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Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から
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印刷2017/01/04 02:00

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Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から

画像集 No.002のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から
 2017年1月4日2:00,開発コードネーム「Kaby Lake-S」(ケイビーレイクS)こと第7世代CoreプロセッサのデスクトップPC向けモデルが発表となった。そしてそれに合わせる形で,Kaby Lakeおよび「Skylake」こと第6世代Coreプロセッサに対応するIntel 200シリーズチップセットを搭載するマザーボードもASRockとASUSTeK Computer(以下,ASUS),GIGA-BYTE TECHNOLOGY(以下,GIGABYTE),そしてMSIの4社から発表になった。

 CPUであるKaby Lake自体が,Skylakeのマイナーチェンジ版であるため,新チップセットであるIntel 200シリーズにも,目新しい特徴は見当たらないのが正直なところ。Intelの高速ストレージ技術「Intel Optane Technology」(以下,Optane)をベースとするストレージデバイスに対応するのが新しい特徴ということになっているが,Optane対応ストレージデバイスの発売は2017年3月以降という話で,登場当初は容量も少ない(※最小で16GB,最大でも180GB)ということで,目玉の機能というほどの要素でもない。

GIGABYTEの説明資料にあったKaby Lake-Sベースのシステム構成図。赤枠内が新要素なのだが,オーバークロックはIntel 200シリーズでなくても可能だし,単体GPUを使うゲームPCなら4Kコンテンツの表示はできて当たり前と,インパクトに欠ける
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 そんな事情があってか,メーカー側は,CPUとチップセット以外の付加要素でマザーボード製品の差別化を試みており,ある意味ではメーカーごとに重視するポイントが分かれた,興味深いラインナップになっている。
 メーカー名のアルファベット順に,各社の新製品をまとめて紹介したい。


ASRock:Mini-ITX仕様の製品をいち早くラインナップ


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 まずはASRockの製品から見ていこう。
 ASRockはゲーマー向けマザーボードとして,Intel 200シリーズの最上位チップセットであるIntel Z270(以下,Z270)搭載モデルを3製品,下位モデルにあたるIntel H270(以下,H270)搭載モデルを2製品の,計5製品をラインナップしてきた。ATX仕様だけでなく,Micro-ATX仕様やMini-ITX仕様の製品も用意している。
 発表された製品のラインナップは表1のとおり。以下,フォーマットは共通なので最初に紹介しておくと,表では製品名とフォームファクタ,搭載チップセット,PCI Express(以下,PCIe)スロットの構成,M.2スロットの数,USB 3.1 Gen.2ポートの構成,メーカーもしくは販売代理店想定売価をまとめている。
 というわけでASRock製品の話に戻ると,発売日は,Fatal1ty Z270 Gaming K6(以下,Z270 Gaming K6)と,Fatal1ty H270M Performanceが2017年1月6日の予定で,ほかの3製品は未定だ。

表1 ASRockのZ270/H270搭載ゲーマー向けマザーボードラインナップ
製品名 フォームファクタ チップセット PCIeスロット M.2スロット USB 3.1
(Gen.2)
想定売価(税込)
Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7 ATX Z270 PCIe x16×4
PCIe x1×1
3 Type-A×1
Type-C×1
未定
Fatal1ty Z270 Gaming K6 ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×1
Type-C×1
2万8944円
Fatal1ty Z270 Gaming-ITX/ac Mini-ITX Z270 PCIe x16×1 1 Type-C×1
(Thunderbolt 3対応)
未定
Fatal1ty H270 Performance ATX H270 PCIe x16×2
PCIe x1×4
2 未定
Fatal1ty H270M Performance Micro-ATX H270 PCIe x16×2
PCIe x1×2
2 1万7496円

2016年12月の事前説明会に出展されていたZ270 Gaming K6の製品サンプル。PCIe x16タイプの拡張スロットは,金属製のシールドで覆うという,最近流行の仕様になっている。ちなみに,赤い矢印のようなマークは,M.2スロットの位置を示している
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同じく事前説明会で披露されたATX仕様のFatal1ty H270 Performance(左)と,Micro-ATX仕様のFatal1ty H270M Performance(右)。残る2製品は実機,写真ともに公開されなかった
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 ASRockは,前世代にあたるIntel Z170搭載のゲーマー向けマザーボードで,Rivet Networks製の1000BASE-T LANコントローラ「Killer E2400」を採用する点を特徴に挙げていた。しかし今回のZ270およびH270搭載マザーボードでは,最上位モデルである「Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7」(以下,Z270 Gaming i7)以外の4製品で,Intel製の1000BASE-T LANコントローラに切り換えてきた。
 ASRockによれば,Rivet Networks製やRealtek Semiconductor(以下,Realtek)製よりも,Intel製のほうが高い性能を発揮するので変更したのだという。

