マウスコンピューター，Windows Phoneデバイスの開発を表明。SIMロックフリーで国内投入

　2015年2月23日，マウスコンピューターは，Windows Phoneデバイスの開発着手を発表した。同社によれば，国内投入されるのは，LTEに対応したSIMロックフリー端末になる予定とのこと。公開された試作機の写真を見る限り，スマートフォンタイプのデバイスと判断していいだろう。2011年に富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製のWindows Phone 7.5搭載スマートフォン「IS12T」が登場して以来途絶えていたWindows Phone端末が，ようやく日本でも復活することとなりそうだ。
　なお，商品構成や発売時期は，後日あらためて発表されるとのことだ。


　現在のPC向けWindows 8.1とスマートフォン向けのWindows Phone 8.1はまったく別のOSだ。しかし，次期Windowsである「Windows 10」では，PC向けとスマートフォン向けのOSには違いがなくなり，PCからタブレット，スマートフォンのすべてで同じWindows 10が動作するようになる。
　マウスコンピューターとしてはそうした新OSの登場を踏まえて，Windows Phone端末を同社の製品ラインナップに加える必要があると判断したようだ。

　いずれにしても，ようやく日本でも最新プラットフォームのWindows Phoneが登場するということを，今は素直に歓迎したい。

マウスコンピューター 公式Webサイト

株式会社マウスコンピューター（代表取締役社長：小松永門，本社：東京都，以下「マウスコンピューター」）は，Windows Phoneベースのデバイス開発契約を締結し，Windows Phoneベースのデバイスの開発に着手していることをお知らせいたします。

　弊社では，マイクロソフトのひとつのWindowsで幅広いデバイスをサポートするという取り組みを強く支持しており，従来のデスクトップパソコン，ノートパソコンに加え，ワークステーション，タブレットパソコンなど，製品カテゴリを拡充して参りました。新たに，今後さらなる需要の拡大が見込まれておりますWindows Phoneをベースとした製品を最新ユビキタス端末としてラインナップ化することにより，いつでもどこでも，ネット上の動画や音楽コンテンツの視聴，ウェブブラウジングや，オフィスソフトウェアが同じOSプラットフォーム上にて実現し，需要の拡大を図っていきます。

　なお，現時点ではLTE対応SIMフリーを予定しております。詳細な製品構成や販売時期につきましては，改めて後日発表させていただきます。