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「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」が本日サービス開始。シリーズのキャラクター総登場の“お祭りメタルギア”をメディア体験会でプレイしてきた
今回の配信に先駆けて,KONAMIとグリーは,11月29日に東京・六本木のグリー本社でメディア向けの先行体験会を実施した。
体験会では,本作のプロデューサーであるコナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクションの岡村憲明氏が簡単なゲーム内容の解説を行った後,iPadでの試遊が行われた。
そこで体験できた本作のゲームシステムや美しいグラフィックス,新規収録ボイスも使われている演出などを,ゲーム序盤の流れとともにを紹介しよう。
「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」(App Store)
「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」公式サイト(Google Play)
シリーズ全作品のキャラクターカードと
メタルギアカードで自分だけの部隊(デッキ)を構築
冒頭で触れたように,「MGS SOP」は「メタルギア」シリーズの世界観をモチーフにしたソーシャルゲームとなっている。まずは,ゲームシステムにおいて重要な要素となる「カード」と「部隊」(デッキ)について説明しておこう。
本作は「メタルギア」シリーズのストーリーをなぞる形で進み,サービス開始時は「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」(以下,MGS3)と「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」(以下,MGS PW)のミッションをプレイできるのだが,プレイヤーが入手して使うカードの絵柄には,最初から全シリーズのキャラクターが登場する。カードのイラストには新規描き下ろしのものもあり,岡村氏は「今までのメタルギアシリーズにはなかった大胆な構図のカードもあって,本作ならではの面白いポイントになっています」とアピールしていた。カード集めも楽しみの1つとなるだろう。
カードはミッションを進めることで手に入るほか,「ノーマルガチャ」や「プレミアムガチャ」を引くことでも入手できる。「ノーマルガチャ」は1日1回無料で引けるが,これとは別にランチタイム(11:30〜13:30)にも無料で1回引けるようになっている。
また,チュートリアルの完了や,ほかのプレイヤーへのあいさつで加算される「絆ポイント」を消費することでも引けるので,一番カード入手がしやすい手段だろう。
「プレミアムガチャ」は,ゲーム中でプレゼントされることもあるチケットを使うか,課金によって購入する「MGコイン」(以下,MGC)を消費して引くもの。ノーマルガチャよりもレア度の高いカードが,確実に手に入るようになっている。
また,プレミアムガチャ10回分のMGCの消費でオマケのカードが1枚追加でもらえる「プレミアム11連ガチャ」や,後述の「レイドボス」を倒すと入手できるチケットを使って引く「レイドガチャ」なども用意されている。
プレイヤーはこうして手に入れたカードで部隊を組み,ゲーム中のバトルで使用する。部隊はキャラクターや兵器などの計8枚にメタルギアカード1枚を加えた最大9枚で組むのだが,カードには「コスト」という値が設定されており,使用カードのコストを合計した値が,プレイヤーのレベルによって決められた数値以内でならなければならない。当然ながら強いカードはコストが高くなるので,強いカードばかりを使うというわけにはいかないのだ。
このデッキを考えるのが苦手だったり,面倒だったりする人のために,CPUが強さとコストのバランスを考えて自動的にデッキを組んでくれる「オートデッキ」のシステムも用意されている。
なお,自分で組んだデッキは3つまで保存でき,いずれかを「メインデッキ」として選んでおくことで,そのデッキを戦闘で使えるようになる。
ほかのプレイヤーとの対戦は
ガチャを引くためのポイントをもらえるチャンス
ここからは実際のゲームプレイの流れを説明していこう。ゲームをスタートさせると,東京ゲームショウ2012での試遊時と同じようにネイキッド・スネークとメイ・リンが登場するチュートリアルが始まる。「MGS PW」に登場した「クリサリス」のメタルギアカードを中心に組まれたデッキを使い,カードの入手や強化,バトルなどについて体験するという内容だ。
このチュートリアルが終わった時点で持っているカードを引き継いで本編がスタートするのだが,チュートリアル中に,ガチャを1回引いて,手に入れたカードを手持ちのデッキに組み込むというレッスンがある。さらに,チュートリアル終了後には「オールド・スネーク」「雷電」「ザ・ボス」「EVA」「パス」という5枚のレアカードから好きなカード1枚を選んで手持ちのカードに加えられるので,デッキにある程度自分の色を出すこともできるだろう。
オールド・スネーク |
雷電 |
ザ・ボス |
EVA |
パス |
本編がスタートすると「マザーベース」と呼ばれるメインメニューが表示され,そこからミッションへと潜入していく。
最初のミッションはMGS3のストーリーに沿ったもので,簡単な無線会話のテキストとスクリーンショットによるMGS3のプロローグを経て,プレイが始まるという流れだ。
シリーズのファンにとっては懐かしさいっぱい,初めて「メタルギア」シリーズに触れる人にとっては,ストーリーの概要を知ることができるシーンだ。「メタルギア」シリーズのハイライトが凝縮されており,作品の雰囲気が再現されているシーンなので,しっかり見ておこう。
