動物たちによる刑務所モノのRPG「Back to the Dawn 〜ブレイク･ザ･アニマル･プリズン〜」，11月3日にアーリーアクセス版をリリース

　シンガポールのインディーゲームパブリッシャSpiral Up Gamesは，Metal Head Gamesのデビュー作となる「Back to the Dawn 〜ブレイク･ザ･アニマル･プリズン〜」のアーリーアクセス版を2023年11月3日にSteamでリリースすると発表し，トレイラーを公開した。


　「Back to the Dawn」は，TVドラマ「プリズン・ブレイク」や，1979年の映画「アルカトラズからの脱出」などに影響を受けたというサバイバルRPGだ。プレイヤーは，陰謀に巻き込まれ，無実の罪で投獄されたジャーナリストとして，欺瞞に満ちた刑務所を舞台に，監視の目をかいくぐりながら，自由のために真実を明らかにしていくという。


　公開されたトレイラーからも分かるとおり，本作はタイクーンもののような2Dピクセルアートの見下ろし型タイトルで，登場するのはすべて動物だ。主人公は「キツネのジョー」で，天才プログラマーである「キリンのジミー」や，マジシャンを名乗る「ウサギのホワイティ」などが紹介されており，見た目の可愛さと物語のハードボイルドさがミスマッチで面白い。
　プレイヤーはジョーを操作して，複雑でさまざまな秘密を隠した刑務所内部を探索し，それぞれが独自のバックグラウンドと個性を持ったキャラクターたちと，あるいは同盟を組み，あるいは対立しつつ，受刑者たちによる社会の上を目指していくという。


　上海に本拠を置くMetal Head Gamesは，わずか3人の開発者によるデベロッパで，「Back to the Dawn」の制作には2年の期間を要したそうだ。10月の「Steam Nextフェス」では期間限定でデモ版を公開し，多数のユーザーに遊ばれたという。日本語にも対応する予定なので，発売を楽しみにしよう。