ASRockの製品資料より。Intel製LANコントローラのほうが,TCP Throughput(TCPスループット)が高く,CPU負荷も若干だが低いという。なお,このスライドではチーミング機能が特徴となっているが,Windows 10では動作しないとのことで,そんな機能を特徴と謳うのは,さすがにどうかと思う
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 Z270 Gaming i7は,Intel製LANコントローラに加えて,Aquantia製の5Gbps対応LANコントローラを採用する点も特徴である。これは,IEEE 802.3bz(※別称はNBASE-T)という新しい高速有線LAN規格に対応するLANコントローラで,1000BASE-T(Gigabit Ethernet)用のLANケーブルを利用しながら,最大5Gbpsの転送レートを実現できるのが特徴だ。
 つまり,Z270 Gaming i7搭載PCとIEEE 802.3bz対応ルーターや対応スイッチングハブを組み合わせれば,現在一般的な1000BASE-Tよりも,高速なデータ通信が可能になるという理屈である。ただ,IEEE 802.3bz対応のネットワーク機器も必要で,そうした製品はまだ販売されていないため,発売時点ですぐにメリットを享受できるわけではない。

Z270 Gaming i7の主な仕様を記したスライド。Intel製LANコントローラを利用する有線LANポートが2つと,Aquantia製LANコントローラにつながる有線LANポートが1つの計3ポートを備える
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Z270 Gaming K6のオンボードサウンド機能部分。樹脂製のカバーにSound Blaster Cinema 3のロゴが描かれている
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 ASRockの新製品では,サウンド面にも改良が加えられている。
 従来,ASRockのIntel 100シリーズ搭載マザーボードでは,オンボードサウンド機能として同社独自の「Purity Sound 3」を採用していた。それに対して今回の新製品では,Creative Technology(以下,Creative)のOEM向けサウンド拡張ソフトウェアスイート「Sound Blaster Cinema 3」を採用しているのだ(※Fatal1ty H270M Performanceは非対応)。
 Sound Blaster Cinema 3は,「SBX Pro Studio」ベースのバーチャルサラウンド機能「Surround」や,ダイナミックレンジ感の引き上げを狙う機能「Crystalyzer」,低域補正機能「Bass」などを利用できる。「Cinema」とあるので不安になるかもしれないが,ちゃんとゲームモードもあるので,定評あるCreativeのサラウンドサウンド技術をゲームで使える機能という理解で差し支えない。

AURA RGB LEDの設定ソフト。写真では,市販のLEDストリップを使って,発光色と発光パターンを設定しているところ
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 そのほかの特徴としては,Intel 100シリーズ世代のマザーボードでは1スロットしかなかったM.2スロットが2〜3スロットに増えたことや,ASRock独自のLEDイルミネーション規格「AURA RGB LED」に対応するカラーLEDをマザーボード上に搭載することなどが挙げられよう(※Fatal1ty Z270 Gaming-ITX/acはいずれも非対応)。

Fatal1ty H270 PerformanceのM.2スロット。「Ultra M.2」というのは,PCIe 3.0 x4とSerial ATA 6Gbpsのどちらにも対応するM.2スロットにASRockが付けた名称で,導入当時は画期的だった。ただ,Intel 200シリーズ世代のマザーボードでは他社も追従してきている
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ASUS:ゲーマー向けマザーはROG MAXIMUSとROG STRIXの2シリーズに


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 次はASUSだが,製品の前に,ブランド名の話を済ませておきたい。
 同社はこれまで,ゲーマー向け製品ブランドである「Republic Of Gamers」の略表記として,「R.O.G.」を使っていた。だが,製品名レベルでは製品名にピリオドのない「ROG」を多用しており,ここにズレが生じていたわけだが,今回のIntel 200シリーズ搭載モデル発表をもって,今後はピリオドなしのROGを正式な略称にするとのことだ。細かいことだが,ファンなら押さえておきたい。

