正式ローンチ後にトラブル続出中の「Escape from Tarkov」，技術的な問題解決に向けたアップデートを積極的に実施

　長きにわたる早期アクセスを終了し，正式版となるVersion 1.0がローンチされたルートシューター「Escape from Tarkov」だが，サーバーにアクセスできなかったり，いくつもバグが報告されたりしており，十分にプレイできないゲーマーが続出する事態に陥っている。


　「Escape from Tarkov」は，ミッションを遂行してエリアから脱出するまでのプレイを楽しむ「エクストラクション」というゲームモードに特化した，エクストラクションシューターの最高峰タイトルの1つだ。
　しかし，正式ローンチ版が公開されるやいなや，独自ランチャーであるBSG Launcherにアクセスできなかったり，プレイヤーとマッチングされなかったり，何時間待ってもコネクションエラーで弾かれたりすることなどが発生しており，多くのプレイヤーが十分に遊べない状態が続いている。


　これを受けて，開発元のBattlestate GamesはSteamストアページのニュース（リンク）で，問題の修正を目的とした技術的アップデートを積極的に進めていくことを明らかにした。
　なお，現状では起動時に発生する問題の原因の1つになっている，NVIDIAのSmooth Motion機能の設定をオフにしておくことを奨励している。
　また，問題修正後のことだと思われるが，全プレイヤーにゲーム内特典「Bear Classic」と「USEC Night Patrol」を無料配布するとのこと。

　すでにプレイヤーのあいだでは返品騒動にも発展しているという「Escape from Tarkov」。早急な技術的問題の改善が望まれる。


　なお，公開されたばかりのストーリートレイラーでは，ロシア北西部にある架空の経済特区タルコフを舞台に，企業のスキャンダルで崩壊した社会で勃興したScav（スカベンジャー）と呼ばれる攻撃的な武装集団に対し，United Security（USEC）やBEARといった雇用兵集団が対処していく様子が描かれている。気になる人はチェックしておこう。