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[COMPUTEX]すべてはオーバークロックのために。GIGABYTEから“常用不可能”なマザーボードが発表される
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| 発表会は台北市内の高級クラブレストラン「Brown Sugar」を貸し切って行われた。入口ではGIGABYTE広報美女がお出迎え | |
発表会の内容は基本的に,5月8日に発表されたIntel 9シリーズチップセット搭載製品の復習だった。なので,そのあたりの話は過去のレポートを参照してもらい,本稿では新情報のみにフォーカスしてお伝えしたいと思う。
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| イベントのプレゼンターを務めたGIGABYTEのColin Brix氏(左)。Intel 9シリーズにちなんで「猫には9つの命がある」ということわざを引用したうえ,猫の鳴き真似コンテストが始まり,会場がウソっぽい猫の鳴き声に包まれる一幕も | |
CPUクーラー取り付け穴なし,DIMMスロットは2基のみのオーバークロック専用マザーボードが登場
さて,今回の発表会で初披露された唯一の新製品は,オーバークロック専用マザーボード「Z97X-SOC FORCE LN2」だ。「より高度なオーバークロッキングを楽しむために開発されたもの」(Brix氏)だという。用途が用途だけに,販売も数量限定となる。そのため,日本市場にどれくらいの数が入ってくるのかは不明だ。
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| Z97X-SOC FORCE LN2の背面側(左)とケース前面側(右)のI/Oインタフェース。前面側にフルサイズのUSB type A端子が2つ並んでいる点に注目。これはオーバークロック中にデータを保存したり,OSを起動させたりするときに,マザーボードの前面側にUSBポートがあるほうが便利という理由による。PCケースに組み込まずに使うオーバークロック用マザーボードらしい特徴だ | |
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まず1つめは,CPUクーラーの取り付け穴を省略したことだという。普通のマザーボードならばCPUソケット周辺にあるはずのクーラーを固定するための穴が,Z97X-SOC FORCE LN2にないのだ。
Brix氏によると,これにより,DIMMスロットを少しだがCPUソケット側に近づけることが可能となり,マザーボード上の配線も直線的にできるのだという。
2つめは,DIMMスロットを2基しか搭載していないことだ。一般的なATXタイプのマザーボードなら,4基のDIMMスロットを備えているものだが,Z97X-SOC FORCE LN2はこれを半分にすることで,DIMMスロットをさらにCPU側へと近づけることが可能になったという。配線長を短くすることで,DIMMスロットへの配線に対するノイズの影響を軽減するといった効果もあるそうだ。
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この2つの「こだわり」は,オーバークロック動作で実際に効果があるのだろうか。イベントではそれを示すために,DIMMのオーバークロックデモが披露された。
ステージに登場したGIGABYTE専属のオーバークロックチームが液体窒素を使って冷却を行うと,メモリの動作クロックは4.5GHzに到達。これはメモリのオーバークロックで世界新記録の樹立となるそうだ。
ちなみに,会場内では空冷によるデモ機が動作しており,3.6GHz程度で安定駆動している様子を確認できた。
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| 「DRAM Frequency」の値が「2250.8MHz」となっている(左)。実際のデータ転送レートはこの倍となるので,4.5GHzで動作しているわけだ。右写真は世界新記録を達成して喜ぶGIGABYTE専属のオーバークロックチーム | |
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| こちらは会場で展示されていた空冷ベースのデモ機(左)。このシステムでは,メモリーが約1.8GHz×2の3.6GHzで安定動作していた | |
自作派PCゲーマーがマザーボードを選ぶときは,とにかく安定して長時間動くことが重要なポイントになるもの。その点からすれば,Z97X-SOC FORCE LN2は真逆の製品ともいえるわけだが,これはこれで興味深くもある。
かつてマザーボードメーカーは,ゲーマーとオーバークロッカーを一緒くたに扱ったため,無用の誤解や軋轢を生んだこともあった。Z97X-SOC FORCE LN2の登場は,ゲーマー向けマザーボードとオーバークロッカー向けマザーボードでは,進化の方向性が異なるのだということを,メーカー側も正しく認識してきたことを意味しているといえよう。それはゲーマーにとっても,決して悪い話ではないはずだ。
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GIGABYTE 日本語公式Webサイト
COMPUTEX TAIPEI 2014取材記事一覧
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