 もう1つ,ROGブランドのゲーマー向けマザーボードを「ROG MAXIMUS」と「ROG STRIX」の2シリーズ展開にすることも,ASUSは発表している。ROG MAXIMUSは,「オーバークロッカーとゲーマー向けに特化したプレミアムシリーズ」。そして,以前は製品名だったROG STRIXは,価格対性能比重視のゲーマー向けシリーズとして,これまでPRO GAMINGシリーズがカバーしていた市場を担当する。事実上,PRO GAMINGのリネーム(もしくはリブランド)という理解でいいだろう。

 というわけで製品の話だが,ROGブランドのIntel 200シリーズ搭載マザーボードとしては,ROG MAXIMUSからATX仕様が3製品,ROG STRIXからは,ATX仕様が2製品とMicro-ATX仕様が1製品の計6製品がラインナップされている(表2)。いずれの製品も2016年1月6日発売の予定だ。

表2 ASUSのZ270/H270搭載ゲーマー向けマザーボードラインナップ
製品名 フォームファクタ チップセット PCIeスロット M.2スロット USB 3.1
(Gen.2)
想定売価(税込)
ROG MAXIMUS IX FORMULA ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×2
Type-C×1
5万5000円
ROG MAXIMUS IX CODE ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×2
Type-C×1
4万8500円
ROG MAXIMUS IX HERO ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×2
Type-C×1
3万8500円
ROG STRIX Z270F GAMING ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×4
2 Type-A×1
Type-C×1
2万7000円
ROG STRIX Z270G GAMING Micro-ATX Z270 PCIe x16×2
PCIe x1×2
2 Type-A×2
Type-C×1
3万円
ROG STRIX H270F GAMING ATX H270 PCIe x16×2
PCIe x1×4
2 Type-A×1
Type-C×1
2万500円

ROG MAXIMUSの最上位モデルとなるROG MAXIMUS IX FORMULA。基板の表面はプラスチック,背面は金属製保護カバーで覆ったデザインが大きな特徴だ。M.2ポートはカバーの下にあり,写真下部のビスを外すと,アクセスできるようになる。空冷,液冷両対応の電源部用ヒートシンクとしては,EKWBとのコラボモデルとなる「CrossChill EK II」を新たに採用してきた
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ROG MAXIMUS IX CODE(左):ROG MAXIMUSのミドルクラスとなる製品で,ROG MAXIMUS IX FORMULAのクーラーを,空冷のみ対応のクーラーに変えたようなもの。保護カバーは表面のみとなる
ROG MAXIMUS IX HERO(右):ROG MAXIMUSのエントリー市場向け製品。エントリーとはいえ,基板を覆う保護カバーを省略しているのが目立つ程度で,上位モデルと比べてスペック的に劣る要素は少ない
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ROG STRIXのミドルクラスに位置付けられているROG STRIX Z270F GAMING。ヒートシンクにある三角形の凹みは,刀で切りつけた跡,基板表面の模様は刀の刃文(はもん)をイメージしているとのこと。オーバークロック用途を重視していない点を除けば,ROG MAXIMUSシリーズにも劣らないスペックを有するので,価格対スペック比は高めだ
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ROG STRIX Z270G GAMING(左):ラインナップで唯一のMicro-ATXタイプだが,拡張スロット数を除けば,ROG STRIX Z270F GAMINGに劣らないスペックを備える(右)
ROG STRIX H270F GAMING(右):チップセットがH270となり,PCIe x16スロットが2スロットに減ったことを除けば,スペック面で見劣りする点は少なく,こちらも価格対スペック比が高い
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 ASUSは新製品共通の特徴として,2基のM.2スロットによるRAID 0構成をサポートしている点を挙げている。とくにZ270搭載マザーボードは,両スロットともにPCIe 3.0 x4に対応するので,高速なデータ転送が可能であるという。

 また,マザーボード上に搭載したカラーLEDイルミネーションを,カラーLEDを備えるASUS製のグラフィックスカードやキーボード,マウス,そして他社のカラーLED搭載製品と同期して光らせられる「Aura Sync」機能も,特徴の1つに挙げている。対応するPCケースは,BitFenixやIN WIN,NZXTなどから,対応するLED付きメモリモジュールはGeILからリリースされる予定。これらAura Sync対応製品には,Aura Syncのロゴマークが付いているので,そこが見分けるポイントとのことだ。

