連載
スマホゲーム初期の名作。Android向けシューティング「魔砲大戦」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第249回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
Android向けシューティングゲームは数あれど,OSのバージョンがまだ1.6のころに登場したものとなると,かなり限られてくる。そんな“古参”の中でも,ゲームバランス,キャラクターともに突出したクオリティを誇るのが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「魔砲大戦」だ。
本作は「ショットの変更」「パワーアップ」「ボム&緊急回避」「ボス戦」といった要素はもちろん,難度選択やステージセレクト,ハイスコア登録といった機能まで備わっているという至れり尽くせりの作り。しかも,登場するキャラクターはみんなかわいい女の子と,萌え要素も完璧だ。これを聞いただけでも,プレイしたくなる人は多いだろう。
「魔砲大戦(Free)」ダウンロードページ(Google Play)
「魔砲大戦(寄付)」ダウンロードページ(Google Play)
基本操作は,画面をタップしている間は弾を前方に連射,スワイプで自機となる「朱梨(あかり)」の移動,というシンプルなもの。つまり自機を動かしていれば,自動で弾を連射してくれるのだ。
なお,発射される弾の種類は,敵が落とす「魔砲アイテム」を拾うと変化する。直線的に攻撃する「SHOT」,扇状に広範囲を攻撃する「WIDE」,敵を追尾する「HOMING」,範囲は狭いが敵を貫通する「LASER」と,バラエティ豊富だ。
また,現在装備中の攻撃と同じ魔砲アイテムを取ること,威力が強化される。たとえば攻撃がWIDEのとき,同じWIDEの魔砲アイテムを取れば,より広範囲を攻撃できるようになる,といった具合だ。攻撃を変化させるか,それとも強化を続けるかの判断が重要になるだろう。
そしてシューティングに欠かせない必殺技も,もちろん用意されている。画面をダブルタップすれば,自機が無敵になり,かつ超強力な攻撃を繰り出せる「魔砲」が発動するのだ。
攻撃だけでなく,防御面を強化できるアイテムも登場する。これは星が描かれた黄色い玉のような形をしており,基本的に雑魚を倒すと出現。取ると左下の「Manna」が増えていき,このMannaが100%になると,HPの最大値が1増加する。HPは敵の弾や本体に触れてしまうと1減り,0になるとゲームオーバーとなってしまうので,Mannaは積極的に増やしていくといいだろう。
なお,自機は画面に対してかなり大きいが,当たり判定があるのは背中の白い部分辺りだけで,かなり小さい。そこに指を置いて移動させれば,弾を避けやすいはずだ。
そんな感じで雑魚を倒しながらステージを進んでいくと,やがて中ボスが登場。弾を何発も撃ち込まなければ倒せないが,魔砲アイテム,魔砲陣アイテム,HP回復といった有益なアイテムがたくさんゲットできる。どれも攻略に不可欠なものばかりなので,しっかり回収しよう。
ステージの最後はボス戦だ。ボスは自分と同じ魔砲少女であり,戦いの開始前に会話イベントも発生する。ボスの攻撃は苛烈で,耐久力も雑魚や中ボスなどとは桁違いだが,無事倒すことができれば晴れてステージクリアとなる。
1度クリアしたステージは,ステージセレクトにていつでも再チャレンジ可能だ。
ゲームオーバー時にはリザルト画面が表示されるが,いいスコアを記録できれば,シューティングゲームではお馴染みのアルファベットによる名前入力画面に移るのが,何とも心憎い。ぜひともハイスコアを狙っていこう。
スマートフォン用ゲームが現在ほどの人気を得ていなかった時代に,これほどのクオリティを持ったタイトルがリリースされていたとは驚きだ。未だに多くのファンに愛されている名作でもあるので,1度プレイしてみてはどうだろうか。
著者紹介:トリスター&ひーる
エログロからゲームまでさまざまな雑誌の編集を手がけ,現在はフリーのライターをしている。ネットゲームが大好きで仕事をさぼってまでプレイするほか,新しい物好きでもあり,Android端末も最初期に購入した。現在では各バージョンごとに専用端末を揃えている。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
魔砲大戦(Free)
- 関連タイトル:
魔砲大戦(寄付)
- この記事のURL:
キーワード
Copyright(C) 2011 RONJI All Rights Reserved.