連載
ピースの中のキャラクターを動かして出口を目指すパズルプラットフォーマー「Piece by Piece」(ほぼ日 インディーPick Up!)
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足元にあるのは,たった一枚のジグソーパズルのピース。隣に浮かぶもう一枚をはめ込めば,ほんの少しだけ歩ける場所が広がる。
砕けた世界をつなぎ直しながら,王は出口を目指して歩き出す。
本日は,Neon Polygonsが手掛ける「Piece by Piece」を紹介しよう。
本作はジグソーパズルとプラットフォーマーを掛け合わせた2Dパズルゲームだ。プレイヤーはピースの中に閉じ込められた小さなキャラクターを操作し,ステージの出口を目指していく。
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このゲームの特徴は,ステージそのものが複数のジグソーパズルのピースで構成されているという点にある。
キャラクターはWASDキーで移動し,ジャンプもできるが,動ける範囲は今いるピースの中だけだ。別のピースをつなげれば移動範囲が広がり,外せば道が閉じる。
この「つなげる・外す」の操作でピースの配置を組み替えながら,出口へのルートを作っていくのが基本の流れである。
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出口にたどり着くだけなら,それほど頭を悩ませずに済むステージも多い。しかし,各ステージには金色のパズルピースが隠されており,これを集めないと先のステージが解放されない。
出口への最短ルートとは違う場所にある金のピースをどう回収するかまで考えると,一気に歯ごたえが増す。
1ステージは長くても5分ほどで解けるテンポ感で,サクッと遊びつつもしっかり考えさせられるバランスに仕上がっている。
ピースの中を歩き回るという発想
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本作の根幹にあるのは,「ジグソーパズルのピースそのものがステージになっている」というアイデアだ。
キャラクターはピースの内部を自由に動き回れるが,1枚のピースだけでは行ける場所が限られている。
隣のピースをはめ込めば足場が広がり,外せば道が消える。ジグソーパズルを「眺めて解くもの」から「中に入って歩き回るもの」に変えたこの発想が,触った瞬間に「これは新しい」と感じさせてくれる。
パズルボックスごとに変わるルール
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最初の王様パズルボックスでは,凸凹の接合部を持つピースをはめ込むオーソドックスなルールだが,次のプリンセスのパズルボックスに進むと,ピースの辺がフラットになり,接合のしかたそのものが変わる。
さらに先には,ドリルで岩盤を掘り進むギミックや,ピースを回転させる操作も登場する。
ひとつのアイデアに寄りかからず,パズルボックスが切り替わるたびに新しい遊びが始まる構成になっている。
「Piece by Piece」は,「ステージがジグソーパズルのピースでできている」というワンアイデアだけで終わらず,パズルボックスごとにルールを切り替え,最終的にそれらを掛け合わせていく構成がよくできている。
1ステージが短く区切られているのでテンポよく遊べるが,金のピースまで狙うとしっかり頭を使う。パズルゲームが好きな人なら,間違いなく楽しめる一本だ。
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