税込2980円のエントリーゲーマー向けキーボード「デスイルミネーター」がビット・トレード・ワンから発売

　2016年11月25日，ビット・トレード・ワンは，同社のコンシューマ向け製品ブランド「ビットフェローズ」の新製品となるエントリーゲーマー市場向けキーボード「デスイルミネーター」（型番：BFKB108ILBK）を発表した。12月7日に2980円（税込）で発売予定だ。

デスイルミネーター

　従来，ビットフェローズのゲーマー向けキーボード製品名は型番表記がメインだっただけに（関連記事），デスイルミネーター（Death Illuminator）という，なんともベタな製品名が付いているのはある意味新鮮だが，ともあれ，デスイルミネーターは，シンプルな日本語108キー配列のメンブレンスイッチ採用キーボードとなっている。

　本体は，筐体のトップカバーに約1200g，厚さ約1.4mmの鋼鉄板を採用し，その上にキースイッチが載るという，Corsairが先鞭を付け，最近はさまざまなブランドから出て流行になっているスタイルである。

　鋼鉄仕様のトップカバーから“生える”柱の部分にはLEDが埋め込んであり，右［Windows］キーの代わりに採用する，ビットフェローズのロゴ入り［bf］キーと［Tab］キーの同時押しで，色が「ホワイト」「イエロー」「ターコイズ」「パープル」「グリーン」「レッド」「ブルー」と順繰りに変わるモードに入る。また，［bf］＋［←］［→］キーで色はから選択でき，さらに［bf］＋［↑］［↓］キーで輝度も調整可能だ。
　［bf］＋［F12］キーで［Windows］キーの有効/無効切り替えを行えるのは，ゲーマー向けモデルらしいところと言えるだろう。

ビット・トレード・ワンが公開した，LEDの発色イメージ画像から，［T］［Y］キー周辺をトリミングして並べたもの。左からホワイト，イエロー，ターコイズ，パープル，グリーン，レッド，ブルーの順だ。この画像だと，ホワイトとターコイズは「明るさの異なるブルー」にしか見えなかったりもするが，実機ではどうだろうか

　気になる同時押し対応は，［W/A/S/D］キーを中心に，カーソルキーも含む26キーで対応。［E/S/D/F］をホームポジションとして使う人にも対応できるようになっている。

デスイルミネーターの機能一覧画像。［bf］＋［F4］キーでサウンド出力のミュート機能有効/無効切り替えが行える点にも注目しておきたい。なお，キーロック用のホットキーが2つあるが，片方は全キーをロックするという，ゲーム用途ではあまり使い道のなさそうな機能を提供するものである。掃除用，なのかもしれない

　税込約3000円のゲーマー向けキーボードとしては十分なスペックなので，打鍵感が気に入ったのであればアリだろう。ゲーマー向けデバイスの購入にあたって，コスト感を第一に考えるならば，試してみる価値があるように思う。

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ビット・トレード・ワンのデスイルミネーター製品情報ページ

●デスイルミネーターの主なスペック

• 接続インタフェース：USB
• キースイッチ：メンブレン
• 基本キー数：日本語108キー
• キーピッチ：未公開
• キーストローク：4±0.4mm
• アクチュエーションポイント：未公開
• 押下特性：55±10g
• ロールオーバー：未公開
• 複数キー同時押し対応：エリア限定
• キー耐久性：2000万回
• ポーリングレート（レポートレート）：未公開
• マクロ機能：なし
• バックライト：搭載
• サイズ：437（W）×148（D）×37〜46（H）mm（※チルトスタンド搭載）
• 重量：1200g（※ケーブル含む）
• ケーブル長：約1.8m
• 対応OS：Windows 10・8.x・7・Vista
• 保証期間：6か月