リメイク版「Master of Magic」の開発がアナウンス。1990年代の名作ターン制ストラテジーが甦る

　Slitherineは，ポーランドのMuHa GamesとEerie Forest Studioが共同で開発しているターン制ストラテジー「Master of Magic」の制作を発表し，アナウンストレイラーや開発者ビデオダイアリーを公開した。


　「Master of Magic」は，「Civilization」シリーズのパブリッシャとして知られるMicroProseが，1994年にリリースした同名タイトルのリメイク版で，ウィザードたちが世界制覇をかけて戦うストラテジーゲームだ。オリジナル版は，1993年にリリースされた「Master of Orion」を手がけたSimtexが開発しており，日本では1997年にPlayStation向けに「CIVIZARD 魔術の系譜」というタイトルで発売されている。

　リメイク版では，フィールドやユニットが3Dで表現されるほか，ゲームシステム面ではオリジナル版の四角マスからヘックスに変更されている。


　この大陸に住む種族はエルフ，ドワーフ，オーク，トロール，ドラコニアン，ノームなど14種で，ウィザードから一人を選び，アルカナス（Arcanus）大陸とミラー（Myrror）大陸の制覇を目指すことになる。

　プレイヤーは，196種類のユニットの中から召喚して軍隊を組むことができ，ユニットの能力を変化させられる魔法を発動することも可能なようだ。どの種族や勢力を仲間にするのか，魔法を使ってどの神獣を召喚するのかといったところは，プレイヤー次第になる。魔法は，5つの流派と18の特性が用意されており，200種類以上のスペルから体得していくことができるという。また，250種類以上のユニークなマジックアイテムが登場し，クラフティング要素も用意されるようだ。


　「Master of Magic」は2022年のリリースが予定されており，すでに公開されているSteamストアページ（リンク）によると，現時点でサポートされる言語は英語のみとなっている。発売までしばらく時間があるので，ストラテジーファンなら続報を楽しみにしておくといいだろう。

「Master of Magic」公式サイト