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「遊戯王 マスターデュエル」,高校生日本一決定戦決勝大会レポート。初代高校生日本一の座をかけての激闘を制したのは?
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印刷2026/02/03 21:00

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「遊戯王 マスターデュエル」,高校生日本一決定戦決勝大会レポート。初代高校生日本一の座をかけての激闘を制したのは?

 KONAMIは2026年2月1日,「遊戯王 マスターデュエル」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch / iOS / Android 以下,マスターデュエル)の「高校生日本一決定戦」の決勝大会を開催した。

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 「高校生日本一決定戦」は,国内在住の高等学校生・定時制高等学校生・高等専門学校生・通信制高等学校生を対象とした大会だ。今回が記念すべき第1回目の開催となり,2人1組のチーム戦で争われた。

 大会のエントリー数はなんと209チームにも上り,1月10日,1月11日に行われたオンライン予選を突破した上位8チーム16名が,決勝大会で日本一の座をかけて戦いを繰り広げた。
 本稿では,決勝大会の模様と優勝チームへのインタビュー,そして「マスターデュエル」最強の呼び声も高い強豪プレイヤーであり,大会の解説を務めた,たすく氏へのインタビューをお届けしよう。

実況は,南雲大輔氏,解説はたすく氏が務めたほか,大会サポートとして井上祐介さん(NON STYLE),宮下兼史鷹さん(宮下草薙),長浜広奈さんが参加し,配信を盛り上げた
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209チームの頂点に立つ「マスターデュエル」の初代高校生日本一が決定


 まず決勝大会のレギュレーションを改めて説明しよう。トーナメントは8チームによるダブルエリミネーション方式(ただし,GRAND FINALはリセットなし)で行われた。

 デッキは選手ごとに2つまで登録可能となっており,1試合ごとに使用するデッキを選択する。ラウンドは各チームのプレイヤー同士が同時に戦い,2勝したチームが勝利。1勝1敗になった場合は,各チームの勝利プレイヤー同士が戦い勝者が勝ち進む形となる。
 試合中は,チームメイト同士の相談も許可されており,早く試合が終わったプレイヤーがチームメイトと戦略を練る姿も見られた。

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 また本大会のカードプールとリミットレギュレーションは,2025年12月に行われた「デュエリストカップ」と同一のものを採用しているため,現行のマスターデュエルの環境とは異なっているのも特徴だ。

 そのため,セレクションパック「ジ・アピカル・プレデターズ」で登場した強力なテーマ「ヤミー」は未実装となる。さらに,2026年1月8日適用のリミットレギュレーションで,制限カードに指定された《<M∀LICE<P>White Rabbit》と《闇の誘惑》が無制限のため,「M∀LICE」デッキが現行よりも強力な状態で使用できることも大きな違いとして挙げられるだろう。

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 出場チームと選手は以下のとおりだ。

決勝大会出場チーム
  • @イグニ☆'S(イチョット選手,チーズ選手 予選1位)
  • マスター・オブ・HAM(ポケット選手,amawasa選手 予選2位)
  • ふわんと白銀の城(うぃろう選手,よーつばー選手 予選3位)
  • 黒眼の双爆裂龍(こんがり肉選手,粉砕列車選手 予選4位)
  • うちゅマグキ2人衆(sebek選手,nia選手 予選5位)
  • バーサーカーおっふ(そらし選手,柔軟なじゅな選手 予選6位)
  • 暁(もとやん会長選手,おやすみ選手 予選7位)
  • 天叢雲剣(黄金旅程選手,ヤマタノオロチ選手 予選8位)

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 トーナメントでは,この環境で強力なデッキとして活躍していた「M∀LICE」「ドラゴンテイル」デッキや,「巳剣」や「オノマト」カードを合わせた「ライゼオル」を持ち込む選手が多く見られた。
 しかしそれ以外にも「デモンスミス」「ジェムナイト」「ティアラメンツ」を混ぜたマスターデュエルだからこそ強く使えるデッキ()や,後攻を想定した「天盃龍」「閃刀姫」など,それぞれのプレイヤーが思い思いのデッキを使用して戦いに臨んでいた。

(※)テーブルトップの「遊戯王OCG」と「マスターデュエル」では,リミットレギュレーションや基本のゲームルール(例外はあるが,基本的に「遊戯王OCG」はサイドデッキありのBO3),カードプールが異なる。そのため,マスターデュエルでより強く使えるデッキや独自のデッキタイプが生まれることがある

