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人気ボードゲームを題材にした「街コロマッチ!」,少年ジャンプ+での連載が決定。小沢一敬さんと永井理子さんがゲームで対決した発表会をレポート
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印刷2016/07/21 19:24

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人気ボードゲームを題材にした「街コロマッチ!」,少年ジャンプ+での連載が決定。小沢一敬さんと永井理子さんがゲームで対決した発表会をレポート

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 Aiming,グランディング,電通の3社から成る街コロマッチ!製作委員会は,「街コロマッチ!プロジェクト 記者発表会」を2016年7月20日にラフォーレミュージアム六本木で開催した。
 発表会では,2016年8月配信予定のスマホアプリ「街コロマッチ!」iOS / Android)の紹介が行われたほか,ゲストとして出演したスピードワゴンの小沢一敬さんと,“日本一かわいい女子高生”りこぴんこと永井理子さんの2人が,「街コロマッチ」で対戦プレイを行った。本稿ではその模様をレポートしよう。

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「街コロマッチ!」公式サイト


写真左から,永井理子さん,岡村峰子氏(グランディング),椎葉忠志氏(Aiming),菅沼正夫氏(グランディング),瓶子吉久氏(集英社),小沢一敬さん
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 先に説明しておくと,本作の元になっているのはアナログボードゲームの「街コロ」だ。ボードゲームの本場であるドイツで「ドイツゲーム賞2015」にノミネートされるなど,海外での評価も高い(関連記事)。

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 「街コロマッチ!」はアナログゲームの単なる移植ではなく,今どきのスマホゲームとして大きく生まれ変わったものとなっている。本作の開発は,アナログゲーム版の「街コロ」シリーズを作り,「クリムゾン ドラゴン」(Xbox One)の開発でも知られるグランディングが担当し,配信・運営はAimingが行う。
 先日「こちら」の記事で紹介したように,すでに事前登録が開始されており,登録者が一定数に達すると,吉崎観音さん描き下ろしのキャラクターカード「スミレ」「HIKAKIN」などがプレゼントされる。

 発表会では,Aimingの代表取締役 CEOである椎葉忠志氏と,グランディング代表取締役の岡村峰子氏が登壇し,まずはアナログゲーム版「街コロ」を紹介した。
 2012年春に発売され,最初は生産した300個をスタッフが手売りして回ったところからスタートしたという「街コロ」は,今や12か国でシリーズ累計30万個以上が販売されるまでに至った。

開発の経緯を話す,Aimingの椎葉氏(写真左)とグランディングの岡村氏(写真右)
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 「街コロマッチ!」の開発に関しては,グランディングがAimingをタッグを組むことになった経緯が語られた。
 もともと,グランディング社内でアプリ版「街コロマッチ!」の開発を進めていく中,パイロット版ができあがった段階で,ディレクターの菅沼正夫氏から「ぜひAimingの椎葉さんに見せたい」という話が出たのがきっかけだったそうだ。
 椎葉氏は,テクモ在籍時代に先輩後輩の間柄だったという菅沼氏について,「菅沼さんはゲーム作りに関して天才的な才能を持っているんです。なので,あの『街コロ』がスマホゲームになるなら,ぜひ協力したいと思っていました」とコメント。協力体制の話はスムーズに進んだという。

 岡村氏は,開発にかなり時間がかかってしまったことを打ち明け,「うちはスマートフォン向けの開発という意味ではまだ未熟で,チュートリアルやUI一つとっても,スマホ向けにうまく落とし込めないことが多かったんです」と話す。これらは,一つずつAimingと協力しながら進めていったとのこと。
 椎葉氏は,「ボードゲーム版が面白いんだから,スマホ版も必ず面白くなると信念を持ってプロジェクトに関わっていた」と,「街コロ」のゲームシステムを高く評価。しかし,スマホの画面の情報量と「街コロ」のゲーム性が噛み合わず,なかなか面白くならなかったため,一度はこのプロジェクトを中止することも検討したという。
 それがディレクター菅沼氏の耳に入るとスイッチが入ったのか,急激にビックリするほど面白くなったと椎葉氏は話していた。

