「怪獣８号 THE GAME」，リリース初日から4日連続でApp StoreのDL数ランキングがトップに。リリース初月に日本で700万ドル以上の収益を記録

　Sensor Towerは本日（2025年11月18日），RPG「怪獣８号 THE GAME」の分析レポートを公式ブログ（リンク）で公開した。


　怪獣８号 THE GAMEは，漫画やアニメが好評を博している「怪獣８号」をゲーム化したものだ。
　ゲーム内では，原作やアニメから分岐したオリジナルの展開が描かれる「メインストーリー」，原作やアニメの名場面を追体験できる「追憶ストーリー」，キャラクターの日常や関係性を掘り下げる「キャラストーリー」や，4人の仲間を編成して挑むターン制コマンドバトルなどを楽しめる。8月31日にiOS/Android版が，10月1日にPC版がリリースされている。


　Sensor Towerのデータによると，日本のおけるApp Storeのモバイルゲームダウンロード数ランキングでは，リリース初日の8月31日から4日間連続でトップを獲得したという。リリースから15日間はトップ10圏内を維持し，良好な滑り出しとなった。


　日本だけでなく世界市場でも配信されており，8月31日から9月30日までの市場別ダウンロード数シェアでは，日本が30％以上を占めてトップとなっている。2位はアメリカ（9％），3位はタイ（7％），4位は韓国（6％），5位は台湾（6％）と，APAC市場での人気の高さを確認できるという。


　日本における同ジャンルの収益では，怪獣８号 THE GAMEは700万ドル（約10億8500万円）以上を記録して2位となった。トップ5には，1位の「勝利の女神：NIKKE」，3位の「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」，5位の「ONE PIECE トレジャークルーズ」など，収益ランキング上位で見かけるタイトルがランクインしており，こうした中で3位のブルーアーカイブに対して，怪獣８号 THE GAMEは2倍近い収益を記録している。


　好調なスタートを支える要因の1つとして，広告展開が考えられるという。Pathmaticsのデータによると，8月31日から9月30日までの日本におけるアカツキゲームスのチャネル別インプレッションシェアを見ると，Instagramがトップで41％を占めている。続くTikTokは26％で，あわせて65％以上のインプレッションシェアを占めており，この2つが主要チャネルであることが分かる。


　同期間のクリエイティブの内訳では，全112件中87件がフィード広告となっている。フィード広告では，ゲームに登場するキャラクターや怪獣８号のロゴを前面に押し出しており，怪獣８号のIPの強さが生かされたとSensor Towerは分析する。