 もちろん,上記の環境は選手たちも想定済み。WINNERS QUARTER FINAL第1試合(天叢雲剣 vs @イグニ☆'S)における,黄金旅程選手とイチョット選手の「M∀LICE」デッキ同士の対決では,ミラー対決を想定した《レッド・リブート》をイチョット選手が発動する姿や,お互いに《アーティファクト・ロンギヌス》を撃ち合う様子が見られた。
 本環境において強力なデッキを握りつつ,お互いにしっかりとミラー対決を想定した対策をしていたというわけだ。

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 少し話が逸れるが,遊戯王では,カードをプレイする際に必要なリソース,いわゆるマナコストの概念が存在しない。そのため,1ターン目からカードをどんどんプレイして,ビッグターンを作ることが可能であり,これが独自のゲーム性や魅力につながっている。

 そうした相手の動きに対して,《灰流うらら》《増殖するG》に代表される手札から発動できるカードやフィールドのカードの効果で相手の動きを妨害していくのが,現在の「遊戯王OCG」「マスターデュエル」では主流だ。

 しかし,持っているカードを考えなしに使って相手の動きを妨害しようとしても,それが相手の“釣り”であることもあり,自分が妨害を使いはたした後に,本命を通されて絶体絶命に追い込まれる……ということもよくある。

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 相手の使用してきたカードからデッキタイプを想定したうえで,「何を通されるのが一番危険なのか」「残りの手札は何が想定されるのか」を考えながら,自分の手札と相談し,適切にカードを使っていく必要があるのだ。逆に妨害される側は,相手の妨害をどう使わせて自分のやりたいことを通していくかが求められる。

 こうした判断は非常に難しく,それがゲームの奥深さにもつながっている。全体を通して非常にハイレベルな戦いが繰り広げられた本大会でもそうした難しい判断を迫られる場面が見受けられた。そうした状況でも,戦況を把握しながら頭を悩ませ,死力を尽くしていく選手たちの姿は素晴らしく,まさに日本一を決める戦いと呼ぶにふさわしいゲームが繰り広げられていた。

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 激闘を制し,GRAND FINALに勝ち上がったのは,うちゅマグキ2人衆(sebek選手,nia選手)@イグニ☆'S(イチョット選手,チーズ選手)だ。

うちゅマグキ2人衆(左から,sebek選手,nia選手)
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@イグニ☆'S(左から,イチョット選手,チーズ選手)
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 第1試合のチーズ選手,nia選手の試合は,先攻のチーズ選手が「デモンスミス」「ジェムナイト」を混ぜた「ティアラメンツ」デッキ,後攻のnia選手が「オノマト」カードを混ぜた「ライゼオル」デッキを使用しての対決となった。

 先攻1ターン目のチーズ選手は,《ティアラメンツ・レイノハート》から「ティアラメンツ」デッキが得意とする融合を狙うも,そこにnia選手が《マルチャミー・フワロス》を発動。《マルチャミー・フワロス》によるドローを嫌ったチーズ選手は,《ティアラメンツ・ルルカロス》《ティアラメンツ・クシャトリラ》と伏せカード1枚の状態でターンを渡す。

《マルチャミー・フワロス》で相手の展開を抑制しつつ,強力な妨害効果を持つ《朱光の宣告者》をデッキから持ってくる《イーバ》の効果に《灰流うらら》を発動したnia選手。チーズ選手の展開を控えめに抑えられた
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 後攻のnia選手は,《時空の七皇》を発動して手札に加えた《エクス・ライゼオル》の効果で反撃を開始するも,チーズ選手が発動したのは,相手が特殊召喚するたびにカードを1枚デッキからドローできる《増殖するG》だった。
 nia選手も手札に持っていた《抹殺の指名者》で《増殖するG》に対抗するも,チーズ選手は前のターンで手札に加えていた伏せカード《壱世壊に澄み渡る残響(ティアラメンツ・クライム)》を発動。結果としてチーズ選手の《増殖するG》が適用される形となる。

