2万円台前半のエントリー向け携帯型Androidゲーム機「AYANEO Pocket Air Mini」の国内予約がはじまる

　2025年11月21日，天空は，AYANEOの携帯型Androidゲーム機「AYANEO Pocket Air Mini」を2026年1月17日に国内発売すると発表し，予約の受付を開始した。
　搭載SoC（System on a chip）に，MediaTek製の「Helio G90T」を搭載したレトロゲーム向けのエントリーモデルで，税込2万2800円と，手に取りやすい価格を実現するのが見どころだ。
　なお，先行予約で通常価格から1000円引きするキャンペーンを実施するという。

AYANEO Pocket Air Mini。3種類のカラーバリエーションを用意する

　AYANEO Pocket AIR Miniは，4.2インチサイズで，解像度1280×960ドット，アスペクト比4：3の液晶ディスプレイを採用した携帯型Androidゲーム機だ。公称本体サイズが，165.9（W）×82.5（D）×18.7〜27.6（H）mmという，手のひらサイズのコンパクトな筐体を採用している。

手のひらに乗るコンパクトな本体サイズとなっている

　この数年で，中国のデバイスメーカーを中心として，さまざまなエントリー向け携帯型Androidゲーム機が登場しており，AYANEO Pocket Air Miniもその流れに乗った形だ。

　搭載SoCのHelio G90Tは，2019年に登場したかなり古いプロセッサであり，最新の大作Androidゲームを快適にプレイするのは難しい。あくまで，それほど高いグラフィックス性能を求められないゲームや，レトロゲームに向けた製品と言えるだろう。

　ディスプレイの左右に備えたゲームパッドは，左右のアナログスティックを対称に配置するレイアウトを採用する。アナログスティックとトリガーボタンに磁気ホール式センサーを採用するほか，D-Padと［A/B/X/Y］ボタンのストロークを調整するなど，既存のAYANEO製品で培ったノウハウを盛り込むという。

AYANEO Pocket Air Miniのゲームパッド

大きめのショルダーボタンとトリガーボタンを備える

　インタフェース類は，下側面にまとめられており，USB 2.0 Type-Cと4極3.5mmミニピンヘッドセット端子，microSDカードスロットを備える。

上側面には，電源ボタンと音量調整ボタンを搭載する

下側面のインタフェースは，左からmicroSDカードスロット，4極3.5mmミニピンヘッドセット端子，USB 2.0 Type-Cが並ぶ

　また，天空は，2025年11月7日に国内予約を開始したAYANEO製の携帯型Androidゲーム機「KONKR Pocket FIT」の実機展示も行っていた。

　KONKR Pocket FITは，AYANEOが新たに立ち上げた製品ブランド「KONKR」の第1弾製品だ。
　搭載SoCにQualcommの携帯型ゲーム機向けの最上位モデルである「Snapdragon G3 Gen 3」を採用しつつ，税込7万4800円（先行予約キャンペーン適用で税込6万7320円）からという手に取りやすい価格を実現したのがポイントとなっている。

KONKR Pocket FIT

　AYANEOによると，今後はハイエンドモデルは「AYANEO」ブランドで，価格対スペック比を重視した比較的安価なモデルは「KONKR」ブランドで販売するそうだ。12月には，OSにWindowsを搭載したKONKRの携帯型ゲームPC「KONKR Fit」の新情報を公開するそうだ。

　また，10月31日に製品のシルエット画像を公開した「AYANEO Phone」の新情報も近日中に公開するとのこと。

AYANEOが公開したAYANEO Phoneのシルエット画像