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「舞台『ヘブンバーンズレッド』」には,笑い,涙,アクションに生歌唱&生演奏まで――作品の魅力すべてが詰まっていた
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印刷2025/11/05 16:04

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「舞台『ヘブンバーンズレッド』」には,笑い,涙,アクションに生歌唱&生演奏まで――作品の魅力すべてが詰まっていた

 ライトフライヤースタジオとKeyによるドラマチックRPG「ヘブンバーンズレッド」iOS / Android / PC。以下,「ヘブバン」)を原作とした「舞台『ヘブンバーンズレッド』」が,2025年11月1日〜9日の期間,東京ドームシティ シアターGロッソにて上演されている。
 2月の「ヘブンバーンズレッド 3rd Anniversary Party!」での発表に続き,8月の「ヘブンバーンズレッド 3.5thフェス」で続報が公開され,上演を待ちわびていたファンも多いだろう。

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 初日となる11月1日を前に,10月31日にはプレビュー公演が実施された。本稿では,主要キャストによる記者会見と公開ゲネプロの模様をお届けする。

シアターGロッソの入口付近にはスタッフアートボードが設置されており,開発陣からのお祝いイラストが展示されていた
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キャスト陣が語る舞台の見どころと意気込み


 まずは記者会見の模様からお伝えしよう。
 会見には,茅森月歌役の結那さん,和泉ユキ役の中野あいみさん,逢川めぐみ役の込山榛香さん,東城つかさ役の星波さん,朝倉可憐役の太田夢莉さん,國見タマ役の早川渚紗さんの第31A部隊に,第31B部隊 蒼井えりか役の河内美里さんを加えた7名が登壇。自己紹介に続いていくつかの質問に応じ,各々が役柄や舞台の見どころ,そして意気込みを語った。

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――(結那さん,河内さんに向けて)「ヘブンバーンズレッド」初の舞台化となります。初めて台本を読んだときはどのように感じましたか。

結那さん:
 原作のゲームでは,選択肢によって会話のルートが変化する部分もあるので,それを1つの台本としてどうまとめるのか想像できませんでした。
 ですが,実際に読んでみると「ヘブバン」の魅力がぎゅっと詰まっていて,初めて読んだときは泣いてしまったり,声を出して笑ったりと,絶対に面白くなると感じました。

河内美里さん:
 クライマックスのシーンでは,思わず涙がこぼれました。原作プレイヤーの方にも楽しんでいただける内容になっていて,
 また,この舞台をきっかけに初めて「ヘブバン」に触れた方にも,「ゲームをプレイしてみたい」と思ってもらえる作品になっていると感じました。

――(中野さん,込山さん,早川さん,星波さん,太田さんに向けて)本日より開幕ですが,見どころやアピールポイントをお願いします。

中野あいみさん:
 見どころはありすぎてキリがないのですが,それぞれが扱う“セラフ”という武器の使い方や戦闘シーンは,舞台ならではの魅力がぎゅっと詰まっているので注目してほしいです。
 私が演じる和泉ユキはとにかくツッコミ役なので,何回ツッコんでいるか,ぜひ数えてみてください! 私も分かりません!

込山榛香さん:
 原作をプレイしていて,キャラクター同士の掛け合いがとても魅力的だと感じていました。ゲームでは画面上でのやり取りになりますが,舞台では登場する全キャラクターの動きを一度に見ることができます。推しキャラがどんなふうに生きているのかを,ぜひ劇場でご覧ください!
 1回目は全体を,2回目以降はそれぞれのキャラクターに注目して,何度でも楽しんでいただけたら嬉しいです。

早川渚紗さん:
 このメンバーということで,生歌唱や生演奏,そして込山さん演じる“めぐみん”のサイキックなど,さまざまな要素があります。
 初心者の方もいるなかで,みんなで練習を重ねて31Aと蒼井の絆も深まったので,その感動を舞台上でどう表現しているのかに注目してほしいです。

星波さん:
 役者の表情や動きはもちろんですが,照明や映像など,舞台を構成する全ての要素にこだわっています。ゲームの鮮やかな世界観を,スタッフ全員で劇場空間のなかに再現しているので,その世界に没入して楽しんでいただけると思います。

太田夢莉さん:
 今回,私が演じる可憐は二面性を持つキャラクターということで,どう演じ分けていくかを大切にしてきました。“かれりん”としての姿と,“カレンちゃん”としての姿では,フードやしっぽなどの見た目も変わるので,その違いにも注目してほしいです。
 どちらの姿も愛してくださるお客さまに満足していただけるよう,精一杯演じます!

