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GeForce RTX 5090搭載カードなど,ASUS製最新PCパーツが秋葉原で一挙に展示。2月1日には一般向けイベントを開催
Intel B860搭載マザーボード
Intelの最新チップセットである「Intel B860」を搭載したマザーボードは,ROGブランドから4製品登場し,一部を除き国内販売が始まっている。製品のグレードによって,電源回路のフェーズや搭載するUSBのポート数などの細かなスペックは異なるが,2.5GBASE-T対応有線LANやWi-Fi 7といった機能は共通して備えている。
ラインナップと税込のメーカー想定売価は以下のとおり。
- ROG STRIX B860-F GAMING WIFI:ATX,5万980円
- ROG STRIX B860-G GAMING WIFI:MicroATX,4万5980円
- ROG STRIX B860-I GAMING WIFI:Mini-ITX,4万3980円
- ROG STRIX B860-A GAMING WIFI:ATX,発売日未定
ASUSのIntel B860搭載マザーボードは,前世代の「Intel B760」搭載マザーボードから電源回路を大きく強化したのが見どころの1つだ。Intel B760搭載製品は,定格電流60AのDrMOSを採用していたのに対して,Intel B860搭載製品では,80Aのものに変更しており,デスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」の性能を引き出すという。さらに,2枚のヒートシンクをパイプでつないだ冷却機構を採用することで,電源回路付近の発熱に備える。
Core Ultra 200Sに対応したASUS製マザーボードは,AIを活用した管理機能を搭載するのが特徴だ。たとえば,AIを使ったアシスタント機能「ASUS AI ADVISOR」を搭載しており,BIOSの設定方法や任意の機能を有効化/無効化する方法を質問できる。
このほか,2024年10月に発表となった「Intel Z890」と同じく,マザーボードに装着したグラフィックスカードを簡単に取り外せる「PCIe Q-Release Slim」や,プッシュピンタイプの無線LAN用アンテナコネクタの「Q-Antenna」といったPCの自作に便利な機能も備える。
高耐久を謳うTUF GamingブランドのIntel B860搭載マザーボードは,3製品を国内販売している。ROGブランドの製品と比べて,電源回路のフェーズ数をはじめとして,スペックはやや控えめだが,比較的手に取りやすい価格なのが特徴だ。
製品ラインナップと税込のメーカー想定売価は,以下のとおり。
- TUF GAMING B860-PLUS WIFI:ATX,4万980円
- TUF GAMING B860M-PLUS WIFI:MicroATX,4万980円
- TUF GAMING B860M-PLUS:MicroATX,3万7980円
AMD B850チップセット搭載マザーボード
AMDの最新チップセット「AMD B850」を搭載したマザーボードは,ROGブランドから4製品,TUF Gamingブランドから3製品登場している。こちらも一部を除いて販売中で,ラインナップと税込のメーカー想定売価は,以下のとおり。
- ROG STRIX B850-F GAMING WIFI:ATX,5万5980円
- ROG STRIX B850-A GAMING WIFI:ATX,5万980円
- ROG STRIX B850-I GAMING WIFI:Mini-ITX,5万9980円
- TUF GAMING B850-PLUS WIFI:ATX,4万5980円
- TUF GAMING B850M-PLUS WIFI:MicroATX,4万4980円
- ROG STRIX B850-E GAMING WIFI:ATX,発売日未定
- TUF GAMING B850M-PLUS WIFI:MicroATX,発売日未定
Intel B860搭載マザーボードと同じく,電源回路を強化したのに加えて,大型の冷却機構を採用することで,「Ryzen 9000」シリーズの性能を引き出すという。
ASUS AI ADVISORをはじめとするソフトウェア面でも,Intel B860搭載マザーボードと共通する点が多い。
GeForce RTX 5090/5080搭載グラフィックスカードも展示
続いては,国内販売が始まったばかりの「GeForce RTX 5090」や「GeForce RTX 5080」を搭載したグラフィックスカードの紹介も行われた。
目玉となるのは,今回新たにROGブランドに追加となった「ASTRAL」シリーズだ。空冷クーラーを採用した「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」(以下,ROG Astral GeForce RTX 5090)は,すでに販売を開始。簡易液冷クーラーを採用した「ROG Astral LC GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」(以下,ROG Astral LC GeForce RTX 5090)も後日の発売を予定している。
いずれも従来製品から冷却機構を強化したのがポイントで,ROG Astral GeForce RTX 5090は,カード前面に3基,背面に1基の空冷ファンを搭載しており,従来製品と比べてエアフローが向上したという。一方のROG Astral LC GeForce RTX 5090は,360mmサイズの大型ラジエーターを備えており,空冷クーラーを超える冷却性能を実現したとのこと。
また,GPUに触れるヒートスプレッダを鏡面加工することで,GPUとの接触面積が増えている。GPUとヒートスプレッダ間の熱伝導素材(Thermal Interface Material,TIM)に「フェーズチェンジGPUサーマルパッド」を採用したのも見どころだ。
フェーズチェンジGPUサーマルパッドは,GPUの熱によって柔らかくなる素材で,GPUとヒートスプレッダのあいだを隙間なく埋めることで冷却性能が向上したという。
2月1日には一般消費者向けイベントを開催
なお,ASUSは,2025年2月1日の12:00から17:00まで,東京・秋葉原の「LIFORK 秋葉原 II」にて,今回紹介したPCパーツを展示するイベント「ASUS NEXT GENERATION CUSTOM PC 新製品発表イベント 2025」を開催する。
?ASUS NEXT GENERATION CUSTOM PC 2025
— ROG Japan (@ASUSROGJP) January 24, 2025
2025年2月1日(土)はLIFORK AKIHABARA IIに集合!
NVIDIA RTX50シリーズをはじめインテルやAMDの最新CPU対応マザーボードやASUS製品を体験できるイベントです?
会場限定のイベントもありますのでぜひご家族お友達をお誘いの上ご来場ください!… pic.twitter.com/H1kI5eoXke
イベントでは,ASUS製最新PCパーツの解説に加えて,ASUS製マザーボードが描かれたオリジナルトランプを使った神経衰弱も行われる。
メディア向けイベントでも,神経衰弱のデモを行ったのだが,一般的な神経衰弱のルールは,カードの数字が同じであればポイントとなる。しかし,ASUSオリジナルカードでは,数字ではなくカードに書かれたマザーボードの型番が一致しないとポイントにならないというもの。マザーボードの細かな違いが分かりにくいうえに,カードに描かれたスートや数字といった余計な情報がじゃまして,なかなかカードが覚えられないようだった。
イベントで行われる神経衰弱に参加すると,オリジナルトランプが参加賞としてもらえるという。さらに優勝者にはオリジナルのルービックキューブもプレゼントするとのことだ。
また,会場の展示品を撮影して,SNSに投稿するとオリジナルグッズがもらえるキャンペーンを実施するほか,イベント開催中に対象店舗でASUS製品を購入すると参加できる抽選会の実施も予定されている。
発売したばかりの最新製品を数多く展示しているので,気になる人は足を運んでみるといいだろう。
ASUS公式Webサイト
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