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印刷2020/09/26 23:35

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[TGS 2020]「eFootball ウイニングイレブン 国内最強チーム決定戦2020」レポート。激戦を制し,賞金100万円を手にしたチームはサガン鳥栖

 「東京ゲームショウ2020 オンライン」では,日本eスポーツ連合(JeSU)が主催するeスポーツ大会「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」が4日間連続で開催中だ。日ごとに異なる種目の競技が行われる複合型の大会だが,本稿では3日目の2020年9月26日に行われた「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX 〜eFootball ウイニングイレブン 国内最強チーム決定戦2020〜」の模様をレポートする。

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 本大会では,それぞれ個別の予選を勝ち抜いた「Jクラブ代表チーム」と「ゲーミングチーム」の上位2組ずつ,合計4チームが日本最強の座をかけて戦うことになる。優勝チームには100万円,準優勝チームには25万円の賞金が贈られるほか,上位2チームには副賞として「日中韓eスポーツ国際競技会」の日本代表権が与えられる。

「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」公式サイト

※画像は配信映像をキャプチャしたものです

 まずはレギュレーションを確認しておこう。大会は9月17日に発売されたPS4版「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」を使用し,トーナメント方式はシングルエリミネーション(敗者復活なし)を採用。試合形式は,予選と同様の2on2で行われる。

(右から)解説は梅津 慧さん,実況は井上マーさんが担当。さらにゲストとして“百獣の王”こと武井 壮さんも出演した
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 予選と異なり,決勝戦ではオフラインで同じ画面を共有して対戦するため,操作時のカーソルが両者に見える仕様になっている。誰がどの選手を操作しているのかが見えるため,オフラインとはまた違った戦い方が必要になってくる。

詳細レギュレーション
試合レベル スーパースター
試合時間 10分
延長 なし
PK あり
選手交代人数 3人
コンディション ランダム(オフラインでは 通常:黄色 にて行う)
怪我 なし
ボールタイプ REGISTA
制限時間 普通

 出場チームと組み合わせは以下のとおり。試合はJクラブ代表チーム同士,ゲーミングチーム同士による戦いから始まり,各試合で勝ったチームが決勝戦に進む。

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Jクラブチーム ゲーミングチーム
サガン鳥栖 ヴェルディeスポーツ
川崎フロンターレ ELEMENT.36 JAPAN

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試合の合間には,橋本梨菜さん(ゲスト)&うでぃ選手(よしもとゲーミング)によるチーム橋本と,笹岡郁未さん(ゲスト)&Mayageka選手(ゲキサカFC)によるチーム笹岡の対戦も披露された
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エキシビションマッチのチーム橋本はローマ,チーム笹岡はユヴェントスを選択。無得点試合になるのではないかと危惧されたが,後半62分にMayageka選手からのパスを受け取った笹岡さんがシュート。チーム橋本も試合終了直前に怒涛の追い上げを見せるが,残念ながらカウンターはならず,チーム笹岡がエキシビションマッチの勝利を掴んだ
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■準決勝第1試合 サガン鳥栖 対 川崎フロンターレ
 両チームともにユヴェントスを選択。前半戦ではサガン鳥栖が積極的な攻撃姿勢を見せ,複数回にわたってゴール前に達してシュートを狙うも,その堅牢なディフェンスを破ることは叶わず,0対0のまま前半戦は終了する。

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 後半戦では川崎フロンターレがゴール前まで数回にわたって肉薄するも得点はならず。0対0のままホイッスルが鳴るかと思われたが,試合が終了する直前の約90分に,ついにサガン鳥栖が得点。フォーメーションを切り替えて川崎フロンターレに最後のチャンスが与えられるが反撃ならず。サガン鳥栖が第1試合を制した。

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■準決勝第2試合 ヴェルディeスポーツ 対 ELEMENT.36 JAPAN
 選択チームは両者ともにFCバイエルンミュンヘン。ゲーム開始直後は,巧みなパス回しで防御のスキを突く戦術を得意とするヴェルディeスポーツが試合の流れを握り,少しずつラインを押し上げていく。

 ゴール前の攻防ではELEMENT.36 JAPANが有利に立ち回ったが,一瞬だけ浮いたボールを見逃さずヴェルディeスポーツが前半13分に先制点を獲得。ヴェルディeスポーツはボール支配率7割を維持し,得点を許さないまま前半戦は終了となった。

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 後半79分と89分には,ELEMENT.36 JAPANがヴェルディeスポーツの分厚いディフェンスを突き抜けてシュートチャンスを得るも,得点には至らず。先制点を守り抜いたヴェルディeスポーツが決勝戦に駒を進めた。

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■決勝 サガン鳥栖 対 ヴェルディeスポーツ
 サガン鳥栖がユヴェントス,ヴェルディeスポーツはFCバイエルンミュンヘンと,それぞれ準決勝と同じチーム選択での対戦となった。

 前半戦で流れを掴んだのはサガン鳥栖。ヴェルディeスポーツの厚いディフェンスの隙をぬってゴール前へ肉薄し,フェイントを織り交ぜたシュートで前半18分に先制点を獲得する。

 先制したサガン鳥栖だが,攻撃的な姿勢は崩さず,終始ペースを掴んでいるように見えた。しかし,前半終了直前にボールを得たヴェルディeスポーツが猛反撃し,46分にゴール前での読み合いに勝って1点を奪い返した。

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 同点で迎えた後半65分,ボールを得たサガン鳥栖が一気にゴール前へ攻め込む。ヴェルディeスポーツもディフェンダーを送り込むが,華麗なドリブルテクニックでこれをすり抜け,サガン鳥栖が2点目をもぎ取ることに成功する。

 ヴェルディeスポーツも残り時間わずかで攻勢を仕掛けたが,点差は埋まらないまま試合は終了し,国内最強チームの座は,サガン鳥栖が獲得した。

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 優勝したサガン鳥栖のまさちゅう選手,えすあーる選手には賞金100万円,ヴェルディeスポーツのYUKI選手,らんこむ選手には賞金25万円がそれぞれ贈られ,サガン鳥栖には「日中韓eスポーツ国際競技会」の日本代表権ほか,各種の副賞が進呈された。

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サガン鳥栖
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ヴェルディeスポーツ

 なお,今のところ日中韓eスポーツ国際競技会の詳細は発表されていない。両選手の活躍を見届けるためにも,続報に期待しよう。

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「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」公式サイト

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