Aura Syncのデモ機(左)。新製品のマザーボードに加えて,ASUS製のグラフィックスカードやキーボード,マウス,そしてIN WIN製PCケースのLEDを同期して同じ色で光らせている。右のスライドは,Aura Sync対応製品の一覧。光り物好きな人は,PCケースも対応製品で揃えてみると面白いかも
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今回の6製品中,4製品がPCケースのフロント側にUSB 3.1 Type-Aポートを引き出すためのフロントコネクタ(左)をオンボード備えている(※ROG STRIX Z270F GAMINGおよびROG STRIX H270F GAMINGは搭載しない)。対応PCケースであれば,フロント側でもUSB 3.1 Gen.2を利用できるようになる。また,最上位モデルのROG MAXIMUS IX FORMULAは,背面のI/Oインタフェース部分に標準でパネルに代わるプレートが組み付けてあるため,PCケースへI/Oパネルを取り付ける手間がかからない(右)
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 そのほかにも,Realtek製の新型HD Audio CODEC「ALC S1220A」を採用して,オンボードサウンド機能が「ROG SupremeFX」に刷新となったり,空冷ファンの自動検出や超静音動作が可能なファンコントロール機能「Fan Xpert 4」が追加になったりといったところも注目のポイントということになるだろう。

 一方,ASUSらしいこだわりと言うか,ドライな割り切りが目立つ点も新製品のポイントだ。たとえば,今回製品を発表した4社のうち,GIGABYTEとMSIは,マザーボード上にSSD用のU.2コネクターを複数装備した製品を用意しているのだが,ASUSは,対応製品がほとんどなくユーザーニーズもないとして,採用を見送っている。
 また有線LAN機能も,ゲーマー向けマザーボードで採用事例の多いRivet Networks製のKillerシリーズではなく,従来製品同様に実績重視でIntel製LANコントローラを使うといったあたりも,ASUSらしいところか。


GIGABYTE:LEDイルミネーションが派手さを増す


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 GIGABYTEは今まで,ゲーマー向け製品ブランドとして「G1 Gaming」を展開しており,ゲーマー向けグラフィックスカードやマザーボードは,そのブランドで扱うのが基本だった。ところが今回の新製品からは,ゲーマー向けのノートPCや周辺機器で使っているブランド「AORUS」で,ハイエンドからミドルクラス市場向けのゲーマー向けマザーボードも扱うことになったという。
 さらに,AORUSブランドの製品よりも安価な価格帯を狙うゲーマー向け製品ブランドとして,「GIGABYTE Gaming」を立ち上げ,そこでもマザーボードを展開していくのだそうだ(※Gigabyte Gamingと書かれている資料もあり,表記にブレが生じている)。

 正直に言って,台湾メーカーにおけるブランドの扱いや製品の棲み分けはコロコロ変わるので,半年後のCOMPUTEX TAIPEI 2017あたりでは,話が変わっている可能性も否定できない。とりあえず本稿執筆時点では,AORUSとGIGABYTE Gamingの2ブランドでマザーボードを展開するということで,話を進めていく。

 そんなGIGABYTEは,ゲーマー向けマザーボード新製品として,AORUSからATX仕様を3製品,GIGABYTE GamingからはATX仕様を1製品と,Micro-ATX仕様を1製品という計5製品を日本市場で展開する。採用チップセットは,すべてZ270で,ラインナップとメーカー想定売価は表3のとおり。発売予定日は,メーカー想定売価が記載されているものは1月6日,それ以外は未定である。

表3 GIGABYTEのZ270搭載ゲーマー向けマザーボードラインナップ
製品名 フォームファクタ チップセット PCIeスロット M.2スロット USB 3.1
(Gen.2)
想定売価(税込)
AORUS
GA-Z270X-Gaming 9 ATX Z270 PCIe x16×4
PCIe x1×2
2 Type-A×1
Type-C×1
(Thunderbolt 3対応)
未定
GA-Z270X-Gaming 7 ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×
Type-C×1
(Thunderbolt 3対応)
3万6094円
GA-Z270X-Gaming 5 ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×2
Type-C×1
2万7497円
GIGABYTE Gaming
GA-Z270X-Ultra Gaming ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
1 Type-A×1
Type-C×1
2万3544円
GA-Z270MX- Gaming 5 Micro-ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×1
1 Type-A×1
Type-C×1
未定

