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印刷2023/08/31 17:05

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[gamescom]発売の近づくミリタリーRTS「Men of War II」について,パブリッシャに魅力を語ってもらった

 「gamescom 2023」会期中,ウクライナのBest Wayの新作RTS「Men of War II」の販売を担当するパブリッシャFulqrum Publishingのビジネスブースで,プレゼンテーションを受けた。

「Men of War II」公式サイト


 RTS(リアルタイムシミュレーション)とは,プレイヤーが複数のユニットを操り,敵とリアルタイムでバトルを繰り広げて勝利を目指すというゲームジャンルで,1990年代以降,PC市場で人気になった。最近では以前ほど量産されることはなくなったが,2009年に当時の1C Companyが発売した「Men of War」は,その後,5種類の大型拡張パックがリリースされるほどの人気になり,高い評価を獲得した。久々のナンバリングタイトルとなる「Men of War II」は,パブリッシャをFulqrum Publishingに変え,2023年9月21日のリリースを目指している。

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 「Men of War II」は,米軍とドイツ軍が激突した西部戦線と,ソビエト連邦軍とドイツ軍が戦った東部戦線の両方をフィーチャーしている。キャンペーンでは,3つの勢力から1つを選んでプレイでき,合計で300種類を超えるユニットが用意されている。ミッションは,主要な戦闘をテーマにしたものになっており,発生した年に合わせた車両や兵器が登場するという。マップには高低差があり,丘陵地帯や岩場,森,河川,村,そしてラジオ塔といった施設が戦略上の重要拠点になる。
 前作の特色ともいえるダイレクトコントロール機能を引き継ぎ,フィールド上にあるどのユニットでも個別に管理でき,整備や車種の変更,アップグレード,修理などを行える。AI機能も大幅に改善され,敵も多彩な戦術でプレイヤーに向かい,戦況の変化にも対応するという。

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 デモを紹介してくれたFulqrum Publishingのプロデューサー,Michal Horanský氏によれば,シングルプレイキャンペーンのプレイ時間は,3勢力総計で40時間を超えるという。米軍のキャンペーンはセーヌ川西岸で起きた「The Falaise Pocket」を,ソビエト軍のキャンペーンはドイツ電撃戦に対抗した「Thwarted Blitzkrieg」がベースとなっている。ドイツ軍は史実で敗北しているので,キャンペーン「On Their Own Soil」では,兵器や領土,仲間たちを失いながら,ドイツ軍としての気概を見せて最後まで戦うか,1人でも多くの部下を無駄死にさせないようにするかといった選択を迫られるミッションになるとHoranský氏は話した。

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 本作では,シングルプレイキャンペーンに加えて,米軍を主人公にした「Operation Overlord」と,ドイツ軍への大規模反抗「Operation Bagration」という2つのキャンペーンを楽しめる。さらに,ランダムに選ばれる16種類のマップをプレイする「Raids」と,領土征服の道のりを自分で選択する“ダイナミックキャンペーン”的な「Conquest」という,2種類の新モードが登場する予定とのこと。
 そのほか,新たなPvEモードである「Line Defense」が追加されるが,これは,AIが操作する敵と戦い,3つのゾーン制圧を試みるもので,ゾーンを制圧している間,ポイントが加算されるという仕組みだ。
 また,前作のファンに向けて,インタフェースを「Men of War」と同じくする「Classic」モードを搭載し,より多くのプレイヤーにアピールするとのこと。

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 マルチプレイ向けには,28種類の専用マップが収録される。PvPは最大5人対5人だが,参加人数によってマップのサイズが変化するスケーラブル仕様だ。新たに追加された,最大3人対3人で戦う「Combined Arms」は,選択した国に所属するユニットなら年代を問わず選べるため,より白熱したバトルになるという。
 マッチメイクサーバーも用意されており,Horanský氏によれば,オンライン対戦でグローバルランキングを上げることで,特別なユニットがアンロックできたり,何らかの報酬を受けとったりできるという。対戦モードでは,プレイヤーがさまざまな条件を設定でき,戦車だけで戦う「Tanks Only」などの条件が確認できた。マルチプレイ用マップの中にはサハラ砂漠を舞台とする「Sandstorm」も含まれているので,今後,DLCで北アフリカ戦線に対応する予定なのかもしれない。

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 8月上旬に行われた最後のβテストを含めて,2023年に入って実施された4つのテストでのべ17万人の参加者を集めたとアピールするHoranský氏。リリース後にはMODコミュニティをサポートし,ファンが新シナリオやユニットなどを追加していけるようにすると言う。シングルプレイキャンペーンだけでなく,マルチプレイモードやMODサポートを考えると,かなり遊び込める作品になりそうな「Men of War II」だが,インタフェースと字幕が日本語にも対応するとのことなので,RTSファンはリリースを楽しみにしよう。

「Men of War II」のプレゼンテーションを行ってくれたFulqrum PublishingのMichal Horanský氏(左)と,デモ担当のDominik Šídlo氏(右)
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「gamescom 2023」公式サイト

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