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USB ACアダプタやUSBハブにもなる小型のビデオキャプチャデバイス「GC313Pro」が1月24日発売。Switchやスマホの録画に適する
税込のメーカー想定売価は1万5950円前後である。
GC313Proは,2024年6月のCOMPUTEX 2024で披露されていた製品だ。見た目とサイズは,ごく一般的なUSB ACアダプタで,実際にUSB Type-C×2(最大出力100W,2ポート使用時は最大各45W),USB Type-A×1(最大出力5W)での給電も可能だ。
しかし,USB Type-Cポートの1つ(写真上側)がDisplayPort Alternate Mode対応の映像入力端子にもなっていて,接続した機器に給電しながら,その機器の映像を取り込めるのが,GC313Pro最大の特徴である。
GC313ProにはHDMI 1.4出力端子もあり,入力映像をHDMIポートに接続したテレビやディスプレイに表示することも可能だ(※HDMIからの映像入力はできない)。
録画は,接続したPC側のCPUまたはGPUでエンコードするソフトウェアエンコード方式である。そのため,Windows 11/10搭載のPCまたはMac(macOS 13以上),USB Type-Cポートを備えるiPad(iPadOS 17以上)と接続して使う必要がある。
映像入力がUSB Type-Cに限られるので,PlayStation 5やUSB Type-C映像出力ができないPCの映像を録画したい場合は,市販のHDMI to USB Type-C変換アダプタが必要になるのはハードルだろう。だが,録画したい機器がUSB Type-Cでの映像出力に対応しているなら,GC313Proは,邪魔になりにくいコンパクトなUSBキャプチャデバイスとして,魅力的な製品ではなかろうか。
なお,AVerMediaは,GC313Proからビデオキャプチャ機能を省いたUSB ACアダプタ兼USBハブの「GC313」という製品も1月24日に発売する。見た目はそっくりだがキャプチャ機能はないので,GC313Proを買おうと考えている人は,間違えないようにしてほしい。
AVerMediaのGC313Pro製品情報ページ
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