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そうだ アニメ,見よう:第252回は第2章「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」。アムロ役・古谷 徹さんの“復活”に衝撃
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印刷2026/02/05 08:00

連載

そうだ アニメ,見よう:第252回は第2章「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」。アムロ役・古谷 徹さんの“復活”に衝撃

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 2026年1月30日,待望の劇場アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」が公開された。本作は,2021年に公開の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の続編にあたり,全三部作の第2章となる。物語は,引き続き初代ホワイトベース艦長ブライト・ノアの息子,ハサウェイ・ノアを主人公に描かれる。

 というわけで,「そうだ アニメ,見よう」第252回のタイトルは,「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」(全国のTOHOシネマズ系で公開中)。制作はサンライズ(バンダイナムコフィルムワークス),脚本は「機動戦士ガンダムUC」や「ガンダムビルドダイバーズ」シリーズで知られるむとうやすゆき氏が担当し,監督は「Witch Hunter ROBIN」や「虐殺器官」を手がけた村瀬修功氏が務めている。
 なお,本稿には作品の内容に関するネタバレが含まれているため,未視聴の人は注意してほしい。


「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」


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 時はU.C.0105。第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年後の世界を舞台に,地球連邦政府は腐敗し,特権階級が地球を私物化。一般市民を強制的に宇宙へと移住させる非人道的な政策「人狩り」を実行していた。

 この状況を打破すべく,レジスタンス組織「マフティー」はモビルスーツを用いたテロ行為を敢行し,地球連邦政府の高官や要人を標的とした“粛清”を続けていた。そのリーダーである“マフティー・ナビーユ・エリン”の正体こそが,「一年戦争」をアムロ・レイと共に戦ったブライトの息子,ハサウェイ・ノア(CV:小野賢章)である。

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 ハサウェイはある日,特権階級専用の往還シャトル内で発生したハイジャック事件に巻き込まれ,そこで不思議な雰囲気をまとう少女ギギ・アンダルシア(CV:上田麗奈)と,地球連邦軍のケネス・スレッグ大佐(CV:諏訪部順一)と出会う。事件はひとまず収束するが,ケネスはマフティー殲滅を命じられた特殊部隊「キルケー部隊」の指揮官でもあった。

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 不思議な力を感じさせるギギの存在に,過去のトラウマを呼び起こされるハサウェイ。彼女の言葉に翻弄されながらも,マフティーとしての使命を胸に,政府高官が集うオーストラリア・アデレード会議襲撃の準備を進めていく。

 一方のケネスもまた,自ら立案したアデレード会議の支援作戦とマフティー殲滅計画を着々と進行させていた。そんな中,刑事警察機構「マン・ハンター」の長官ハンドリー・ヨクサン(CV:山寺宏一)から,ある密約を持ちかけられる。
 そして,それぞれが目的のために動く中,ギギもまた,自身の役割を果たすためホンコンへと旅立つのだった。

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初週3日間で興収8.4億円を記録


 第2章の公開は実に5年ぶり。筆者同様,公開を待ちわびていたファンも多かったようで,初週3日間(1月30日〜2月1日)の興行収入は約8.4億円と,好調なスタートを切った。観客動員数も約51万人を記録しており,最終的には前作の興行収入22.3億円を上回る可能性も見えてきている。



 本作は,ガンダムの生みの親である富野由悠季氏の原作小説を再構築した作品で,正史とは異なるパラレルワールドとして描かれていた物語を,1988年公開の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の続編という位置付けに再設定したものだ。いわゆる“アムロに子供がいる世界線”とは異なるルートとなっている。

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 1985年放送の「機動戦士Zガンダム」で,ブライトとミライの長男として登場した赤ん坊が成長し,25歳の青年となってガンダムに乗る――ファンにとって胸が熱くなる展開だ。しかし周知のとおり,ハサウェイは「逆襲のシャア」で大きな悲劇を引き起こしている。
 初恋の少女クェス・パラヤの死,アムロの恋人チェーン・アギへの暴挙,そして戦場で失われていく命の数々。それらを背負った彼は心を病み,治療のため地球へと降り立つ。

 そこで出会ったのが,反地球連邦政府組織の黒幕クワック・サルヴァーであり,ハサウェイは次第にマフティーの活動へと傾倒していくのだ。

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 そんな心に深い傷を負った青年の“再生”の鍵を握るのが,謎多き少女ギギ・アンダルシアだ。ある人物をパトロンに持つ彼女は,奔放な振る舞いの裏で鋭い言葉を投げかけ,物事の核心を突く。
 「マフティーのやり方,正しくないよ」
 レジスタンスのリーダー“マフティー・ナビーユ・エリン”と,一人の青年ハサウェイ・ノア。その二つの立場のあいだで揺れ動く心情が,本作の物語の軸となっている。