集英社の瓶子吉久氏
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 発表会では,週刊少年ジャンプ編集長兼少年ジャンプ+編集長である,集英社の瓶子吉久氏が登壇し,「街コロマッチ!」のコミカライズ展開が発表された。
 漫画版の連載開始は今夏予定で,「新米婦警キルコさん」や「ベストブルー」などで知られる平方昌弘氏が執筆する。なお,アプリ「少年ジャンプ+」では,33号の7月20日更新分で読み切りの第0話が配信中だ。

「少年ジャンプ+」公式サイト

「少年ジャンプ+」ダウンロードページ

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「街コロマッチ!」ディレクターの菅沼正夫氏。グランディングから発売されているボードゲームは,すべて氏がゲームデザインを担当している
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 次に「街コロマッチ!」ディレクターの菅沼正夫氏が登壇し,ゲームシステムの概要を説明した。
 先日掲載した「こちら」の記事でも紹介しているが,本作は施設を建てて,サイコロを振って,コインを稼いでいくゲーム。サイコロを振って施設を設置するだけというシンプルなルールながら,デッキの組み方や施設の配置などゲーム性の奥深さを兼ね備えている点をウリにしている。
 ゲームは,アナログボードゲームのように,最大4人のプレイヤーが順番に行動するターン制で進行していくという流れ。
 プレイヤーがサイコロを振った結果で収支が発生し,コインを払って施設を建設していく。施設には1から12までの番号が書いてあって,サイコロを1〜2個振って出た目に対応した施設の効果が発動する,というのが基本のシステムだ。

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 施設効果は,サイコロを振ったプレイヤー自身に発動するものだけでなく,それ以外のプレイヤーに対して効果が発動するものもあるので,自分以外のターンでも気が抜けない。
 施設の効果で得たお金で,新たな施設を建設していくのだが,施設を建てられる場所は一定数までと制限されている。施設同士でコンボが発生したり,施設を上書き建設できたりするので,施設をどこに配置するかが,大きな駆け引きの一つとなりそうだ。

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 ゲームモードは大きく分けてストーリーモードと対戦の2種類。ストーリーはすでに30話分完成しており,期間限定イベントなども用意されるとのこと。対戦はオンラインで,2人対戦,4人対戦,そして2対2のペア対戦が可能となっている。スタンプによるチャット機能も装備されていて,プレイ中に簡単なコミュニケーションを取れる仕組みだ。

青色のカードは誰がサイコロの目を出しても効果がある施設,緑は自分だけ効果がある施設。赤は相手が出したときだけ,紫は他プレイヤーを邪魔するような効果がある。そのほか,戦況をひっくり返せるような強力な特殊効果を発動できる「キャラクターカード」も用意されている
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 発表会の後半は,お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬さんと,“日本一かわいい女子高生”りこぴんこと永井理子さんが登壇し,「街コロマッチ!」の対戦を行うことに。小沢さんは登壇するやいなや,「天使には羽があるって聞いていたんだけど,本当の天使には羽がないんだね」と甘い言葉をささやき,場内にひと笑いを起こしていた。

小沢さん(写真右)は,「娘みたいな年齢だもんね? お父さんいくつ?」と質問。永井さん(写真左)が「40歳です!」と答えると,「俺より年下かあ!」と何とも複雑な顔をしていた
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 小沢さんは,「俺,負けるように頑張るから!」と言いながらも,ゲームが始まるとあっという間にコツをつかみ,永井さんに助言する余裕まで。ディレクターの菅沼氏も大きくうなずくほど適切なアドバイスだったようで,ゲーム好き芸人らしいところを見せた。対戦の結果は,小沢さんのアドバイスもあってか,見事永井さんが勝利。

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スマホゲームらしく生まれ変わってプレイ感覚は新しくなったという感じだが,小沢さんと永井さんがサイコロの目に一喜一憂していた姿は,まさに「街コロ」といえる
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負けた小沢さんは,罰ゲームで「好きな人に言われたい,あま〜い言葉」を披露することに。しかし,それを永井さんが読み上げることになり,どちらの罰ゲームか分からなくなってしまった
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 発表会のレポートは以上となる。「街コロマッチ!」の気になる配信時期は8月予定ということなので,気になった人は今のうちに事前登録をしておくといいだろう。公式Twitterアカウントをフォローして対象TweetをRTすると,抽選で6万円分のiTunes CardまたはGoogle Playギフトカードが当たるキャンペーンも実施しているので,公式サイトにアクセスして詳細を確認してほしい。

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