移動させるのときに,とても助かった
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CPU-Zで試用機が搭載するCPUのスペックを確認したところ
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 搭載可能なCPUは,Intelの最新デスクトップPC向けCPUであるインテル® Core™ Ultra 200Sプロセッサーシリーズだ。
 サイコムでは,シリーズ最上位の「インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285K」をはじめとして,4種類のCPUを用意している。今回の試用機が搭載するのは,20コア仕様のCPU「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF」だ。
 最も高性能というわけではないが,ゲーム用途でもそれ以外の用途でも,十分高い性能を有すると言っていい。

NH-U12A
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 CPUに組み合わせるCPUクーラーは,空冷式と液冷式の2種類があり,空冷式CPUクーラーには,自作PCファンに定評あるNoctua製のクーラーを用意する。今回の試用機は,Noctua製の空冷式CPUクーラー「NH-U12A」を採用していた。高い冷却性能と静音性を兼ね備えたクーラーとして,評価が高い。
 ちなみに,Velox Mini B860では,液冷式CPUクーラーとして,SilverStone Technology製の240mmサイズ液冷CPUクーラーか,Asetek製の240mmサイズ液冷CPUクーラーにNoctua製のファンを2基組み合わせたサイコム独自の液冷システムを選べる。独自の液冷システムを用意するあたりは,冷却に対する同社のこだわりが見えるポイントだ。

Velox Mini B860の冷却機構。ヒートシンクを2基のファンでサンドイッチしたNH-U12AをCPUに取り付けており,その後ろにも,ちらりとNoctua製空冷ファンが見える
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GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC
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 ゲームにとって最も重要と言えるグラフィックスカードには,GPUとして「GeForce RTX 5070」を搭載するMSI製の「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」を採用している。
 このグラフィックスカードは,最新GPUを搭載しつつ,カード長が約236mmというコンパクトさが特徴の製品だ。GeForce RTX 50シリーズ搭載カードの多くは,3連ファン搭載の大型カードがほとんどだが,本製品ならMini-ITXサイズのVelox Mini B860にマッチするわけだ。

Velox Mini B860のグラフィックスカード部分を拡大。もう少し長めのカードでも入りそうだが,フロントI/Oケーブルがあるので難しいかも?
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 メインメモリには,BTO標準構成時でDDR5-5600対応メモリモジュールを16GB分(8GB×2)搭載する。評価機では,32GB(16GB×2)を装備していたが,最大では96GB(48GB×2)まで増やすことも可能だ。

B860I WiFi
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 搭載マザーボードは,ASRock製のMini-ITX製品「B860I WiFi」だ。ゲーマー向けに特化したマザーボードではないが,信頼性の高さでは定評あるASRock製というのが見どころだろう。

 SSDには,Micron TechnologyのCrucialブランドから,PCI Express(以下,PCIe) 4.0 x4接続対応で容量1TBのM.2 SSD「Crucial P3 Plus」(CT1000P3PSSD8)を採用していた。ちなみに,マザーボードのB860I WiFiは,PCIe 5.0 x4対応のM.2スロットも備えているので,ユーザーが独自にPCIe 5.0対応SSDを購入して増設することも可能だ。

 電源ユニットには,CWTこと,台湾の電源ユニット製造大手であるChannel Well Technology製の出力650Wモデル「CSN650M-G」を搭載している。この電源ユニット自体の製品情報は公開されていないのだが,電源ユニットの変換効率「80 PLUS GOLD」に準拠したものだ。GeForce RTX 5070搭載カードの消費電力にも十分耐えられるだろう。
 電源ユニットは,筐体の前面,天板側に置かれるというちょっと変わった配置をしている。小さなPCケースで,熱を発する電源ユニットを冷やす工夫だろう。そのため,太い電源ケーブルが筐体の上側を通って背面に突き出しているのがご愛敬といったところか。

コンパクトな電源ユニット。ケーブルを着脱できるモジュラー式だ
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背面インタフェース部。有線LANポートが2つあるのが珍しい点だ。「2.5G」と書かれたポートのほうが通信速度は速いが,最高性能を発揮するには,同じ2.5GBASE-T対応のルーターやスイッチングハブも必要だ。USB Type-CポートはUSB 3.1 Gen.2x2(20Gbps)対応で,USB4やThunderbolt 4ではない
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左側面の下側手前には,電源ボタンやUSBポートなどが並ぶ。机の上に置いたときに使いやすい位置だ
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 Velox Mini B860の仕様をでまとめておこう。

