「RAID: Shadow Legends」冒険記 第23回：初心者はまずこいつを探せ！ ボスを封殺するアンコモン英雄「アーミジャー」の強さを紹介

　ファンタジーRPG「RAID: Shadow Legends」（PC / iOS / Android）を，ゼロから遊ぶ連載「『RAID: Shadow Legends』冒険記」の第23回。前回まででレベル上げ，シルバー稼ぎ，ダンジョン攻略の基本的な考え方を紹介したので，今回からはコミュニティ内で高い評価を得ている“低レア英雄”を実際に育成しつつ，その扱い方をお届けしていく。

●今回の成長報告
以前に入手したレジェンダリー英雄「エロール」の育成を開始。クリティカル率を底上げするスキルを多く持っている英雄なので，ひとまずクリティカルダメージアップを大量に積み込んでみた。この属性のエースになってくれることを期待している。

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強大なボスを封殺するアンコモン英雄
「アーミジャー」の強さを紹介！

　「低レアといっても，アンコモン以下は使い物にならないんでしょ？」と思っている初心者は少なくないだろう。実際，コモンの英雄はどうにも使い道がなく，アンコモン英雄もアリーナなどでは活躍させるのは難しい。

　しかし，ダンジョン攻略やドゥームタワー攻略では一線級の活躍をしてくれるアンコモン英雄は確かに存在する。その中でも，もっとも汎用性が高く，もっとも優先して育成すべき英雄，それがセイクリッドオーダーの「アーミジャー」である。

アーミジャー
レアリティ	アンコモン
ファンクション	セイクリッドオーダー
属性	精神
タイプ	防御
スキル
通常スキル	リポウスト 1体の敵を攻撃する。クリティカルティットした場合，ターンメーターを30％減少させる。 ダメージ基準：[防御力]
アクティブ スキル1	レイトゥスト 1体の敵を攻撃する。このスキルで倒された敵は，蘇生されない。 CT：3ターン ダメージ基準：[防御力][敵の最大HP]

　まずはステータスとスキルをチェックしてみよう。通常スキルとアクティブスキルを1つずつ持つだけで，オーラもパッシブスキルもない平凡なアンコモン英雄に見えるかもしれないが，その真価は通常スキルの効果とその発生条件にある。

　なんと，ターンメーターを30％低下させる効果があるだけでなく，その発生条件が“クリティカルヒットした場合”なのだ。ターンメーター低下などの強力な効果はヒット率が低めに設定されていることが多いのだが，クリティカル率はかなり容易に上げられる。


　属性相性によって確率は変動する（後述）が，相性が不利でさえなければ，わりと簡単に発動率を100％まで持っていける。デバフ「スピードDOWN」を与えられる英雄とタッグを組めば，ボスを行動させずに封殺するのも夢ではない。


　ボスについては「そもそも，こういった強力なマイナス効果は受け付けないのでは？」と考える人もいると思うので，軽く確認してみよう。ダンジョンボスが持つ“ターンメーター低下”への耐性は以下のとおり。

ドラゴン	完全耐性
炎の騎士	「クロークファイア」発動中は完全耐性 通常時は耐性なし ステージ21以降：効果半減
アイスゴーレム	耐性なし ステージ21以降：効果半減
スパイダー	耐性なし ステージ21以降：効果半減
ミノタウロス	耐性なし ステージ21以降：効果半減
アイアンツインズ	完全耐性
サンドデビル	完全耐性 睡眠中のみ耐性なし
ファントム ショーグン	完全耐性

　レベル制限のあるアイアンツインズ，サンドデビル，ファントムショーグンは別として，最初から挑戦できるダンジョンボスにはかなり通用することが分かる。アイスゴーレムにいたっては蘇生阻止効果との噛み合いもよく，これらの攻略には役立ってくれるだろう。

　レイトゥストのダメージ基準（ダメージを算出する際に用いられる数値）は「自身の防御力」と「敵の最大HP」であり，敵のHPが多くなってくると一撃で相当なダメージを叩き出せるようになる。クールタイムも3ターン（強化で2ターン）と短いので，構成次第では普通にダメージディーラーとしても活躍できる。

　また，防御力がスキルのダメージ基準として用いられているため，アンコモン英雄のわりに防御能力が高いのも特徴だ。単身で大活躍できる英雄ではないが，ある程度なら攻撃を受けても持ちこたえられる。


　いいとこずくめのアーミジャーだが，ステータス調整が難しい点には注意が必要だ。何より重要なのはクリティカル発動率だが，これはシステムを理解しないと過剰投資になりやすい。

　クリティカルヒットの確率の計算はそこまで難しくはない。同属性や虚空属性の敵に対しては，シンプルに英雄が持つクリティカル発動率のステータスがそのままクリティカル率として扱われる。有利属性の場合は，そこに15％の“ボーナスクリティカル発動率”が追加される，と考えればOKだ。

　逆に不利属性の場合は，クリティカル率が15％マイナスされる。さらに，どれだけクリティカル発動率を上げたとしても，35％あるウィークヒット（効果低ヒット）の確率は残り続けるため，最大でも65％までしかクリティカル発動率を確保できない。

　基本的に不利属性の相手には強みを発揮できないので，アーミジャーは有利相性か通常相性の場面で出撃することになる。つまり，クリティカル発動率は100％に達していれば十分で，あとはスピードや防御力を盛るように構成すると効率がいい。


　アーミジャーはアンコモンでありながら極めて強力な英雄であり，場合によってはレジェンダリー英雄を押しのけて採用することすら考えられる。実際，筆者もスパイダーの攻略ではかなりお世話になった。

　使い道は多岐にわたり，ほかの英雄との組み合わせを考えたり，ステータスの各種効果を覚えたりするチュートリアル役の英雄としても非常に価値が高い。誰を育成すればいいか分からない初心者は，まず彼を探すところから始めてみてはいかがだろうか。

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