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地球全土が遊び場に。サンドボックス型シム「Outerra World Sandbox」の制作が発表に
Steamの「Outerra World Sandbox」ストアページ
これまで何年にもかけて惑星の生成エンジンを開発してきたOuterraのテクノロジーを利用した「Outerra World Sandbox」は,人工物が何もない地球を舞台に,プレイヤーは種類の異なる建物が立ち並ぶ街や道路,鉄道などを自由に配置していくシミュレーションゲームだ。自動車や飛行機,ボート,さらには自作したキャラクターを使って散策して回ることもでき,自分のペースで好みのワールドに仕立てていくことができる。
土地の高さを変えたり,森を作り出したりといった大自然をパレットにしたツールもゲームに含まれているが,Steam Workshopのサポートにより,プレイヤーが自作したコンテンツをダウンロードして,多種多様な建物や乗り物といったアセットを利用できるようだ。これにより,1930年代のニューヨークを再現したり,まだ自動車が走る前の19世紀のパリを作り出したり,さらにはファンタジー色を強めた異世界に染めてしまうことも可能になるという。地球をどんな人工物で埋めていくのかは,プレイヤー次第なのだ。
エベレストやサハラ砂漠,マリアナ海溝といった地形はデフォルトでフィーチャーされているが,高解像度のデータもサポートするとあって,VRヘッドセットを使った一人称視点での散策にも対応していると思われる。
MicroProseについては,「奥谷海人のAccess Accepted第646回:活動を再開したMicroProseの歴史と現状」で触れているが,過去のIPに依存するばかりだけでなく,フライトコンバットシム「B-17 Flying Fortress The Bloody 100th」のように新しいゲームのパブリッシングも行うという事業展開は面白いところ。「Outerra World Sandbox」がどのようなゲームに仕上がっていくのかまだまだ未知数であるが,その続報を楽しみにしておきたい。
「Outerra World Sandbox」公式サイト
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Outerra World Sandbox
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