SNKの楽曲をピアノアレンジしたレコードが登場。「サムスピ」「餓狼 MARK OF THE WOLVES」などNEOGEO作品から「ヴァンガード」「ASO」まで

　フランスのWayô Records（和洋レコーズ）は，SNKの楽曲をピアノアレンジしたレコード「SNK Sound Waves - Wayô Piano Collection」の予約を受け付けている。価格は43.2ユーロ（約7700円）で，2025年12月に発売される予定だ。


　このアルバムは2枚組26曲77分の構成となっている。SNKといえば1990年に発売されたNEOGEOのインパクトが強いが，このアルバムではそれ以前のゲームまで取り上げているのが特徴だ。
　「THE SUPER SPY（ザ・スーパー・スパイ）」「SAMURAI SHODOWN（サムライスピリッツ）」「THE KING OF FIGHTERS '94」「THE LAST BLADE（月華の剣士）」「GAROU: MARK OF THE WOLVES（餓狼 MARK OF THE WOLVES）」「METAL SLUG 3（メタルスラッグ3）」といったNEOGEO作品から，「VANGUARD（ヴァンガード）」「ALPHA MISSION（ASO）」「TIME SOLDIERS（バトルフィールド）」「PREHISTORIC ISLE（原始島）」といった1980年代のゲームまでがフォローされている。

　選曲もファンのツボを押さえており，ネオジオの起動曲，「サムライスピリッツ」のナコルルステージ「自然の宴」や「龍虎の拳」の藤堂竜白ステージ，「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のカインステージ「Dignity Palace」など印象深い曲がピアノアレンジされているのがうれしいところ。

　なお，アレンジと演奏を担うのは，フランスのピアニストであるNicolas Horvath氏だ。公式動画も公開されているので，気になる人はチェックしてみよう。



　Wayô Recordsは日本のアニメやゲームの楽曲を扱うパブリッシャで，「イースII」のPC-8801mkIISR版の楽曲とアレンジ曲を収録したサントラをカセットテープで販売したり，「メタルスラッグ」シリーズのサントラをレコードで発売したりと，品ぞろえはなかなかにディープだ。


　日本語サイトがあるのに加え，FAQ（リンク）には「世界中に発送する」とあるので，日本からの注文も可能なようである。懐かしい楽曲がピアノアレンジでよみがえるということで，当時を知るファンにとってはたまらないはず。「餓狼伝説」シリーズの最新作である「餓狼伝説 City of the Wolves」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4）からSNKを知った人にとっても興味深いアルバムとなるだろう。