全体主義国家の下級役人として市民達を監視するアドベンチャーゲームの続編「Beholder 2」の最新トレイラー公開

　ロシアのパブリッシャであるAlawar Premiumは，同じくロシアのWarm Lamp Gamesが開発する，全体主義のディストピアにおける監視社会を風刺したアドベンチャーゲーム「Beholder 2」の最新トレイラーを公開した。

「Beholder 2」公式サイト

Steam「Beholder 2」ストアページ

　DMM GAMESから日本語版がリリースされた前作「Beholder」では，プレイヤーがアパートの管理人となって住人を監視し，彼らの行動を政府に密告することで評価を得るという，ユニークな設定が話題になった。主人公の政府への忠誠心が評価されたのか，本作では本省の下級役人としてプレイを開始し，やがて首相になることを目指す。
　上司に愛されるためにさまざまな活動に従事しつつ，その上司を含めたライバル達を追い落として成り上がるという戦略性の高さが特徴だ。政敵の弱みを握るために監視を行い，腹黒い選択をいくつも繰り返していくことになるようだ。


　複数階のアパートを横から眺める2Dグラフィックス風の前作とは異なり，公開されたトレイラーからは，3Dアドベンチャーのようにマップを移動していくゲームシステムに変化したことが感じられ，ゲームプレイに幅が出たという印象を受ける。


　Steamのストアページを確認する限り，現時点で日本語には対応していないようだが，北米では2018年12月4日，そのほかの地域では12月5日の発売がアナウンスされている。ダークな大人向きの作品で，万人向きとは言い難いが，続報を楽しみにしたい。