GA-Z270X-Gaming 9:AORUSブランドの最上位モデルで,空冷・液冷両対応のヒートシンクを電源部に備えている。PCIe x16スロットを4スロット備えており,4-way SLIにも対応するが,ご存じのとおりGeForce GTX 10シリーズにおけるSLIのサポートはゲーム用途だと2-wayまでなので,「ほかのスロットには高性能なストレージカードなどを差して使ってね」ということなのかもしれない
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GA-Z270X-Gaming 7(左):PCIe x16スロットは3スロットで,電源部ヒートシンクも空冷のみの対応だが,それ以外の主なスペックはGA-Z270X-Gaming 9に劣らない
GA-Z270X-Gaming 5(右):オンボードのサウンドチップが下位のものだったり,Thunderbolt 3コントローラは搭載しているものの対応ポートは備えておらず,使用するには別売りのインタフェースカードが必要といった要素が,GA-Z270X-Gaming 7との主な違いのようだ
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GA-Z270X-Ultra Gaming(左):GIGABYTE Gamingの製品で,メインストリーム市場向けに位置付けられている。AORUSのLANコントローラがKillerシリーズなのに対して本機はIntel製であることや,Thunderbolt 3に対応しないこと,LEDイルミネーションが簡略化なものになっているといった点で,AORUSと差別化されている
GA-Z270MX- Gaming 5(右):Micro-ATX仕様モデルで,3-way SLI対応やThunderbolt 3コントローラの搭載,KillerシリーズのLANコントローラ搭載など,スペック的にはGA-Z270X-Gaming 5に近い
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 GIGABYTEのマザーボード新製品に共通した特徴の1つに,「RGB Fusion」と称するカラーLEDイルミネーション機能がある。上掲の写真は,すべて暗めの部屋で撮影したものだが,どれを見てもカラーLEDが煌々と光り輝いているのが分かるだろう。
 AORUSの上位モデルであるGA-Z270X-Gaming 9とGA-Z270X-Gaming 7では,これらのLEDを8つのゾーンに分けて,それぞれを異なる色やパターンで光らせることも可能とのことだ。

LEDイルミネーションの点灯例。メモリスロットや電源部,PCIeスロットなどが光っているのが分かる。左写真手前側にある細長い発光部分はAccent LEDと呼ばれており,発光パターン部分をユーザーは好みで交換できるそうだ
画像集 No.032のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から 画像集 No.033のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から

GA-Z270X-Gaming 9のサウンド回路を拡大してみたところ。写真左側にフロントパネル用が1つ,右側にスピーカーの左右チャンネルそれぞれに1つずつで,計3つのOPAMPが見える
画像集 No.034のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から
 オンボードサウンド機能の強化も,新製品の特徴に挙げられている。GA-Z270X-Gaming 9とGA-Z270X-Gaming 7は,Creativeのサウンドチップである「Sound Core3D」を搭載。それ以外の製品も,HD Audio CODECとCreative製のサウンドプロセッサ用ソフトウェアスイート「Sound Blaster X-Fi MB5」を採用し,シンプルな操作系で利用できるバーチャルサラウンドサウンド機能などを提供する。
 また,これは旧G1 Gaming時代からの伝統だが,AORUSブランドのマザーボードでは,バックパネルのサウンド回路用に2つ,フロントパネル用に1つのOPAMP(オペアンプ)を搭載し,ユーザーによる交換をサポートしている。

 そのほかにも,AORUSシリーズはKillerシリーズのLANコントローラ「Killer E2500」を採用することや,ASRockやASUSが採用を見送ったU.2ポートを全製品が備えること,5製品中4製品がThunderbolt 3に対応することなどが見どころと言えようか。


