Motorola Mobility，SIMロックフリースマートフォン「Moto G4 Plus」を国内発売

　2016年7月13日，Motorola Mobilityの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパンは，SIMロックフリー対応のAndroidスマートフォン「Moto G4 Plus」を7月22日以降に国内発売すると発表した。Qualcomm製のミドルクラスSoC（System-on-a-Chip）である「Snapdragon 617」（MSM8952）を採用する点と，レーザーによるオートフォーカス機能を持つ約1600万画素のカメラ機能を搭載する点，そして，2基のmicro SIMカードスロットを備え，同時に待ち受けできる「デュアルSIMデュアルスタンバイ」に対応する点が特徴だ。

Moto G4 Plus

　ラインナップは，メインメモリ容量が3GB，内蔵ストレージ容量が32GBとなる上位モデルと，メインメモリ容量2GB，内蔵ストレージ容量16GBとなる下位モデルの2製品。メーカー想定売価は順に3万5800円，3万2800円（税別）となっている。
　Amazon.co.jpでは上位モデルの予約を受け付けており，販売価格は3万8644円（税込）だ。

カラーバリエーションはブラック（左）とホワイト（右）の2色を用意

　本稿の冒頭で紹介したデュアルSIMデュアルスタンバイについては，少し説明が必要だろう。
　SIMロックフリー端末で，SIMカードスロットを2つ備えるものは珍しくない。だが，そうしたスマートフォンに2枚のSIMカードを装着していても，いざ使うときは，設定画面を開いてどちらか一方を指定しなくてはならない場合が多いのだ。それに対してMoto G4 Plusでは，そういった切り替え操作なしに2枚のカードを使い分けられるという。
　つまり，データ通信は高速なLTE対応のSIMカードを使い，通話は安い3GのみのSIMカードでといった使い分けが，比較的容易にできるというわけだ。ただし，2枚のSIMで同時に通信することはできない。

背面パネルを開けると，microSDカードスロットに並んで2つのmicro SIMカードスロットを確認できる（左）。右はホームボタンで，ここには指紋認証センサー機能を内蔵

　上位モデルでも税込価格は3万円台後半と，手の届きやすい価格なのは明確な魅力と言っていいだろう。デュアルSIM構成が気になる人もそうでない人も，SIMロックフリー端末を検討しているなら，選択肢に入れる価値がありそうな製品ではないだろうか。

●Moto G4 Plusの主なスペック

• メーカー：Motorola Mobility
• OS：Android 6.0.1（Marshmallow）
• ディスプレイパネル：5.5インチIPS，解像度1080×1920ドット
• プロセッサ：Snapdragon 617（MSM8952，8 CPUコア＋Adreno 405，最大CPU動作クロック1.5GHz）
• メインメモリ容量：2，3GB
• ストレージ：内蔵（容量16，32GB）＋microSDXC（最大128GB）
• アウトカメラ：有効画素数約1600万画素
• インカメラ：有効画素数約500万画素
• バッテリー容量：3000mAh
• 待受時間：未公開
• 連続通話：未公開
• LTE通信周波数帯：Band 1/3/5/7/8/19/20/28
• 無線LAN対応：IEEE 802.11n
• Bluetooth対応：4.1
• 本体サイズ：76.5（W）×152.9（D）×7.87（H）mm
• 本体重量：約157g

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