Headup Gamesは,ドイツのベルリンに本拠を置くbtfが開発したアドベンチャーゲーム
「Truberbrook」(
Trüberbrookとも表記)のPC版を北米時間の2019年3月12日にリリースすると発表し,ローンチトレイラーを公開した。4月17日には,PlayStation 4版とXbox One版,そしてNintendo Switch版が発売される予定になっている。
タイトルのTruberbrookは,冷戦下の西ドイツにある架空の村の名前だ。量子物理学を専攻するアメリカ人学生の主人公
ハンス・タンフーザーが抽選に当たり,この村への旅行チケットを得たことから物語が始まる。
ゲストハウスについたとたん,書きかけの卒業レポートを盗まれてしまったハンス。現地に調査に来ていた考古学専攻のドイツ人女子学生
グレタ・レムクと共に盗難事件を追っていくうち,二人は世界を揺るがすような陰謀に巻き込まれていく,というのがあらすじだ。
テレビドラマの「ツイン・ピークス」や「X-ファイル」に影響を受けたとのことで,おなじみの
ポイント&クリックのゲームシステムを使いながら,SF色の強いストーリーが展開するという。
最大の特徴は
クレイアニメを思わせる素朴な雰囲気のグラフィックスで,これは,キャラクターを含めたすべてのオブジェクトを実際に製作して,それを3Dスキャンでデータ化したのち,2Dの背景と合成するというテクニックによって作られたものだという。
プレイ時間は10時間ほどで,
Steamのストアページによればインタフェースと字幕が日本語にも対応しているとのこと。原稿執筆時点でSteamや
GOG.comでの配信はまだ始まっていないようだが,気になる人はチェックしておこう。