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 これを受けたnia選手は,《ライゼオル・デッドネーダー》,2回の攻撃を可能にする効果を持つ《FAフルアーマード−ホープ・レイ・ランサー》を展開。モンスター1体の攻撃力を倍にする効果を持つ《No.60 刻不知のデュガレス》を発動し,このターンでの決着を狙う。

 しかし,チーズ選手は《No.60 刻不知のデュガレス》の効果に合わせて,《朱光の宣告者》を発動。nia選手も《墓穴の指名者》で対抗するも,前のターンにティアラメンツの展開の中で墓地に落ちていた《剣神官ムドラ》の効果でかわされてしまう。

 その後も《蝕の双仔》を合わせた展開でチーズ選手の残りライフ350まで差し迫るも,今一歩及ばず。潤沢な手札で返しの3ターンでキッチリ決めたチーズ選手が勝ち,@イグニ☆'Sが優勝に王手をかけた。

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 第2試合,先攻のイチョット選手は「デモンスミス」と「ドラゴンテイル」の混合デッキ,後攻のsebek選手は,nia選手と同じく「オノマト」カードを混ぜた「ライゼオル」デッキを使用しての対決となった。

 先攻のイチョット選手は,まず「デモンスミス」のギミックから相手の特殊召喚する効果を無効にして破壊する《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》を特殊召喚しつつ,その後は「ドラゴンテイル」の動きを通し,潤沢なリソースと妨害手段を構えてターンを渡す。

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 後攻のsebek選手は,「オノマト」カードと「ライゼオル」の展開力でイチョット選手の妨害手段を使わせつつ,《三戦の才》で《星辰法宮グラメル》のコントロールを奪うなど,相手の動きを抑制しつつモンスターを展開していく。
 その後もエクシーズモンスターを召喚しながらイチョット選手のフィールドを空けていくが,ライフをすべて削り切るには至らず。返しのターンに強力な融合カード《羅睺星辰(ラーフ・ドラゴンテイル)》を握っていたイチョット選手がそのまま勝利を決め,@イグニ☆'Sがストレートで優勝を決めた

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 優勝した@イグニ☆'Sの2人は現在高校1年生で,マスターデュエルのプレイ期間は1年半ほど。予選トーナメント1位の戦績といい,とてもそうは思えないプレイの数々で決勝を見守っていた高校生たちを沸かせていた。

 大会全体を通しても,非常にレベルが高く遊戯王のこれからを担う若いプレイヤーの力を十分に感じられた大会だった。高校生のみの大会は今回が初開催となるが,ぜひ2回,3回と続くことを期待したいところだ。


優勝チーム@イグニ☆'Sとたすく氏インタビュー


 大会終了後,優勝チームである@イグニ☆'Sの2人への囲み取材と,たすく氏への個別インタビューの時間が設けられた。そちらの内容をお届けして本稿の締めくくりとしよう。

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――改めて今の感想を聞かせてください。

チーズ選手:
 とてもうれしい気持ちで体が熱いです。本当に優勝できるとは思っていませんでした。

イチョット選手:
 1回戦で一度負けてしまったので,自分も優勝できるとは思っていませんでした。優勝できて本当にうれしいです!

――おふたりが遊戯王を始めたきっかけを教えてください。

チーズ選手:
 ここにはいないんですが,ふたりとも仲のいい友人がいて,その人に誘われて始めたのがきっかけです。

――今回は2025年12月のデュエリストカップという少し前の環境での対戦でしたが,意識したことはありましたか。

チーズ選手:
 現行とはリミットレギュレーションやカードプールが違う大会だったので,今よりも強い「M∀LICE」デッキを対策する構築を意識しました。実際にそれによって勝てた構築もありましたね。

イチョット選手:
 僕も「M∀LICE」を意識して《アーティファクト・ロンギヌス》や《ドロール&ロックバード》という対策カードを意識していました。

――お互いにここがすごいと思うところを聞かせてください。

チーズ選手:
 人一倍「マスターデュエル」に対する熱意がすごいと思います。口を開けば「マスターデュエル」の話をしてますし,練習量も段違いなんですよ。プレイングもその練習量によって目に見えて分かるほどに上達しているのが,すごいなと。

イチョット選手:
 相方は後攻デッキをよく使うんですが,その捲り方がうまいなと。あとはよくボケるキャラなので,面白いなと思っています(笑)。

――今回持ち込んだ2つのデッキを選んだ理由を教えてください。

チーズ選手:
 先ほど話に合ったとおり,ずっと後攻デッキを使っているんですが,それだけだと敢えて先攻を渡されるなどの対策をされてしまうので,もう1つのデッキに先攻に強い不意打ち用の「ティアラメンツ」を用意しました。

