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特殊詐欺拠点を作り,犯罪の限りを尽くして借金を返済する。「Under Kingdom: Scam Centre Simulator」,Kickstarterで支援を募集中
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主人公は,莫大な借金を抱えて観光地に流れ着いた人物だ。街路を清掃すれば給料をもらえるものの,それだけでは借金を返せないため,さまざまな犯罪に手を染めていく。まずは観光客の荷物を盗んで換金し,さらには誘拐をするまでに……。こうして金をためれば拠点を作れ,そこで従業員たちを特殊詐欺で荒稼ぎが可能となる。
主人公は刻々と膨らんでいく利子に追われており,短期的な利益と長期的な生存のバランスを取ることが重要だ。限られた金と時間を設備投資や警察への賄賂,ギャンブルや被害者を増やすための広告などに投資し,常に事業を拡大していかなければならない。かといって特殊詐欺で稼ぎすぎると拠点が当局からマークされるため,目立たないような工夫も必要になるという。
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本作を手がけるのは個人開発者のJiayao Wu氏だ。「TCG Card Shop Simulator」や「Grocery Store Simulator」といったゲームに感銘を受けた氏は,東南アジアの特殊詐欺拠点をテーマとしたゲームを作ることにしたという。システムを構築するうえでは,「ペルソナ5」や「Stardew Valley」から影響を受けており,限られた時間内に複数のタスクをこなしていく内容になるとのことだ。
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プレッジ(支援)の受付期間は日本時間2025年04月26日16:16まで。10オーストラリアドル(約940円)で,自分の名前をゲーム内にクレジットとして出せる。30オーストラリアドル(約2800円)ではSteamキーも手に入り,100オーストラリアドル(約9400円)ではNPCに名前を付ける権利や,プライベートのDiscordサーバーへの招待を受けられる。
氏によれば,コアなゲーム部分はすでに完成しているそうで,6月か7月にはデモ版が,その3か月後にはアーリーアクセスをスタートする予定だという。「UnderKingdom: Scam Centre Simulatorは詐欺を行うゲームですが,Kickstarterキャンペーンは詐欺ではありません。怪しいビジネスもなく,このプロジェクトを実現するための誠実な努力があるだけです」とのことだ。
本作のSteamページはオープンしているが,日本語には対応しないようだ。〜Simulatorのタイトルはいろいろなテーマが扱われてきたが,特殊詐欺拠点を経営するというのはなかなか変わり種といえるだろう。
Kickstarterキャンペーンページ
- 関連タイトル:
Under Kingdom: Scam Centre Simulator
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