ミッションでは「メタルギア」シリーズらしく,スネークとなって潜入ミッションに挑むわけだが,ミッションすべての場面で前述のカードデッキを使うわけではない。まずは画面タッチによって,スネークが敵の見張りをスニーキングで回避しながら自動的に進んでいくというミッション画面が展開する。このミッションの画面下には,「ゼロ少佐」や「パラメディック」といったキャラクターとの無線通信のセリフが表示されるなど,ファン向けの細かな演出も施されていた。
ここで敵に見つかるかどうかはランダム要素になっているらしいのだが,実際にプレイしたときは,少なくとも序盤のミッションで敵に発見されてしまうことはなかった。ここで敵に見つからずにある程度進められれば,「ステルスチェイン」というボーナスも発生する。ステルスチェインがたまるほど,ミッションのクリア報酬がよくなるようだ。
ミッション中の行動は,画面上にある「AP」(アクションポイント)という数値を消費していく。消費する数値はミッションの内容によって異なっていて,経験値が高いミッションほど消費量が多くなっているそうだ。このAPはアイテムによって回復できるほか,1分につき1ずつ回復し,プレイヤーがレベルアップしたときは全回復する。
ミッションによっては最後にボスが登場し,ここで自分の部隊を使ったボスバトルが行われる。部隊はバトル中以外なら編集が可能で,ミッション中に入手したカードをすぐに組み込むことも可能だ。
部隊さえ組んでおけば,戦闘は完全オートで進む。序盤のボスなら,デフォルトのカードで組んだ部隊でも十分戦える強さだった。
ミッションの最後に待ち受けるボス以外に,ミッション遂行中に突如出現する「レイドボス」がいる。これはゲームのキャンペーンなど,特定の期間に登場するもので,ほかのプレイヤーと協力して戦うことが前提になっている強力なボスだ。
レイドボスとのバトルでは,準備画面で「BP」(バトルポイント)を消費すると,バトルでより大きなダメージを相手に与えることができる。より有利に戦いたいならば,BPを投入するのが基本となるだろう。このBPは,アイテムやレベルアップによって回復する。
今回のプレイで遭遇したレイドボス「戦車」は,BPをうまく使うことで協力者なしでも倒せたが,レイドボスは遭遇するたびにレベルが上がり,倒すのが難しくなっていくという。負けてしまってもとくにペナルティはないが,勝利すればガチャのチケットや,メタルギアカードを強化できる「スキルチップ」などがもらえるので,ほかのプレイヤーの協力を仰ぐなどしてぜひとも倒したいところだ。
なお,レイドボスを倒した成績は,プレイヤーランキングに反映されるとのことだ。
ほかのプレイヤーとは,レイドボス討伐時の協力以外に,対戦も可能となっている。マザーベースから「バトル」を選ぶと,自分のレベルに近いプレイヤーがマッチングされるので,好きな相手を選んで戦ってみよう。ここではデッキ同士のオートバトルが行われ,勝利すれば「バトル勝利pt」がもらえる。バトル勝利ptはメタルギアカードを強化できるパーツなどと交換可能だ。また,勝っても負けても「絆ポイント」がもらえ,負けてもペナルティはないので,ポイントを稼ぐためにどんどんバトルに挑んでみよう。
今回の試遊では,ゲームを約1時間半プレイして,ミッション2のボスあたりまでをじっくり楽しむことができた。
気になる課金要素については,ガチャとアイテム入手に使われるMGCの購入(レートは81MGC=税込85円)のみで,とくに序盤に関しては無料でも十分にプレイできた。
グラフィックスもスマートフォン用タイトルとしてはかなり美麗で,ガチャを引いたときにスネークがダンボールを開けたり,本作のためだけに用意されたスネークを演じる大塚明夫氏の録り下ろしボイスを楽しめたりと,MGSシリーズのファンにはグッとくる演出も数多く用意されていた。
プロデューサーの岡村氏によると「シリーズの登場人物が一堂に会してバトルを繰り広げる“お祭りメタルギア”」「電車内で遊ぶのに最適な手軽さ」とのことなので,あまり肩肘張らずに,気軽に試してみるのがいいのではないだろうか。メタルギアシリーズを知らない人でも,壮大なストーリーをダイジェストで追体験できるので,本シリーズに触れるきっかけとして遊んでみるのもいいかもしれない。
コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション プロデューサーの岡村憲明氏。ソーシャルコンテンツのプロデュースは本作が初 |
体験会では,参加者はiPadを使って本作をプレイすることができた。iPadの大きな画面でも,グラフィクスの粗などはとくに気にならなかった |
<商品概要>
タイトル 「メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス」
メーカー KONAMI
配信先 GREE
ジャンル RPG
配信日 配信中
対応機種 iOS 4.3以降 iPhone,iPad,iPod touch ※一部端末を除く Android 2.2以上 ※Android3.xを除く
「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」(App Store)
「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」(Google Play)
「METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS」公式サイト
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METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS
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