イチョット選手:
 自分は,絵柄がかわいくて「M∀LICE」を使い始めたんですが,長く使っていた期間も長かったので,慣れたデッキということで今回の大会に持ち込みました。もう1つの「ドラゴンテイル」は,「M∀LICE」がきつい相手である「ライゼオル」を対策するために選択しました。

――おふたりが考える「遊戯王OCG」「マスターデュエル」の魅力を教えてください。

チーズ選手:
 ほかのカードゲームと違ってコスト(マナなどの専用リソース)の概念がないので,今回私がやったように魔法カードなどを駆使して,手数で押せるのが魅力だと思っています。

イチョット選手:
 ほかのゲームと違って手札から相手を妨害するカードがあるのが魅力に感じています。

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――身の回りに「遊戯王OCG」「マスターデュエル」をプレイしている方はいますか。

チーズ選手:
 いないですね。なので,普段の練習はマスターデュエルのランクマッチでやっている感じです。

――本大会の勝因をお聞かせください。

イチョット選手:
 1試合目で負けてしまったんですが,気持ちを切り替えて次に挑めたのは,大きかったのかなと思います。

チーズ選手:
 1戦目に負けてしまって,その後も午前中は相方の調子があまりよくなかったので,「自分が引っ張ってやるんだ!」という強い気持ちがあったのが,勝ちにつながったのではないかなと思います。

――おふたりが好きなカードを教えてください。

チーズ選手:
 「遊戯王OCG」の「終獄龍機xii-ドラストリウス」です。

イチョット選手:
 自分は《セラの蟲惑魔》が好きです。

――お互い試合中にかけられた言葉で印象に残っているものはありますか。

チーズ選手:
 自分は急な計算がとても苦手なので,決勝の試合も「このまま攻撃されたら負けるんじゃないか」と思っていたんですが,相方が「いや,生き残れる! 生き残れる!」と声をかけてもらったのが安心につながりました。

イチョット選手:
 自分も最終戦で妨害を使わなくてもいいところに対して言ってくれたことがありがたかったですね。

――インターバル中にほかのチームの方と写真を撮る姿が見られましたが,ほかのチームと親睦を深める機会はありましたか。

チーズ選手:
 そうですね。自分たちは東京住まいなんですが,今回沖縄とか遠いところから来ている方がいらっしゃったので,そういう方と「マスターデュエル」や普段の生活の話ができました。

――副賞として,たすくさんへの挑戦権が授与されましたが,意気込みをお願いします。

イチョット選手:
 たすくさんは自分たちよりも遠い場所にいる選手だとは思うんですが,勝ちたいですね。

チーズ選手:
 自分がたすくさんに勝って世界一の称号を奪いたいと思います!


たすく氏インタビュー


たすく氏
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4Gamer:
 まず大会を通しての感想を聞かせてください。

たすく氏:
 今回チーム戦という形式で行われましたが,ここで得たつながりや友達の輪って,人生において今後すごく大事になると思うんですよ。もしかしたら社会人になって,またつながるきっかけになるかもしれませんし,そういう友人がこの機会に生まれる場になればいいなと思って見ていました。

4Gamer:
 大会を通して印象に残ったシーンはありますか。

たすく氏:
 今回先攻がすごく強いデッキと後攻がすごく強いデッキの2種類を持ちこんだチームがいくつかあったんですが,それに対して,敢えて後攻を選択していたた試合は印象に残りました()。
 後攻が強い相手のデッキに対して先攻を譲るというのは一見普通のプレイに見えますが,もう片方の先攻が強いデッキを相手が選択していた場合は一気に不利になってしまうので,そうした強気な選択は印象に残りましたね。

(※)LOSERS FINAL(マスター・オブ・HAM VS イグニ☆'S) amawasa選手 VS チーズ選手(動画リンク

4Gamer:
 使用デッキに関してはおおむね予想通りという感じでしたか。

たすく氏:
 セオリーどおりに強いデッキもいれば,強いデッキではあるもののトップのデッキと比べると及ばないを使っている方もいらっしゃいました。先ほどその選手に話を聞いたら予選から同じデッキを使っていたということだったので,「これで勝ち上がってきたのか」と驚かされた面もありました。