表 G-Master Velox Mini B860(試用機)の主なスペック
CPU インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF(20(8+12)C/20T,P-core 定格クロック3.9GHz,P-core 最大クロック5.5GHz,L3キャッシュ容量30MB)
CPUクーラー Noctua NH-U12A(空冷)
メインメモリ DDR5-5600 SDRAM 32GB(16GB×2)
マザーボード ASRock B860I WiFi(Intel B860チップセット)
グラフィックス MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC(GeForce RTX 5070,グラフィックスメモリ容量12GB)
ストレージ Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8 容量1TB(M.2/PCIe 4.0 x4接続)×1
無線LAN Wi-Fi 6E
Bluetooth Bluetooth 5.3
有線LAN 2.5GBASE-T(2500/1000/100/10Mbps)×1,1000BASE-T×1(2500/1000/100/10Mbps)
前面インタフェース USB 3.2 Gen 2 Type-C×1,USB 3.2 Gen 1 Type-A×2,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1
背面インタフェース USB 3.2 Gen 2x2 Type-C×1,USB 3.2 Gen 2 Type-A×1,USB 3.2 Gen 1 Type-A×2,USB 2.0 Type-A×4,RJ-45(2.5GBASE-T)×1,7.1ch サウンド入出力
電源ユニット CWT CSN650M-G(定格出力650W,80PLUS GOLD認証)
PCケース DeepCool CH160(Mini-ITX型)
公称本体サイズ 約336(W)×200(D)×283.5(H)mm
公称本体重量 未公開
OS Windows 11 Home
標準構成価格 33万4200円(税込,2025年3月★日現在)


「ホントに動いてる?」と思うくらい静かなVelox Mini B860


 ここからは,Velox Mini B860を実際に使って,性能を検証していこう。
 Velox Mini B860を使っていて驚くのは,動作音が非常に静かであること。テストや撮影のため,編集部スタッフにセットアップを手伝ってもらっていたのだが,「本当に動いてます? と思うくらい静かですね」というくらい静かなのだ。空冷ファン仕様のPCとしては,驚くほど静かと言っていい。

動作中はLEDイルミネーションが光るので分かるが,動作音は静かだ
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 グラフィックスカードは,低負荷時にファンの回転が停止するので,ゲームをプレイしていないときに静かなのは分かる。だが,ゲーム実行中であっても,Velox Mini B860は静かなのだ。

 今回,カプコンが「モンスターハンターワイルズ」(以下,モンハンワイルズ)の公式ベンチマークソフトとしてSteamで公開中の「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」(以下,モンハンワイルズ ベンチ)を使って簡単にベンチマークテストを行っている。
 テスト中は,机の上に置いたVelox Mini B860でモンハンワイルズ ベンチを実行しながら,そのすぐ横で別の作業をしていたのだが,動作音が気になることはまったくなかった。高負荷なグラフィックス設定なので,相当にCPUやGPUを酷使していたはずだが,その状態でもこの静かさは大したものだ。
 Velox Mini B860はサイズも小さく,机の上に置いても圧迫感がないので,静音性の高さも合わせて考えると,机上で使うのに適したゲームPCと言えよう。

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 それではモンハンワイルズ ベンチを使って,Velox Mini B860の性能を簡単に調べてみよう。今回は,4Gamerで過去に掲載したテストレポート記事の設定を参考に,「グラフィックスプリセット」を「ウルトラ」,レイトレーシングは「高」に設定したうえで,フレーム生成をオンの状態とオフの状態でそれぞれ計測して,総合スコアとフレームレートを調べてみた。2回計測して,平均値を結果として採用している。
 テスト解像度は,2560×1440ドットと1920×1080ドットの2種類を選んだ。NVIDIAは,搭載GPUのGeForce RTX 5070を「4K解像度に最適化された」とアピールしている。しかし,4Gamerでのレビューからすると,4K解像度のウルトラプリセットでモンハンワイルズを実行するのは,GeForce RTX 5070には荷が重いようだ(※設定を下げればもちろん大丈夫)。そのため,高画質でも快適にプレイできる現実的な解像度として,今回の2種類を選んだ。

 グラフ1は,モンハンワイルズ ベンチの総合スコアをまとめたものだ。フレーム生成をオンで測定したものは,項目名に「フレーム生成」と記述している。モンハンワイルズ ベンチは,フレーム生成をオンにするとスコアが下がるので,フレーム生成オフ状態のほうがスコアが高いのは異常ではない。

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 カプコンによるスコアに対する指標では,スコア2万以上で最高評価の「非常に快適にプレイできます」となる。見てのとおりVelox Mini B860は,ウルトラプリセットの2560×1440ドットでも,軽々と2万を超えてきた。