――(河内さん,結那さんに向けて)最後に,ゲネプロの後,プレビュー公演を経て初日を迎えます。その意気込みをお願いします。

河内美里さん:
 いよいよ公演が始まります。ここにいるメンバー以外にもステキなキャストがたくさんいて,ワールドパフォーマーの皆さんも少人数で舞台上を駆け回りながら支えてくださっています。
 そしてステキなスタッフの皆さんを含め,全員で創り上げている舞台です。お越しいただくお客さまが観劇してくださって,初めて舞台が完成すると思っています。千秋楽まで,ひとりでも多くのお客さまにご覧いただけるよう頑張ります。

結那さん:
 とても緊張していますが,これまで稽古で積み上げてきたからこその緊張なので,その気持ちも舞台上で大切に生かしていきたいです。それぞれのキャストが自分のキャラクターと真摯に向き合い続けてきたので,ようやくお客さまにお見せできることが本当に嬉しいです。
 皆さまをヘブバンの世界にお連れしたいという想いでここまでやってきました。このGロッソの隅々まで気持ちを届けられるように全力で頑張ります。ぜひ最後まで楽しんでください! 千秋楽まで全力で走り抜けますので,どうぞよろしくお願いいたします!



ゲームプレイヤーはもちろん未プレイでも大満足!
「ヘブバン」の世界を存分に味わえる2時間40分


 今回上演されている「舞台『ヘブンバーンズレッド』」は,原作ゲーム「ヘブバン」のメインストーリー第1章〜第2章を舞台用に再構成した作品だ。舞台ならではのテンポ感とスピード感を持ちながらも,ゲームの物語から逸脱することなく,各キャラクターの個性がしっかりと描かれており,「ヘブバン」という作品の魅力を余すところなく体感できる内容になっている。

 幕が上がると早速キャンサーとの戦闘が始まり,月歌やユキをはじめ,のちに第31A部隊となるメンバーがセラフを手に戦いを繰り広げながら登場する。冒頭のわずかな会話やアクションを目にするだけでも,キャラクターたちの性格や個性がゲーム版と遜色ないレベルでシンクロしていることが感じられる。

 戦闘シーンからそのままオープニングへと流れ込み,「Burn My Soul」が響くなかでほかの登場人物たちが顔を見せると,これから始まる物語への期待が一気に高まっていった。

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 物語の内容は,先述のとおり舞台用に多くの部分がアレンジされており,原作であるゲーム「ヘブバン」のストーリーとはやや異なるが,大筋の流れや展開はおおむね同じだ。
 第1章では,第31A部隊と第31C部隊による「第31A部隊」の称号を巡る争いが中心となる。ただし舞台版では,第31C部隊からは山脇・ボン・イヴァール(斉藤瑞季さん)と豊後弥生(小倉愛梨さん)の2名のみが登場するため,勝負の描写や豊後弥生の記憶に関する要素の開示タイミングなどにアレンジが加えられていた。

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 続く第2章は,蒼井えりか(河内美里さん)と第31B部隊を中心に,重要な要素を残しつつストーリーを再構成。テンポよくまとまっており,非常に見やすい内容になっていた。
 また,事前のキャスト情報には記載されていなかったが,「ヘブバン」プレイヤーであれば気になる存在であるビャッコも登場。舞台では着ぐるみの形で再現されており,戦闘シーンでの出番は少ないものの,蒼井に寄り添う姿が丁寧に描かれていた。

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 また,全体をとおして,観劇前から気になっていたキャンサーの表現については,舞台セットと連動したスクリーン映像の投影に加え,ワールドパフォーマーの方々が黒い衣装を身にまとい,キャンサーとして立ち回る演出が採用されていた。
 この表現がとにかく舞台映えしており,特に大人数での戦闘シーンでは,どこを見ても迫力あるアクションが展開され,思わず「目が足りない」と感じるほどだ。