4Gamer:
 具体的にはどういうデッキ選択に驚きましたか。

たすく氏:
 「白き森」「ラビュリンス」「閃刀姫」あたりでしょうか。今回のトーナメントだと2回負けてしまうと終わってしまいます。なので,今の環境でトップ付近にいる強いデッキを選択するのがセオリーなんですが,そこで珍しいデッキで勝ち上がれるのは,すごいなと思います。

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4Gamer:
 予選はスイスドロー,決勝大会はリセットなしのダブルエリミネーションと聞いています,予選でも1敗くらいなら許される……というくらいなので厳しさは変わらなさそうに見えます。

たすく氏:
 これは推測なんですが,もしかしたら個人では2敗以上している人もチームメイトに助けられたという場合があるのかもしれません。これもまたチーム戦ならでは面白さなのかなと。
 あと,選手たちに話を聞くと自分の得意なデッキを選んだという人もいました。自分の好きかつ得意なデッキを活躍させるというのもカードゲームの醍醐味であり魅力ですし,こういう大会の良さなのかなと思いました。

4Gamer:
 得意なデッキというのは人によってありますよね。環境ですごく強いデッキが自分に合わないと感じることもあるでしょうし。

たすく氏:
 そうですね。プレイヤーによって中速デッキが得意な人もいれば,高速のデッキが得意な人もいますし。自分のタイプに合わないと,環境で強くてもちょっと使うをためらうときはあると思います。

4Gamer:
 たすくさんがこれから若いプレイヤーに期待することを聞かせてください。

たすく氏:
 個人的に以前に比べて若いプレイヤーが少なくなっている印象を受けるので,こうしたイベントや大会があればぜひ参加してほしいですね。自分ももう若くはないですし,若い人からスタープレイヤーが出てきて,マスターデュエルや新たな道を作っていってほしいと思っています。

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4Gamer:
 遊戯王のシーンを盛り上げるために,遊戯王の公式に期待することを聞かせてください。

たすく氏:
 「マスターデュエル」で興味を持った人が紙の「遊戯王OCG」もプレイしてもらえるような施策をより強化してほしいと思っています。あとは30周年に向けて今後もイベントをどんどん企画して盛り上げてもらいたいですね。

4Gamer:
 たすくさんが感じる「遊戯王OCG」「マスターデュエル」の魅力を教えてください。

たすく氏:
 まず1つめに1万種類以上あるカードから成る戦略性とデッキ構築の自由度です。たとえ強いデッキでも,1万種類のカードの中にどこかしら対策となるカードが存在する場合があるため,どんなデッキも完全無欠にはなり得ない。その結果多様なデッキに勝つ可能性があるのが魅力です。

 2つめはいい意味で難しいということです。確かに正しいプレイを選択するのが難しくなっている側面もありますが,競技的な目線から見るとしっかり練習した結果が勝利につながるのはすごくいいことだなと思っています。

 3つめは,アニメのキャラクターのカードですね。あのキャラクターが使っていたあのカードを自分も使ってみたいというのは,大きな魅力だと思います。

 あとはカードのストーリー性も魅力だと思います。カードで描かれるストーリーが効果の中で表現されていたり,モチーフ元をイメージしたような効果が表現されているものもあったりと,効果からプレイヤー側にストーリーを連想させるようなデザインは「遊戯王OCG」や「マスターデュエル」の持つ魅力なのかなと。

4Gamer:
 最後にこれから遊戯王のコンテンツを通して,たすくさんの展望ややりたいことを聞かせてください。

たすく氏:
 まずプレイヤーとしての目標は「Yu-Gi-Oh! World Championship 2026」の優勝です。あと,これからは「遊戯王OCG」や「マスターデュエル」の先生のようなこともやりたいなと思っています。ゲームを始めたいと思っている人や始めて間もない人などにルールやカードの効果を教えてあげるような人になり環境を作ってあげて,プレイヤー人口を増加させて行ければと思っています。
 私は遊戯王には数えきれないほどの恩を受けているので,次はその恩返しや貢献をしていきたいというのが,個人的な展望になります。

4Gamer:
 今後の更なる活躍を期待しています。本日はありがとうございました。

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