MSI:ゲーマー向けマザーボード12製品を一斉に発表


画像集 No.035のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から
 ゲーマー向け製品特化へいち早く舵を切り,市場でも好調を博しているMSIは,今回,一挙に12製品を発表してきた。
 ラインナップは,ハイエンド市場向けの「Enthusiast Gaming」シリーズから4製品,メインストリーム市場向けの「Performance Gaming」から6製品,そしてエントリー市場向けの「Arsenal Gaming」から2製品となっている。他社のラインナップにはない,Intel 200シリーズの下位チップセット「Intel B250」を採用する製品を含むのがポイントだ。
 製品ラインナップは表4のとおり。発売日はいずれも1月6日の予定だが,原稿執筆時点だと価格はいずれも未定である。

表4 MSIのZ270/H270/B250搭載ゲーマー向けマザーボードラインナップ
製品名 フォームファクタ チップセット PCIeスロット M.2スロット USB 3.1
(Gen.2)
想定売価(税込)
Enthusiast Gamingシリーズ
Z270 XPOWER GAMING TITANIUM ATX Z270 PCIe x16×4
PCIe x1×2
3 Type-A×1
Type-C×1
未定
Z270 GAMING M7 ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
3 Type-A×1
Type-C×1
未定
Z270 GAMING M5 ATX Z270 PCIe x16×2
PCIe x1×3
2 Type-A×1
Type-C×1
未定
H270 GAMING M3 ATX H270 PCIe x16×2
PCIe x1×4
2 Type-A×1
Type-C×1
未定
Performance Gamingシリーズ
Z270 GAMING PRO CARBON ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×1
Type-C×1
未定
Z270I GAMING PRO CARBON AC Mini-ITX Z270 PCIe x16×1 1 Type-A×1
Type-C×1
未定
Z270 KRAIT GAMING ATX Z270 PCIe x16×3
PCIe x1×3
2 Type-A×1
Type-C×1
未定
H270I GAMING PRO AC Mini-ITX H270 PCIe x16×1 1 未定
B250M GAMING PRO Micro-ATX B250 PCIe x16×1
PCIe x2×3
1 未定
B250I GAMING PRO AC Mini-ITX B250 PCIe x16×1 1 未定
Arsenal Gamingシリーズ
H270M MORTAR ARCTIC Micro-ATX H270 PCIe x16×2
PCIe x1×2
1 未定
H270M BAZOOKA Micro-ATX H270 PCIe x16×1
PCIe x1×2
1 未定

Z270 XPOWER GAMING TITANIUM(左):オーバークロック用途を重視した最上位モデルで,液体窒素冷却を考慮した外付けのオーバークロック用コントロールパネルを備えるのが特徴。PCIe x16は4スロット,Intel製LANコントローラを使った2つの有線LANポートを備える
Z270 GAMING M7(右):LANコントローラにKiller E2500を採用するハイエンドモデル。SSD用のM.2スロットを3スロット備える
画像集 No.036のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から 画像集 No.037のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から

Z270 GAMING M5(左):Z270 GAMING M7と比べて,M.2スロットが1つ少ない2スロットで,メインメモリのオーバークロック機能がやや弱くなっているとされるが,それ以外のスペックはほぼ同等だ
H270 GAMING M3(右):Enthusiast Gamingシリーズでは下位モデルの製品で,2-way CrossFireには対応するが,2-way SLIに非対応だ
画像集 No.038のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から 画像集 No.039のサムネイル画像 / Kaby Lake-S対応のIntel 200シリーズチップセット搭載マザーボードが各社から一斉に発表。販売は1月6日から