 さらに,特徴的な武器である「セラフ」の造形も非常に再現度が高く,戦闘シーンではセラフの種類によってキャラクターごとの動きが異なり,その違いも見どころとなっていた。

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 そして何といっても,役者陣の役作りが本当に素晴らしい。衣装やセラフといった外見的な再現度の高さはもちろん,話し方や性格,挙動のひとつひとつまでが丁寧に作り込まれており,どの角度から見てもゲームのキャラクターそのもの。
 舞台が始まった瞬間から,観客は「ヘブンバーンズレッド」の世界にどっぷりと引き込まれていった。

 また,演出面では舞台上に設置された4本の柱を活用した演出アイデアが秀逸だ。この4本の柱を巧みに移動させることで,司令部の自動ドアの開閉を表現したり,並べてスクリーンや壁として使用したりと,限られた空間を自在に変化させていた。
 高低差のあるセット構成と組み合わせることで,空間全体に奥行きが生まれ,立体的な舞台表現を実現していたのも印象的だ。

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 さらに,本舞台の大きな見どころといえば,新生「She is Legend」によるライブシーンだ。キャストたちがそれぞれ楽器を手にし,生演奏かつ生歌唱で再現する本シーンは,まさに舞台ならではの臨場感にあふれている。
 物語をたっぷりと堪能した観客は,このライブでさらに心を揺さぶられるはず。どの場面で,どのように披露されるのかは,ぜひ劇場で確かめてほしい。

 舞台「ヘブンバーンズレッド」は,想像をはるかに上回る再現度とクオリティ,そして舞台ならではのオリジナリティを兼ね備え,「ヘブバン」の魅力をより一層引き上げる内容となっていた。物語全体の流れを楽しむのはもちろん,キャラクターひとりひとりの動きに注目すると,新たな発見があるはずだ。

 ゲームをプレイ済みの人は原作との違いや解釈の深まりを楽しめ,未プレイの人でも問題なく物語に没入できる。むしろ何も知らずに観ることで,この舞台が描く“最上の切なさ”をより純粋に味わえるかもしれない。

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 舞台「ヘブンバーンズレッド」は11月9日まで上演されており,最終日となる11月9日にはライブ配信での視聴も可能だ。できれば会場で体験してほしいところだが,会場まで足を運ぶのが難しいという人も,配信を通じてその熱量を感じてみてほしい。
 また,本舞台のBlu-ray化も決定しており,発売日などの詳細は今後,公式サイトやSNSで順次発表される予定だ。


◆舞台「ヘブンバーンズレッド」Blu-ray発売決定!! 特典付き先行予約版も販売!
販売価格:12,100円(税込)
発売:2026年6月上旬
収録内容:
(1)本編
(2)映像特典
・メイキング&バックステージ
・カーテンコール集
・ビジュアル撮影アザーカット集
・アフタートーク集 他
(3)ブックレット
特典付き先行予約版:2025年11月17日(月)23:59までにご購入いただいたお客様には舞台写真ブロマイドセットの特典が付きます。




◆11月9日(日)12:00/16:00公演のライブ配信も実施!!
配信公演:
・2025年11月9日(日)12:00
・2025年11月9日(日)16:00
※全てライブ配信+1週間見逃し配信付きでの販売です。
配信期間:各公演配信開始〜2025年11月16日(日)23:59
販売価格:
各公演3,800円(税込・特典なし)
2公演セット7,000円(税込・特典付き)
2公演セット特典内容:ゲーム内使用アイテム取得シリアルコード
※詳細は舞台『ヘブンバーンズレッド』公式サイトをご確認ください。
販売期間:2025年10月16日(木)21:00〜11月16日(日)21:00
チケット購入:https://l-tike.zaiko.io/e/hbr-stage




◆公演グッズ通販開始!
購入はこちら
https://officeendlessshop.stores.jp/?category_id=6900a089f6398ebc3e9c9666



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