 次に,同じ計測条件でのフレームレートをまとめたのが,グラフ2となる。

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 最もフレームレートが低い2560×1440ドットのフレーム生成オフでも,80fpsを超えており,フレーム生成がオンだと120fpsをも超えている。ウルトラプリセットのレイトレーシング有効でも,これだけのフレームレートを記録するのだから,Velox Mini B860ならモンハンワイルズを快適にプレイできると太鼓判を押せるだろう。


サングラス型ディスプレイとの組み合わせもイケる


XREAL One
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 Velox Mini B860について,サイコムとやり取りしている中で,サイコムのスタッフから,「本製品とXREAL製のサングラス型ディスプレイを組み合わせて使っている」という話が出た。そこで,Velox Mini B860の面白い使い方として,最新のサングラス型ディスプレイ「XREAL One」と組み合わせてみることにした。

 ただし,Velox Mini B860とXREAL Oneを接続するには,別売りの機材が必要となる。XREAL Oneは,DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-CまたはThunderbolt 4/3でPCやゲーム機と接続する機器だ。しかし,残念ながらVelox Mini B860は,これらに対応するインタフェースを備えていない。

今回使用したHDMI to USB Type-C変換アダプタ。アダプタ自体にも電力供給が必要だ
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 そのため,Velox Mini B860とXREAL Oneを接続するには,市販の「HDMI to USB Type-C変換アダプタ」を用意しなくてはならない。グラフィックスカードのHDMI出力に変換アダプタを接続して,さらに変換アダプタにXREAL Oneをつなぐ必要があるわけだ。筆者が使用した変換アダプタは,Lemoreleブランドの製品である。
 なお,「USB Type-C to HDMI変換ケーブル」は数多く販売されているが,これらはUSB Type-C→HDMIへの変換しかできない。HDMI→USB Type-Cの変換が必要なサングラス型ディスプレイでは基本的に使えないのでご注意を。

 Velox Mini B860と変換アダプタ,XREAL Oneをつなげた状態が以下の写真だ。

Velox Mini B860とXREAL One。写真では,PCと首像の間に見える小さなものが変換アダプタだ
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 接続の仕方にもコツがあるのだが,分かってしまえば,Velox Mini B860とXREAL Oneを組み合わせるのは簡単だ。PCとつないだXREAL Oneを顔にかけると,目の前に大画面でPCの映像が広がる。印象としては,50cmくらいの距離に27インチ程度の画面サイズという感覚だが,調光機能(※レンズの透過率変更機能)でレンズの向こうの背景を暗くすると,サイズ以上に映像への高い没入感が得られるのがサングラス型ディスプレイの魅力だ。
 XREAL Oneの表示解像度は1920×1080ドットなので,モンハンワイルズも問題なく表示できるし,Windowsの小さな文字も読める。最大リフレッシュレートも120Hzなので,ゲーマー向けディスプレイ感覚で使えるのが嬉しいところ。

ウルトラワイド表示モードでゲームをプレイしているイメージ
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 さらに,XREAL Oneの「ウルトラワイドモード」を使うと,3840×1080ドットの仮想スクリーンでゲームを表示できる。顔の動きに合わせて,横長の画面の一部を表示するというモードなので,本物のウルトラワイドディスプレイとは異なるが,顔を向けた方向にも映像が広がるウルトラワイド画面の臨場感は格別だ。
 3840×1080ドットの映像は,2560×1440ドットよりもやや解像度が高いものの,Velox Mini B860のパワーなら60fps以上のフレームレートで楽に表示できる。普通のディスプレイでは味わえない臨場感を楽しみたいという人には,サングラス型ディスプレイとのセットもお勧めだ。


小さくて静かで高性能。ゲーマーの新しい相棒にぴったりのVelox Mini B860


 Velox Mini B860の特徴と見どころを一通り見てきたが,やはりもう一度強調したいのは,小さい筐体に2025年のゲームPCとして十分以上のスペックを備えながら,動作音がとても静かというところだ。
 家族の視線を意識して,サイズの大きさや動作音のうるささが気になるゲームPCを,家庭に置くのはためらうという人は少なくないだろう。だが,Velox Mini B860なら,そういった心配は無用。テーブルの上の置いて使ってもうるさくないし,使わないときはハンドルを持ってすぐに片付けられるのだ。

 もちろん肝心のゲーム性能も,モンハンワイルズ ベンチの結果を見ても分かるとおり,非常に充実したものだ。予算に余裕があるなら,CPUに,より高性能な上位モデルを選んだり,容量の大きなSSDを追加で入れたりもできる。
 小さくて静かで高性能なVelox Mini B860は,新しいゲームPCを求める人にとって,最適な相棒となるだろう。

サイコムのVelox Mini B860製品情報ページ

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