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 ギギを演じるのは,「チェンソーマン レゼ篇」でレゼ役を務めた上田麗奈さん。今作でもファム・ファタール(運命の女)としての存在感を存分に発揮しており,さらなるファン層の拡大が期待できそうだ。


量産型νガンダムと,古谷 徹さんの登場に驚愕


 そして,ガンダムシリーズの華ともいえるモビルスーツ(MS)戦だが,今回はある機体の登場に度肝を抜かれた。本作でハサウェイが搭乗する「Ξ(クスィー)ガンダム」の前に立ちはだかるのは,「TX-ff104 アリュゼウス」だ。

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 本機は,ペーネロペー開発時に製造された試作機のパーツを流用した機体で,コアには「RX-94 量産型ν(ニュー)ガンダム」が使用されている。先日公開された記念PVでも示唆されていたが,外装が剥がれた内部から,現存しないはずの“νガンダム”が姿を現す演出には,思わず目を疑った。


 公式設定では,1機のみ製造が確認されており,ペーネロペーで敗れたレーン・エイム(CV:斉藤壮馬)が持ち出したとされている。筆者は原作小説を読んでいるものの(かなり昔で記憶が曖昧だが),このような戦闘シーンは存在しなかったはずで,原作から大きく踏み込んだ改変といえる。

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 そして,もう一つの衝撃が,アムロ・レイ役を務める古谷 徹さんの“復活”だ。別作品では姿を見せなかったものの,本作では新録された生の声がしっかりと収録されている。「逆襲のシャア」の戦闘シーンもリメイクされており,ファン必見の内容となっている。

 第二次ネオ・ジオン戦争に深いトラウマを抱えるハサウェイが,νガンダムを目にしたときの心情は察するに余りある。その答えは,ぜひ劇場で確かめてほしい。

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 バトル表現についても前作同様,MSのコックピットにいるかのような臨場感と迫力に,108分間圧倒されっぱなしだった。村瀬監督は,従来の「アニメ的なケレン味」を抑え,レンズの特性(ボケやパース)を意識した,実写映画に近い画面構成を徹底しているという。

 “動く美術”とも称される3DCGと手描き作画の融合による映像美に,「ガンダムを手がけるのは,その時代の最高のスタッフ」という業界の言葉を思い出し,思わず感涙してしまった。いい大人なのだけれど。

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もしかして改編もありうる?


 原作小説第1巻が発表されたのは1989年。映像化としてはかなり遅いタイミングだが,制作発表時には全3巻をすべて映像化すると明言され,大きな話題を呼んだ。小説未読でも,漫画版やゲーム「SDガンダム GGENERATION」シリーズなどで大筋を知っている人は多いだろう。

 ガンダムシリーズ屈指の悲劇的な結末を迎える物語だけに,最終章となる第3章を思うと,どうしても気持ちが沈んでしまう。鑑賞後の劇場にいたファンたちも,一様に重い表情を浮かべていたように感じられた。

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 筆者も同様だったが,今回の「キルケーの魔女」を観て,“もしや……”と思い始めた。戦闘シーンに限らず,セリフや設定,ストーリー展開に至るまで,原作からの変更点が随所に見られるからだ。
 そして決定打となったのがラストシーン。再会したハサウェイとギギのある行動は,原作には存在しなかった要素である。

 それらを踏まえ,最終章がどのような結末を迎えるのか。気になって夜も眠れない。ただし,次は5年待ちは勘弁してほしい。

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放映データ
2026年1月30日公開
キャスト
ハサウェイ・ノア:小野賢章
ギギ・アンダルシア:上田麗奈
ケネス・スレッグ:諏訪部順一
レーン・エイム:斉藤壮馬
ガウマン・ノビル:津田健次郎
ケリア・デース:早見沙織
イラム・マサム:武内駿輔
ハンドリー・ヨクサン:山寺宏一
スタッフ
原作:富野由悠季/矢立 肇
監督:村瀬修功
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:pablo uchida/恩田尚之/工原しげき
キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦
メカニカルデザイン:カトキハジメ/山根公利/中谷誠一/玄馬宣彦
メカニカルデザイン原案:森木靖泰/藤田一己
美術設定:岡田有章
美術監督:大久保錦一
色彩設計:すずきたかこ/久保木裕一
ディスプレイデザイン:佐山善則
CG ディレクター:増尾隆幸
撮影監督:大山佳久
特技監督:上遠野 学
編集:今井大介
音響演出:笠松広司
録音演出:木村絵理子
音楽:澤野弘之
エンディング主題歌:「SWEET CHILD O' MINE」GUNS N' ROSES
オープニングテーマ:「Snooze」SZA
挿入歌:「ENDROLL」by 川上洋平 [Alexandros]×SennaRin/「CIRCE」SennaRin
企画・制作:サンライズ
製作:バンダイナムコフィルムワークス
配給:バンダイナムコフィルムワークス/松竹
(C)創通・サンライズ
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