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最大120Gbpsのデータ送信も可能な「Thunderbolt 5」をIntelが発表。外付けGPUボックスの性能向上に期待
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印刷2023/09/13 19:44

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最大120Gbpsのデータ送信も可能な「Thunderbolt 5」をIntelが発表。外付けGPUボックスの性能向上に期待

 米国時間2023年9月12日,Intelは,高速インタフェース規格「Thunderbolt」の最新版となる「Thunderbolt 5」の概要を公開した。Thunderbolt 5は,既存の「Thunderbolt 4」をベースとしたもので,コネクタにはUSB Type-Cを用いる。USBの次世代規格「USB4 Version 2.0」や,DisplayPort規格の最新バージョン「DisplayPort 2.1」といった規格との互換性も備えるのもポイントだ。
 Intelによると,同社のThunderbolt 5コントローラ(開発コード名:Barlow Ridge)を搭載したPCは,2024年に登場する予定だという。

Thunderbolt 5の概要
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Thunderbolt 5は,Thunderbolt 4/3やUSB4,USB 3.x,DisplayPort 2.1との互換性を備える
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 信号の変調に「PAM-3」(Pulse Amplitude Modulation with 3 Levels)を利用することで,送信と受信でそれぞれ最大80Gbpsの通信を可能とするのが,Thunderbolt 5における特徴だ。また,Thunderbolt 5では,送信と受信でそれぞれ2系統の伝送レーンを備えているが,受信側レーンの1つを送信側に変更する「Bandwidth Boost」を使うことで,最大120Gbpsのデータ送信も行えるそうだ。これは,主に高解像度ディスプレイとの接続を主眼においたもので,7680×4320ドット(8K)解像度のHDR映像や,1920×1080ドットで最大フレームレート540Hzといった映像を伝送できるようになるという。

標準では,送受信それぞれ80Gbpsずつのデータ伝送を行うが,受信側のレーンを送信側に振り分けることで,最大120Gbpsのデータ送信も可能だ
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Thunderbolt 5とThunderbolt 4の機能比較。Thunderbolt 5では,2枚の8Kディスプレイ,3枚の4K/144Hz対応ディスプレイなどとも接続できる
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 このほかにも,データ伝送の帯域幅が広がることで,外部ストレージや外付けGPUボックスと接続したときもその性能を引き出しやすくなるという。

 Thunderbolt 5における転送速度の向上は歓迎したいところだ。ただし,「コネクタはUSB Type-Cだが,どの規格に対応しているか分かりにくい」問題や,対応ケーブルの見分けにくさに拍車がかかりそうな点は懸念すべきだろう。Intelは,見分けがつくようにロゴマークやアイコンを工夫するとしているが,より分かりやすい表記が求められる。

相変わらず雷マークをベースとしており,既存の規格と見分けがつきにくい
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Intel日本語公式Webサイト

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