Z270 GAMING PRO CARBON(左):Enthusiast Gamingシリーズと比べると,オーバークロック関連の機能が簡素になっていたり,KillerシリーズのLANコントローラを採用しなかったりといった違いがある。一方,LEDイルミネーション機能が充実しており,発光色を約1677万色から,発光パターンを17種類から選べるのは本製品だけだ。ゲーマー向けの「魅せる」マザーボードといったところか
Z270I GAMING PRO CARBON AC(右):Mini-ITX仕様のZ270搭載マザーボード。製品名の末尾に「AC」とあるものは,オンボードでIEEE 802.11ac対応のIntel製無線LAN機能を搭載している
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Z270 KRAIT GAMING(左):Z270搭載製品の下位モデル。白い爪痕のような塗装が外観上の特徴だ。LEDイルミネーション機能は搭載しない
H270I GAMING PRO AC(右):H270チップセット採用のMini-ITXモデル。USB 3.1ポートやLEDイルミネーションは備えていない
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B250M GAMING PRO(左):Micro-ATX仕様でB250チップセットを採用するPerformance Gamingシリーズの下位モデル
B250I GAMING PRO AC(右):B250チップセット採用のMini-ITX仕様モデル
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H270M MORTAR ARCTIC(左):Micro-ATX仕様のエントリー市場向けマザーボード
H270M BAZOOKA(右):Micro-ATX仕様の下位モデルで,有線LANコントローラはRealtek製,PCIe x16スロットを保護する金属カバーなしといった具合に,細かいところが簡略化されている
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 製品数が多いため,全機種に共通する特徴といえるものはないが,あえて挙げてみると,ほとんどの製品でPCIe x16スロットに金属製の保護カバーを装備している点だろうか。他社のIntel 200シリーズ搭載マザーボードでも,同様の金属製保護カバーを採用するものはあるが,ラインナップのほぼすべてで採用しているのはMSIだけだ。
 また,ヒートシンクの大きく重量が重いメモリモジュールを取り付けても,メモリスロットがたわんだりしないように,「DDR4 Steel Armor」と呼ばれる保護カバーを取り付けたメモリスロットを採用する製品が多いのもポイントだ。大重量のグラフィックスカードや大きなヒートシンク付きのメモリモジュールを使っている人には,嬉しい仕様かもしれない。

PCIe x16スロット(左)やDDR4メモリスロット(右)に,金属製の保護カバーを採用する製品が多い
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Mystic Lightの説明スライド。LEDイルミネーションを備える他社製機器との連携機能もある
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 多くの製品が,マザーボード上にカスタマイズ可能なLEDイルミネーション機能「Mystic Light」を備えているのも,MSI製品らしいところ。加えて,ASUSのAura Syncと同様に,LEDイルミネーションを備える他社製のPCケースやCPUクーラー,キーボードやマウスと連動して光らせる機能「Mystic Light Sync」(関連記事)に対応する製品もラインナップしている。
 その一方で,LEDイルミネーションを1ボタンで消灯する機能も備えるなど,光り物を重視しないユーザーに対する配慮もあったりするのがちょっと面白い。

 USB 3.1ポートに,ASMedia Technology(以下,ASMedia)製のUSBホストコントローラ「ASM2142」を採用している点も,今回のMSI製マザーボードでUSB 3.1に対応する製品に共通した特徴だ。このASM2142は,2016年後半のMSI製品から採用が始まったもので,PCIe x2接続でチップセットと接続される。そのため,PCIe x1接続のIntel製ホストコントローラやASMediaの旧型ホストコントローラを使うマザーボードよりも,理論上の転送帯域幅が広くなり,高速なデータ転送が可能になると,MSIは主張している。

ASM2142を採用する利点を説明するスライド。USB 3.1 Gen.2対応のストレージデバイスが登場してくると,恩恵が得られるかもしれない
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 そのほかにも,Enthusiast Gamingシリーズの製品は,金属製カバーで補強したU.2ポートを備えていたり(※H270 GAMING M3は除く),M.2用SSDに被せる放熱板「M.2 Shield」を備えていたりするなど,ストレージ周りに特徴的な機能を持つ製品が多いのもポイントだ。

 なお,Enthusiast GamingシリーズとZ270 GAMING PRO CARBONは,「VR Boost」と称するVRヘッドマウントディスプレイ(以下,VR HMD)向け機能を備えている。MSIいわく,数mもある長いUSBケーブルを使うVR HMDでは,一般的なUSBポートでは信号損失が大きいとのこと。そこで,新型のUSBリドライバチップをマザーボード上に搭載し,長いUSBケーブルでも減衰しにくい信号を出力できるようにしたそうだ。
 実際にどの程度の効果があるのかは何とも言えないが,VR HMDのユーザーには,ちょっと気になる存在かもしれない。

カバーに覆われたVR Boostのチップ(左)と,背面I/OパネルにあるVR Boost対応USBポート(右)。長いケーブルでも信号が弱くならないのが特徴とのこと
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ASRock 日本語公式Webサイト

ASUSTeK Computer 日本語公式Webサイト

GIGA-BYTE TECHNOLOGY 日本語公式Webサイト

MSI 日本語公式Webサイト

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