AYANEOが縦持ち型Androidゲーム機「AYANEO Pocket VERT」のティザー動画を公開

　2025年11月5日，AYANEOは，同社が開発中の縦持ち型Androidゲーム機「AYANEO Pocket VERT」のティザー動画を公開した。


　AYANEO Pocket VERTは，2025年7月にAYANEOが，今後発表予定として公開した製品の1つだ。外観デザインにこだわるだけでなく，高解像度ディスプレイの搭載をアピールしていた。


　ティザー動画によると，AYANEO Pocket VERTの筐体は，CNC加工による削り出し加工を採用しているそうで，ゲームボーイをオマージュした「AYANEO Pocket DMG」よりも，落ち着いた雰囲気になったと言えようか。

　ディスプレイは，3.5インチサイズで，解像度1600×1440ドットの液晶パネルを採用する。AYANEO Pocket DMGのディスプレイパネルは，4インチサイズで1240×1080ドットの有機ELパネルだったので，これと比べると，ディスプレイサイズは小さくなった一方で，解像度は増しているのがポイントだ。有機ELパネルから液晶パネルへの変更が気になる人もいるかもしれない。
　動画を見ると，本体前面をディスプレイ部分も含めて強化ガラスで覆ったベゼルレスデザインとなっているようだ。

AYANEO Pocket DMGの筐体。前面は段差がないベゼルレスデザインとなっている

　ゲームパッド部分は，D-Padと4ボタン，前面の下部に3つのボタンを備えている。AYANEO Pocket DMGとは異なり，アナログスティックは搭載しないようだ。なお，従来のAYANEO製品と比べて，ボタンが小さめなのは気になる点である。

　搭載SoC（System on a chip）は，明らかになっておらず，AYANEOによると，今後詳細な情報を公開する予定だという。

　また，AYANEOは，10月31日に，ゲーマー向けスマートフォン「AYANEO Phone」のシルエット画像を公開した。

　AYANEO Phoneは，歴史的なデジタル機器をオマージュして製品を開発する「AYANEO REMAKE」シリーズから登場するとのこと。
　公開したシルエットを見ると，縦長の筐体とアウトカメラが確認できる。公式Xの投稿で「When mobile phone meets the soul of gaming handheld」とあることから，過去の携帯型ゲーム機に備えていた特徴を盛り込む製品になりそうだ。